前走車のさらに前が見えない!
自動車の
ルームランプについて…
自動車にはルームランプがありますが、
夜間を走行中は点灯しない方が良いと
されています。
何故でしょうか?
今回は、
走行中にルームランプを点灯すると
どうなるのか紹介します。
◆ルームランプを消して走行する理由
夜間にルームランプを点灯すると、
明るい車内からは
外の様子が見えにくくなります。
また、窓ガラスに光が反射し
車内が映り、
外の様子が見えにくくなり、
事故を起こす危険性があります。
後続車から追突されたり、
後続車から あおられたりするかも?
上手いドライバーは、
前走車のさらに前を見て運転しますが、
後続車からも、車内を通して
さらに前の車の様子が見えにくくなり、
多重追突事故を招きやすくなります。
明るい電球が欲しいと
ルームランプ全てを
LED電球に変えると、
さらに見えにくくなります。
◆交通違反になるの?
夜間にルームランプを点灯して
走行する事を
直接禁止する規定はありません。
事故が増えれば、
法改正もあり得ます…
しかし、道路交通法第70条に
安全運転の義務について規定があり、
運転に支障のある行為として
「安全運転義務違反」等々になる事も
ある様です。
安全運転義務違反の場合、
違反点数(基礎点数)が 2点、
反則金は大型車が12,000円、
普通車が9,000円、二輪車が7,000円、
小型特殊車及び原付が6,000円と
なっています。
さらに交通事故を起こした時は、
事故の種別と責任の程度
及び負傷の程度に応じて
付加点数が2点から20点まで
追加加算されます。
路線バスは、人を運ぶ営業車のため、
道交法で業務中に限り
除外されています。
車検等の業務外回送や、
個人タクシーの
プライベートでの使用においては、
点灯しっ放しは控えましょう。
明るい車内が日常的になると、
降車時に消灯するのを忘れてしまい
長時間の駐車にも気付かず
バッテリーあがりを招きます!
ルームランプを点灯する必要が
ある場合は、
左側に寄せ停車をしてから点灯するのが
良いかもしれません。
信号待ち中、踏み切り待ち中等々、
走行車線内に停止中の点灯も、
好ましくありません…
まとめ
夜間を走行する際は、
ルームランプの点灯は控え
安全運転を心掛けましょう。
高級車だと、
車内全体のルームランプの他に、
各席専用スポットランプも有りますが、
地図帳を見る等
長時間の点けっ放しは控えましょう。
ルーフに備わっている
ルームランプを
使わなければ
良いだけですよね…
ルーフに
備わっているから、
窓ガラスに映り込む訳で…

100円ショップ等で購入できる
乾電池式LEDライト1例…
単4電池が多く、
コンビニでも電池購入でき
交換も簡単だ。防災用具にも欲しい!
LEDの数によって、明るさや
バッテリー持ち時間も変わる…
自動車整備士、バイク整備士でも
お馴染みのツールだ。
LED1個の製品でも、充分明るい。
ホームセンター、アウトドア店、
防災用具店等も、探してみよう!
光源は 外に向けない様に…
どうしても照明が欲しい場合は、
乾電池タイプの懐中電灯や、
運転席のメーター照明も妨害しない、
窓ガラスより低い位置で点灯できる、
シガーソケット、
アクセサリー電源ソケットに差し込む
フレキシブルライト等を
活用しましょう。
★最近の自動車は、
シガーライター標準装備でなく、
アクセサリー電源ソケットに
代わる場合が多くなってます。
シガーライターも、オプションです。