タイヤ点検、してますか? | 裕ちゃんが、言うよね~!

タイヤ点検、してますか?


パンクより恐ろしい、
タイヤのバーストとは?



「タイヤのバースト」急増中!
車の性能向上も原因?

車を運転中に
タイヤがバースト(破裂)すると、
ハンドルを取られて
大事故になる恐れがある。

パンク等を含めたタイヤ故障による
日本自動車連盟(JAF)の救援件数は、
この10年で十数万件も増え、
2018年度は約41.5万件に達した。

約5件に1件が
タイヤに関するトラブル救援要請。

2020年度
(2020年4月1日~2021年3月31日)に
JAFが行ったロードサービスは
全国で2,117,485件、
1日平均5,801件でした。

帰省のため長距離を走る年末年始に
要請が多いという。
バーストが起きる理由と
防止法を紹介する。




バーストとは?
よくフォーミュラカーレースで、
タイヤがちぎれ飛び、
ホイールだけになるシーンがあるが、
あれが『バースト』だ。
特にリヤタイヤが多く見られるだろう…
時には、バーストの勢いで、
フォーミュラカーが
宙を飛ぶ事もあるだろう…
クギ等で穴が開くだけの
『パンク』とは違う…


東京都内で働く50代の男性は、
高速道路で目前を走る前走車の
タイヤがバーストした。
片側3車線のうち真ん中の車線を
走行中だった。
「左側車線の少し前方を走る車から
何か小石ぐらいの物が飛び散り、
自分の車のバンパーに
ボンボンとぶつかってきた。
横目で問題の車を見ると、
とても古い車で、
タイヤから煙が出ていて、
ガタつきながら減速していました。」


バーストが起きる要因はさまざまだ。

路面の石やクギといった障害物を踏む等
防げない場合もあるが、
防ぐ事ができる場合も少なくない。

日本自動車タイヤ協会の担当者は
こう話す。
「空気圧不足は、
バーストになる可能性があります。
速度が上がると、
過度にタイヤが波の様に変形して
異常発熱する事があるからです。」
(スタンディング・ウェーブ現象)

日本自動車タイヤ協会 リンク先…
 アプリも あります…
 マイカー所有者、
 業務用車両所有者は、
 アプリをインストールしましょう…

スタンディングウェーブ現象が
起きると、
数秒後には、バーストして、
タイヤがちぎれ飛ぶ…

タイヤには指定空気圧がある。
取扱説明書や
ドア内側等に明記してある。
タイヤインチアップしたら、
販売店に適正空気圧を聞こう。
指定タイヤサイズ以外では、
指定空気圧のままではダメである。

指定空気圧ステッカーは、
車種により、
給油口フタの裏の場合もある…


これを下回ると空気圧不足になる。
日本自動車タイヤ協会によると、
乗用車用タイヤの空気圧は
1カ月で5〜10%程度低下する。
少なくとも月1回の空気圧点検を
呼び掛けている。

ところが、月1回の空気圧点検を
怠る人が少なくない。
JAFの2017年のアンケートで、
1カ月以内の間隔でタイヤ点検する人は
27.4%にとどまった。

クルマが好き、ドライブが好きな人や、
業務用車を扱うメカニック等でしょう。
自家用車ではガソリンスタンドや、
整備工場、カー用品店任せのため、
所有者やドライバーが点検する
可能性は低いです。



東名高速道路浜名湖サービスエリアで
日本自動車タイヤ協会が
2019年10月に実施した
タイヤ点検では、
乗用車の48.8%が空気圧不足だった。
約半分が、危機管理が出来てなく、
タイヤバーストで
車両が操縦不能になり、
他車と追突する危険性があるのだ!
もしかして、
自分の車に飛び込んでくる?
アンケートでは、
空気圧点検は
月1回以上が13.7%にとどまり、
最も多かったのが
年2回程度で43.6%だった。
定期点検ごとしか、点検してない様だ。
空気圧点検&補充は、
ボッタクリ業者でもない限り、
フルサービスのガソリンスタンドでも、
工賃等は取らないはずだ…
無料なのだから、毎日でも点検しよう!
★タイヤショップ、カー用品店で
 増えてきたチッ素ガス補充は、
 有料の場合あります…


㊟セルフガソリンスタンドとは、
 給油や洗車、点検等は
 ドライバー任せ、
 施設により、
 料金支払いも機械で行う。
 給油中の窓拭きサービスも無い…

 これに対し、フルサービスとは、
 スタンドの従業員が給油や洗車、
 料金の受け渡しを行う。
 給油中に窓拭きしてくれたりもする。
 フルサービスは、スタンドの従業員の
 人件費も価格に含むため高額。

「車の性能が良くなっており、
ボンネットを開けてエンジンオイルや
冷却水をチェックする人は
少なくなっています。
昔に比べ、車のメンテナンスへの意識が
薄れてきているのではないでしょうか。
ゴム製タイヤの空気圧が
自然に低下するのは
昔と変わらないのですが…」
平成生まれ以後だと、
自動車や運転に興味無い、
運転免許は
就職を有利にするだけの資格であり、
テレビゲームや
ゲームアプリばかりやってて
メカに弱い、
異性にモテる外見・ビジュアルが
大切なので、
オイル汚れしたくない等もあるだろう…


業界関係者たちは、
価格が安いセルフスタンドが多くなり
自分で空気圧等のメンテナンスを
しなくなった事、
電気自動車なら
給油に行く必要が無い事、
車の燃費が向上して
給油頻度が減っている事等も指摘する。
一部のカー用品店やディーラーでは、
パンクしない限り
空気圧が変動しにくい、
チッ素ガス補充をしている事も、
点検を怠る要因だ。
㊟チッ素ガスは、
 普通の空気と混ざっても意味が無く、
 現行タイヤから全て空気を抜いて、
 チッ素ガスに
 入れ替えなくてはならない。
 チッ素ガスも「減りにくい」だけで、
 まったく「減らない」訳では
 ないので、
 こまめに空気圧は、要点検だ。



具体的にタイヤの点検は、
どうすれば良いのだろうか。
自分が運転する車の指定空気圧は、
運転席のドアを開けた車体部分等に
表示があり、チェックできる。

日本自動車タイヤ協会では、
指定空気圧を基準に
0〜+20キロパスカル(kpa)の
範囲にする様 推奨する。
給油の際にスタンドで
タイヤに空気を入れるのが
一般的だろう。
旧車でkgf/cm2表示の場合もあるが、
現在はkgf/cm2の単位は
使わなくなった…
数値はそのままに
kpaに単位を変えれば良い。
単位が変わったからと、
数値はそのままなので
難しく考えなくて良い。



理想は
走行前のタイヤが冷えている状態で、
エアゲージで空気圧測定するのが良い。
走行するとタイヤが発熱し、
空気圧膨張により上昇する。

最近はフルサービススタンドが
少なくなり、
特に地方ではかなりの距離を
走行する必要も出てきている。
過疎地の山村等では、
従業員の高齢化等で、閉店も多い…

空気圧は燃費にも影響し、
日本自動車タイヤ協会は
「タイヤの空気圧不足は不経済です」と
呼び掛けている。
空気圧不足は
1リットルあたり4〜7円も高い
燃料代を使っているのと同じだという。
空気がパンパンのバレーボールと、
空気が少ないバレーボールとを、
平地で転がすと分かるだろう…
空気が少ないバレーボールは、
転がりにくい…空気圧不足という訳だ!
空気がパンパンのバレーボールは、
軽い力で遠くに転がる…
軽い力→燃費向上という訳だ!



タイヤ業界関係者はこう指摘する。

「ドライバーのみなさんは
安いスタンドを探している方が
多いですが、
タイヤの空気圧を適正にするだけでも
エコな運転になります。」
燃料残量警告灯が点灯すると、
50キロくらいは走行できると言うが、
空気圧不足では、50キロ走れないかも?
高速道路では、
給油可能な、次のサービスエリアまで
走れないという訳だ!

高速道路上でガス欠すると、
道交法違反となります!


さらに大事なのは、
タイヤには寿命がある事を知る事だ。

日本自動車タイヤ協会は、
パンクやタイヤの溝残量、
いたずらによるパンク等無くても、
紫外線や車両重量が常にかかるので、
購入して夏タイヤで5年、
オールシーズンタイヤで4年、
スタッドレスタイヤで2年を経たら
販売店等の専門家に
見てもらう事を勧める。
タイヤ製造年経過による
車検点検項目は無い。
車検任せのクレームはできないのだ!
タイヤの製造年までは詳しくない、
新車/中古車ディーラーよりは、
タイヤ販売店や大手カー用品店の方が、
製造年でもアドバイスしてくれる。
ディーラーも、
下請けタイヤ販売店に依頼する程度だ…

駐車スペースが道路沿いで、
タイヤが外から見える場合、
野良犬等がオシッコをする事でも、
タイヤゴムの劣化は速まる!


製造後10年以上のタイヤは、
無条件で交換した方が良いという。
タイヤ側面が、
かなりヒビだらけだろう…
二人以上乗っただけで、ヒビが裂けて、
エアサス車両でもないのに
走る前にタイヤが潰れたりして!

4月8日は、
タイヤの日ですね…
自動車、自転車問いません。