タイヤ空気圧が低いと起こる… | 裕ちゃんが、言うよね~!

タイヤ空気圧が低いと起こる…


スタンディングウェーブ
現象とは?



スタンディングウェーブ現象は、
主に四輪車での
タイヤのトラブルなのですが、
ドライバーが気付きにくい様です。
そのまま走行すると、
タイヤがバースト(破裂)して
車体がスピンや横転したりと、
大変危険なものです。

原付バイク含む二輪車でも、
空気圧チェックしなかったり、
スピードを上げると起こり得ます。
自転車においては、
基本的に起こらない現象ですが、
空気圧が減っていると
スピードに乗らず、
重たい感じがしますよね…

普通自動車の一般的な空気圧は、
220〜240hpaが多いですよね。


長期入院や
新型コロナウイルス対策等で、
自然にエア抜けしていて、
あまり自動車やバイクを使わないと、
点検忘れがちですよね…

今回は、
スタンディングウェーブ現象について
紹介します。

◆スタンディングウェーブ現象とは?


スタンディングウェーブ現象とは、
タイヤの空気圧が不足している状態や
積載が多くてタイヤが潰れた状態で
高速走行をすると、
タイヤが波状に変形してしまう事です。
運転免許新規取得や免許更新等でも、
VTRで見たかもしれませんね…

車両標準タイヤの空気圧は、
取扱説明書やステッカーで解ります。
空気圧ステッカーが有る場所は、
給油口のフタ裏や、後部座席ドア枠等々
車両により異なります。
インチアップ等で、
車両標準サイズと異なるサイズに
変えた場合は、
車両標準空気圧と異なる事があります。
必ずタイヤショップに聞いて下さい。


一般的な空気圧ステッカー位置の例…
給油口のフタ内側の場合もあります。
ごくまれに、リアドア内側もあります。


商用ナンバーの車両の場合、
商用タイヤが装着されてます。
(1ナンバー車、4ナンバー車)
プライオリティ(PR、P.R等の表示)の
数値を空気圧に当てても、大丈夫です。
4PRのタイヤなら、空気圧は400hpa。
8PRのタイヤなら、空気圧は800hpa。
それ以上に上げないで下さい!
空気圧ステッカーがあれば従い、
高速走行でも、大丈夫です…
商用ナンバー車をベースに改造した
キャンピングカー等の8ナンバー車は、
タイヤのプライオリティからではなく、
必ず指定空気圧にして下さい。

旧式の空気圧単位は、キロ(kgf/cm2)。
新単位は、
ヘクトパスカル(hpa)です。
キロ数値を100倍にすれば、
ヘクトパスカルに換算できます。
逆に古い車両で、キロ表示の場合には、
ヘクトパスカル数値を100分の1に
換算です。
空気入れの圧力単位と異なる場合には、
キロ↔ヘクトパスカル換算して下さい。
1.0キロ圧=100.0ヘクトパスカル圧
◆スマホアプリ等でも
 単位変換アプリがあります。
 探してみましょう…

圧力変換 リンク先…



運転中に異変を感じにくい様ですが、
波状のままで高速走行を続けると
タイヤが過熱してバーストしてしまい、
重大な事故につながってしまう様です。



◆現象が起こったら?

走行中にスタンディングウェーブ現象が
起こった場合、安全な場所に停車して
タイヤを確認しましょう。

対処が難しい様でしたら、
JAF等のロードサービスに
連絡しましょう。

違法改造車の場合、
ロードサービスが拒否する事も
あります…

その故障車両が加入している
任意保険会社でも、
ロードサービスに連絡できます。
他人の加入している任意保険会社とは
異なる事もあり得ます…
JAFなら、
任意保険会社は関係ありません…

JAF リンク先…

タイヤ一本だけなら、
スペアタイヤに交換して
走行できますが、
そのまま走行するのは大変危険です。


近年、新車からスペアタイヤ無し車両も
多くなってます。
(燃費向上と廃棄物減少のため)
パンクとは異なるトラブルのため、
車載パンク修理キットでは対処できず
ロードサービス呼ぶしかできません…
スペアタイヤ無しのデメリットですね。

◆現象を防ぐには?


スタンディングウェーブ現象を
防ぐには、
タイヤの空気圧を適正に保つ事が
最善の対策になります。
運転前に空気圧の確認をしましょう。
通勤通学、仕事で
週5日以上乗るなら、1、2週間ごと。
長期入院や休日のみなら、
4週間ごとに…

長期入院や出張でもないのに
6週間以上乗らないなら、
車両売却も良いですよね…

高速道路で起こりやすい様なので、
高速道路を運転する時は
必ず確認をしましょう。
タイヤのキズやひび割れも
バーストしてしまう原因になるので
注意しましょう。

荷物の積み過ぎ・スピードの出し過ぎも
注意が必要です。
重いゴルフクラブも積む会社イベント、
夏休みの帰省やアウトドアレジャー、
年末年始のウィンターレジャー等も、
要注意です。

高額アルミホイールだったら、
ホイールも傷だらけですね…
スチールホイールでも、
変形してしまえば
ホイール修正期待できず、
一環の終わりです。

まとめ

日頃から空気圧の点検を
行う事が大切です。
タイヤは、生命を乗せている!
フルサービスガソリンスタンドや
カー用品店で無料タイヤ点検も
できます。
セルフガソリンスタンドだと、
点検サービスありません。
点検だけなら、
車1台10分もあれば済みます。

走行前等 タイヤが熱くない時に、
空気圧は点検しましょう!
空気圧は、熱を持つと
圧力が上がってしまいます。
空気圧ステッカーの指示は、
低温時の圧力です。

カー用品店等で行っている
『窒素ガス補充(有料)』は、
熱の影響が少ないです。
高速走行が多い、重量物積載が多い、
同乗者が多い乗り方には、
窒素ガス充填がオススメです。
イタズラや パンク等無ければ
半年に1回は、点検しましょう。

走行中に少しでも異変を感じたら
確認しましょう。

最近点検をしていなければ点検をして、
安全運転を心掛ける様にしましょう。
プロ整備士を呼ばず
ドライバーでも行える点検項目は、
取扱説明書に載ってます…