料理撮影時の鉄則①…
スマホ写真講座的
「料理撮影で
ここは気を付けよう」
余計な物を入れない…
今回は、スマホ以外でも活かせる
料理撮影のポイント
「余計な物を入れない」について。
鉄則:余計な物を写り込ませない
インスタグラム撮影等において
気を付けておくだけで、
グッと料理撮影の印象を良くする
ポイントのひとつ
「余計な物を入れない・
写り込ませない」について紹介します。
スマートフォンのカメラにおいて、
2018年以降から増えてきた
複眼カメラでは
広角レンズと望遠レンズの
組み合わせが多いですが、
古くから在る
単眼(一眼)カメラの場合、
基本的に
広角レンズで構成されています。
これは景色を撮る事を前提とした様な、
広い範囲を写すためのもの。
人間の視野範囲に近くしています。
近年の液晶テレビも、
ブラウン管テレビ時代の4:3比率から、
横長広角の16:9が主流です。
昔のワンセグ付きガラケーも、
4:3液晶比率が主流でしたね。
2019年モデル以降の
スマートフォンだと、
ポケットからハミ出す事必須な
縦長液晶パネルの21:9なんて、
超ワイドな比率もあります!
(Xperia、Gallery等…)
そんなカメラを料理写真に持ち込むと、
実はテーブルの中の余計な所まで
写してしまいがちです。
カメラの視野が、広いのです。
この余分な物とは、
たとえば隣のテーブルだったり、
食べかけ・下げ待ちのお皿だったり、
汚れたペーパーナプキンだったり。
後から見返した時に
残念な気持ちになる様なもの全般です。
重要なのは、
スマートフォンのカメラの場合、
写る物(被写体)は
画面に表示されているという事です。
画面に見えない物、
画面から外れた物は、
画像として写らない事ですよね…
撮影時にも見えているはずの物が、
気分的に見えなくなっているんですね。
つまり見逃している失敗例です。
この失敗を防ぐ方法は3つあります。
1つは、
撮ってすぐ内容を確認する方法。
撮影した写真を
すぐにチェックする事で、
不要な物の写り込みが
有るのか無いのかを判断、
必要に応じて再撮影を実施できます。
現像するまでは分からない、
フィルムカメラ時代にはできない、
再チェックですよね…
再チェックで失敗と分かっても、
撮影してしまったら1枚ムダとなる
フィルムカメラに対して、
明らかに失敗と分かれば、
現場でデータ削除により
撮影枚数を確保出来るのも、
デジカメ含む
SDカードカメラならでは…
2つめは、撮影時、
シャッターを押す前に
写り込んでいる物を
しっかり確認する方法です。
前述の通り、
スマホの写真はシャッターを押す時に
画面に写っている物が全て。
隅々まで確認してから
シャッターを押すくせを付ければ、
意図しない物が写り込む可能性を
下げる事ができます。
慌てないで…
カフェ等の撮影で、
テーブルの奥に、他のお客様や子供、
カフェの従業員が写り込む事も
ありますね。
知人含めて、他人が写ると、
プライバシー問題にも関わります。
画面以外に周りも確認して
誰も来ないタイミングに
撮影すれば良く、
後でトリミング加工すれば良いや、
スタンプ等で隠せば良いやという
安易な気持ちでは、
良い写真や動画は撮れません。
トリミング加工すると
範囲が小さくなり、
モザイクの様に荒く
解像度が低い画像となってしまいます。
テレビのロケなら
店休日に特別に開けてもらったり、
カメラの撮影範囲内に
他のお客様が座らない様に、
前後左右のテーブルを空ける等の
手配も可能でしょう。
一般人が自分の撮影のためだけに、
他のお客様や仕事中の従業員を
拘束・排除する権利はありません。
最悪の場合、
従業員にとっては営業妨害等で
他のお客様にとっては人権侵害等で
告訴されかねます…
最後に、
そもそもテーブルの上を片付けておく
方法もおすすめです。
特にテーブルが狭く、
画角の調整等で余計な物の写り込みを
避けられない時は、
とにかくテーブル上をキレイに保ち、
写っても大丈夫な物だけを置く様に
心がけましょう。
ビジネスマンが喫茶店で撮影する場合、
メニューのみを活かしたい場合は、
ラップトップPCや週刊誌等が
余計な物ですが、
職場の昼休みの
雰囲気作りをしたい場合は、
これらもエキストラとして
写り込ませた方が良いですね。
友達とランチ等でも、
メニューだけの撮影なら
旅行雑誌やパンフレット等が
余計ですが、
夏休みのプラン作成イメージなら、
これらがエキストラに活きてきます。
主役脇役とエキストラの関係です。
総合病院が舞台のテレビドラマ等で
医者と患者、
患者の家族が主役脇役なら、
廊下を歩く他の患者やナースは
その他大勢的な、
台詞も無いエキストラですよね…
シーンによっては、
エキストラまでは余計な物ですが、
エキストラが必要なシーンもあります。
ちなみにこの方法、
友達とランチしてる時等に
お互いにインスタグラム撮影等を
する場合、
同席している人の写真も
勝手に良くなっていくという
副次的な効果が有るとか無いとか。
スマートフォンのカメラなので、
手で持つ時に、レンズに指が当たると
指紋まで写ったりします。
撮影前にクリーニングしましょう…
できるだけレンズに当たらない
持ち方を練習しましょう。
レンズ位置が変わる事もあるので、
機種変更に注意です。

料理撮影時の鉄則②…へ続く