キャッシュレス化の落とし穴… | 裕ちゃんが、言うよね~!

キャッシュレス化の落とし穴…


便利でお得な
クレジットカードですが、
取り扱いにはご注意を…



◆クレジットカード、
 一人1枚は当たり前?

現金払いよりもカード支払いだと、
ポイント還元されたり等々、
さまざまな方法での
キャッシュレス推奨化が
進んでいますが、
現金支払い以外で
最も利用者が多いといえる
決済方法はクレジットカードでしょう。

クレジットカードは
ネットショッピングや家電量販店、
公共料金や家賃の支払い等、
さまざまなシーンで利用できる上に、
ポイントサービスも受けられる
便利な決済サービスですが、
一方でトラブルに巻き込まれてしまう
リスクも存在します。

日本クレジット協会が実施している
四半期調査「クレジットカード
不正利用被害額調査」によると、
クレジットカードの不正利用被害額は
2017年が約236億円、
2018年も約235億円となっており、
2017年以降高止まりしている
状況です。
なお、2021年では、約251億円です。

では、
どうして不正利用のターゲットとして、
クレジットカードが
狙われるのでしょうか?
その理由や手口、
そして被害に遭わないための対策術も
含めて紹介します。



◆どうやって、
クレジットカード情報は狙われる?

クレジットカード情報は、
「詐欺行為」や「売買」等を
目的に狙われます。
代表的な手口は、
カード会社を装ったメールを送り付けて
クレジットカード情報を
引き出そうとする
「フィッシング詐欺」や、
こうした手口で入手した情報が
違法に売買され番号盗用されてしまう…
等々が挙げられます。

特に「カード番号」「氏名」
「有効期限」「セキュリティコード」の
個人情報入力で決裁可能な
ネットショッピング等で
悪質なサイトにひっかかり、
トラブルになるケースが多くあります。

クレジットカード会社も
セキュリティ面で
多くの工夫をしていますが、
どういった手口で
盗まれるのでしょうか?

①実在するサイトや企業を
 装ったメールのリンク

ニュース等でも話題になりましたが、
Amazon(AnAsOm等々)や
佐川急便(佐川通便等々)といった
企業からのメールに見せかけて、
本文内のリンクをクリックさせようと
誘導してきます。
うっかりアクセスすると
本物そっくりのページが表示され、
クレジットカード情報等を入力させ
盗むという流れです。


②普段は入力しない場面で
 クレジットカード情報を求められる

クレジットカード会社の
偽サイトを使った手口だけでなく、
正規のサイトにログインしたのに、
ウイルス等が原因で
偽サイトが表示される被害も。
偽サイトでは、カード番号や有効期限、
セキュリティコード等の
入力項目が表示され、
いつもなら入力する必要が無い情報を
入力させようとしてきます。

③SNSの投稿からアクセスし、
 クレジットカードを登録

SNS上で知り合いのアカウントを装って
詐欺サイトのアドレスを投稿して
アクセスさせ、
そこでクレジットカード情報を
入力させるという手口です。
SNSでつながっている人だからという
安心感に付け込み、
アカウントのなりすましや
乗っ取りによって
ユーザーにアプローチを行います。

「怪しいメールやサイトは
すぐに気付く」と
思う人も多いかもしれませんが、
その油断が思わぬトラブルになる事も…
手口を知っておく事は
予防策の第一歩です。



◆クレジットカードの不正利用を
 防ぐ3つのポイント

クレジットカードの不正利用の被害は、
カードを初めて使った人だけではなく、
普段から利用している人にも起こる
可能性があります。
日ごろから気を付けておきたい
3つのポイントを紹介します。

①送信元が確認できないメールに
 添付されたファイルは開かない

②見覚えの無い
 メールやSNSのリンクは、
 クリック前に安全なものかどうか
 検索してみる等、
 安易にクリックはしない

③セキュリティサービスや
 セキュリティソフトの活用、
 アップデートの実施等
 事前対策を行う

その他、
外出先で無料Wi-Fiスポットを
使う時は、
むやみに個人情報を入力しない事も
オススメします。
万が一被害に遭っても、
クレジットカード会社による
補償もあります。

しかし、
補償条件がクレジット会社によって
異なっていたり、補償を受けるため
クレジットカード会社への届け出や
警察へ被害届を出したりと、
時間と労力を費やされてしまいます。

特にインターネットで
クレジットカードを使う時は、
上記のポイントを
しっかりと実践しましょう。



◆さいごに

普段から被害に遭わない様
意識をしていても、
不正利用の被害に
巻き込まれてしまうリスクは
ゼロにはならないものです。

ネットショップは利用してなくても、
預金残高を見るためだけの
金融機関公式サイト等も、
個人情報(カード番号等)を盗まれたら
翌週には預貯金ゼロなんてあり得ます。

金融機関やスマートフォンの
セキュリティよりも
ユーザーの危機意識は、
こちらから知らない内に
操作中に教えてしまったりして
破られやすいのです。

詐欺師が探らなくても、
巧みなワナで
あなたからカード情報を
教えていたら、
マヌケですよね…
しかも、一人に漏らした情報が
複数の詐欺師で共有されるなんて…