料理撮影時の鉄則②… | 裕ちゃんが、言うよね~!

料理撮影時の鉄則②…


スマホ写真講座的
「料理撮影で
 ここは気を付けよう」
少しだけ盛り付けを直す


料理撮影時の鉄則①…から、続き。


今回は、
他社カメラ付き端末でも生かせる、
料理撮影のポイント
「少しだけ盛り付けを直す」について
説明します。

◆鉄則:少しだけ盛り付けを直す


通常、飲食店の盛り付けは、
その店独自のこだわりが垣間見れる、
こだわりポイントでもあります。
とは言え、雑誌やテレビ撮影ではなく
撮影アポイントも無い
通常営業中ですから、
メニュー表の参考写真の様に
必ずしも撮影に向いた
盛り付けになっているかと言えば、
そうでもありません。

例えば
青椒肉絲(チンジャオロース)では、
ピーマンの背中側(緑の濃い側)が
写真に写った方が色合いが良いですし、
麺類であれば具材の向きや重なりが
意外とクオリティに影響してきます。


さらにコールドドリンクであれば
氷の溶け具合も重要ですし、
グラスに水滴が付いていれば
さらに冷えてる感じを演出できます。

定食だとしても白米の盛りが
ツヤ&テカり具合や陰影として
意外と画面に影響を与えます。
ラーメンで焼き海苔、味付け海苔が
刺さってる場合も、
早く撮影しないと海苔が溶けて
磯海苔の様に
スープに散ってしまいます。
湯気の写り具合も、欲しいですね。

という事で、
これら「より良くなるポイント」や
「ちょっと汚く
見えてしまうポイント」を
軽くお直ししてあげるのが、
日常の中でのテーブルフォトで
クオリティを上げるポイントと
なります。


中でも良く実施するのは、
丼やお皿の縁を
少しだけキレイにする事。
高級三ツ星レストランや高級料亭等で
料理長が最後に見る所ですね。
ペーパーナプキン等で
少しだけ縁を拭ってあげるだけで、
指紋やソース汚れ等を無くし、
皿の縁からの反射光により
盛り付けの美しさが倍増します。
あとは
ご飯粒が変な所に付いていないか等は
チェックしますね。

という事で、
基本の盛り付けを尊重しつつ
「よりキレイになりそう」という
ポイントを探してみて下さい。

自宅の食事で
練習しておくと良いでしょう。
日中の屋内、蛍光灯下の屋内でも
光の当たり具合で
美味しさも変わります。
食卓が窓際にあれば、
窓際席のカフェ等の練習に
なるでしょう。

同じ料理を、
スマホを立てて撮影するのと、
横画面にして撮影するのとでも、
印象が違います。

フィルムカメラと違い、
カメラ付きスマホやデジカメなら、
練習が終わった画像は削除できますね…

★なお、練習には
 画像加工アプリ等は使わず、
 撮影したままを見て学習して下さい。
 単眼カメラのスマートフォンなら、
 広角、望遠、魚眼等の
 後付けレンズがあれば、
 効果を試すには練習が良いでしょう。
★高級レストランで
 撮影許可をもらえた場合も、
 テーブルマナーは
 最低限熟知して下さい。
 ナイフフォーク等の置き方次第では、
 食べる途中でも
 下げられてしまいます…


なお、撮影はなるべく手短に行い、
可能な限り早く
食べ始める様にして下さいね。
なるべく提供した時の温度で
食べて欲しいのが、
料理長の意向であり、
店外待ち&店内のお客様の
迷惑でもあり、
営業妨害として訴訟起こされたら
悪印象が先に立ち、
ブログやYou Tube等も
誰も見てくれません。


料理撮影時の鉄則③…へ続く