３月末から、スズメバチ対策…
スズメバチ対策は、
今の時期がカギ！
被害を減らす 、
『女王バチホイホイ』の作り方
ハチの中でも
毒性が強く凶暴なスズメバチ系に
刺されると、
痛いだけでは済みません。
日本では毎年20人近くが刺されて、
亡くなっています。
スズメバチに刺される被害を防ぐには、
この時期に対策を打っておく
必要があります。
スズメバチの生態を参考に、
その退治の方法をご紹介します。
◆スズメバチの1年
ハチ被害の中で
日本で最も多く報告され、
重症例も多いスズメバチ。
毒性は非常に強力で、
オオスズメバチ等の攻撃性の高い、
凶暴な種類も多くみられます。
女王バチは冬眠し、
翌春、目を覚まして営巣を開始します。
働きバチは7月頃から羽化を始め、
9月から10月にかけて
巣の中のハチの数は最大になります。
しかし、ひとつの巣が1年を超えて
活動することはなく、
新しい女王バチ以外の
元女王バチ・働きバチ・雄バチは
基本的には冬を越せず、
死んでしまいます。
スズメバチ以外のハチの仲間も、
基本的には同じ生態です。
新しい女王バチ以外は越冬できません…
ハチは寒さに弱い様で、
豪雪地帯、寒冷地では、
活動時期が短い事もあり得ます…
種類によって
活動の時期は異なりますが、
攻撃性の増す時期に巣へ近づくと
威嚇・攻撃を受けるので大変危険です。
ちなみに、
トンボでも大型のオニヤンマ…
成虫のオニヤンマに限り、
スズメバチさえ襲って
食べてしまいます！
スズメバチもガリガリ食べる、
強靭なアゴを持っています…
ただし、オニヤンマ成虫は、
6月から9月に限定されるため、
春から初夏は、注意しましょう。
諸説では、
6月から9月の間、
リアルなオニヤンマ成虫ブローチを
帽子や衣服に付けて、
スズメバチ除けにするのだとか…
スズメバチはオニヤンマに食われる？
リンク先…
◆女王バチをおびき寄せる
春は、土の中等で越冬した
女王バチのみしかおらず、
冬眠から目覚めた直後で、
空腹等により大変弱っているため、
人を刺す事はまず有りません。
エサである樹液や蜜をなめて、
体力を回復してから、
女王バチだけで巣を作り始めます。
そこで巣を作り始める前に
越冬した女王バチを駆除してしまえば、
スズメバチの大軍に襲われる心配も
ありません。
３月から４月の、今この時期に
女王バチを1匹捕獲する事は、
夏に大軍を全滅させる事に匹敵すると
いわれているのです。
特に6月以降は女王バチに代わり
スズメバチホイホイを設置してない
エリアから
働きバチが飛んでくる様になり、
かえってスズメバチを
おびき寄せてしまい
刺される危険があります。
6月以降のスズメバチホイホイの設置は
やめましょう。
市販のトラップもあります。
そこで、簡単にできる
女王バチを捕えるワナを…
ちなみに蜂の巣が大きくなってから
蜂の巣駆除を専門業者に依頼すると、
ミツバチ等ハチの種類によりますが、
平均10,000円から
20,000円かかります。
お金、かかりますね…
野生動物と同じく、
警察官は対応しません。
専門駆除業者の対応です…
野良犬、野良猫なら、警察官でも対応。
果実酢で作る『女王バチホイホイ』
【用意するもの】
・フタ付きペットボトル
(2リットル用・
凸凹が無い炭酸飲料用の物が、
侵入したスズメバチが
這い上がりにくいのでオススメ)
・梅酢、リンゴ酢、ブドウ酢
(このうち2種類混合でも良いが、
3種類混合あるとベスト)
・針金
梅酢、リンゴ酢、ブドウ酢は、
大手スーパーやドラッグストア、
ホームセンター等で
購入できるでしょう…
100円ショップも期待できそうですね♪
梅酒ではありません！
梅酢です…
穀物酢、醸造酢、黒酢でも、ダメです！
【作り方】
1、フタ付きペットボトルの上部側面に
ハチの侵入口を作る。
カッターナイフで3辺に
長さ2cmほどの切り込みを入れ、
上部を外側に折り曲げる
2、木に吊るすため
注ぎ口に針金を取り付ける
3、等量ずつ酢を混ぜて、
深さ5cmぐらいまで注ぎ、栓を閉める
4、スズメバチが飛来しそうな
木を選び、
背丈より少し高い位置に吊るす
5、ペットボトルがスズメバチで
いっぱいになったら、
スズメバチを取り出して
新たな混合酢を補給する
★庭園に、
梅やブドウ、姫リンゴがあれば、
ここに吊るしましょう。
鉢植えなら、近くに吊るします。
設置期間は3月から6月までですが、
2019年以降は
スズメバチの餌となる花の開花が
地球温暖化により早まっています。
花蜜を求めて行動するので、
少しワナにかかりにくいかも
しれません。
2020年以降は、
降雪が終わる3月下旬から
早期に設置する事をオススメします。
女王バチホイホイを設置する際は、
黒ずくめの衣服はダメです。
スズメバチ等ハチ類は、
黒い色に集まります…
Ｔシャツの様な
薄着も好ましくないです。
毒針が貫通したら、
自分が毒に殺られます！
整備士のツナギの様な厚めの作業着が
望ましいですね…
頭も、黒い帽子やニットはダメです。
軒下や庭木でいつの間にか
巣を作っているスズメバチ。
夏の被害を防ぐため、
桜前線と共に
今から対策を打ってみては
いかがでしょうか。
他にも『スズメバチホイホイ』、
『スズメバチトラップ』を
検索しましょう…
