積雪で愛車と共に閉じ込められ… | 裕ちゃんが、言うよね~!

積雪で愛車と共に閉じ込められ…


一酸化炭素(CO)中毒に
要注意!
死を招く事もあります…




大雪で立ち往生した際に、
ガソリン車、ディーゼル車において
気を付けたいのが
『一酸化炭素中毒』です。
ハイブリッド車もエンジンが有るため、
同様の危険が起こり得ます。

今回は、
一酸化炭素中毒を防ぐ対策について。

◆一酸化炭素中毒について

一酸化酸素(CO)は、
燃焼装置の酸素不足により
不完全燃焼になると発生します。
★二酸化炭素の化学式は、
 『CO²』ですよね…
一酸化酸素は、有毒性なのですが
都市ガス・プロパンガス等と異なり
無色・無臭のため
発生に気が付かない事が多く、
中毒症状から、
一酸化炭素中毒になってしまう
危険があります。
重症だと、死に至る事もあります!


大雪で立ち往生した場合には、
一酸化炭素中毒に注意して下さい。

積雪で車が埋まっている状態のまま
エンジンをかけ続けると、
マフラー(排気管)から
排気ガスが排出されず車内に逆流し、
一酸化炭素が発生します。
寒冷時なので、ウインドウは全閉…
一酸化炭素の抜け道もありません。

一酸化炭素中毒の症状は、
基本的に酸素欠乏症状態で
頭痛・吐き気・めまい
・気分の不快感・耳鳴り等が生じ、
症状が進行していくと
意識障害・痙攣・昏睡状態になり
死亡してしまう可能性もあります。
重症だと、生命は取り留めても
機能障害等の
後遺症が残る事もあります。


◆一酸化炭素中毒にならない様に…

自力での脱出が困難な場合等
救助を待っている間、
一酸化炭素中毒を防止するためには
エンジンを停止する事です。
防寒のためエンジンをかける場合には、
ガス欠に気を付けながら
こまめにマフラーの周りを
シャベルやスコップ等で除雪して
外部へ続く排気口を作って下さい。
豪雪地帯では、マフラーの熱でも
簡単に積雪が溶けないと思って下さい。

窓を開けて換気をしても、
気象条件や窓の開け具合によっては
安全では無い様なので、
除雪する事が一番大切です。
排気ガスの抜け道だけは
確保して下さい。


まとめ

気象庁では、
およそ1時間に3cm以上
雪が降る場合は「強い雪」、
1時間に1cmに達しない場合は
「弱い雪」と表現しています。

大雪の際は外出を控え、
もし車で外出する際は、
タイヤチェーンと共に
シャベルやスコップ等の除雪用品、
車内防寒対策として毛布等も
準備しておきましょう。

豪雪地帯、寒冷地、
スキー場等に行かなくても、
冬期は除雪用品も欲しいですね…