こんな道交法違反も有ったなんて… | 裕ちゃんが、言うよね~!

こんな道交法違反も有ったなんて…


自動車の、
ドア開き事故に注意!



車を停めてドアを開ける時、
周囲に注意を払っていますか?
気を付けないと、
事故を起こしてしまいます。
幼稚園や保育園、
長期休暇の終業式等々、
子供の送迎も、要注意ですね…

◆どの様な事故か?


車を停車し降りる時に、
後方からやってくる
バイク・自転車・歩行者等に
気付かずにドアを開けてしまい
衝突事故を起こしてしまう事です。
観光地なら、人力車との事故や、
青果市場・魚市場内なら、
リヤカーやターレとの
事故等もあり得ます…
観光地における人力車事故では、
職人や利用客へのケガ補償もあるかも?

★ターレとは?
 市場や倉庫で見られる、
 原付きエンジンやモーターで動く
 立ち乗り有人荷車の事です。
 『ターレットトラック』を略して
 業者は呼んでます。
 小型フォークリフトより
 さらに小型で、
 狭い通路の走破性、旋回性に
 優れています。
 電動ターレは、『エレトラック』とも
 呼びます。

ターレ(ターレットトラック)…
青果市場、魚市場で見ますね。
ナンバープレートが無いため、
基本的には公道は走れません。
築地から豊洲に移転した時は、
警察の警備付きで、公道走りました。


駐車場においても、
勢いよくドアを開けた事により、
隣の車両に損害を与える事もあります。
ドアエッジを保護するプロテクターを
付けていても、こすり傷程度では無く
大きく破損させる事があります。

◆違反点数と反則金


運転手は車の乗降する際に
側方後方の安全確認を行って
交通事故を防ぐ義務があり、
同乗者が安全確認を怠った場合には
運転者の全責任となり、
「安全不確認ドア開放等」で
道路交通法違反になります。

違反点数1点

反則金
大型車 7,000円 普通車 6,000円
小型特殊自動車 5,000円

大型自動車とは、
車両総重量11トン以上、
最大積載量6,5トン以上、
または乗車定員30人以上の、
四輪以上の車輛を指す。

2007年6月2日施行の法令改正により、
区分の下限が従来の
車両総重量8トン以上、
最大積載量5トン以上、
または乗車定員11人以上から
変更された。

中型自動車とは、
大型自動車に該当しない自動車のうち、
車両総重量7,5トン以上11トン未満、
最大積載量4,5トン以上6,5トン未満、
または乗車定員11人以上29人以下で
あるものを指す。

2007年6月2日施行の法令改正により、
自動車の種類として準中型自動車
(車両総重量3.5トン以上7.5トン未満)が
設けられ、
これに対応する免許の種類として
準中型自動車免許が新設されました。
2007年6月1日以前から
免許更新してない場合は、
普通車免許で中型車、準中型車は、
運転できません。

普通車とは、
車両総重量3,5トン未満、
最大積載量2トン未満
および乗車定員10人以下の条件を
全て満たす自動車で、
大型特殊自動車、
自動二輪車(特定二輪車を含む)、
小型特殊自動車の
いずれにも該当しないものを指す。

電動バイクにおける免許区分。
定格出力が、エンジン排気量区分と
同等の意味合いとなる。

0.6kW以下:原付免許
0.6kW超1.0kW以下:小型二輪免許
1.0kW超20kW以下:普通二輪免許
20kW超:大型二輪免許


◆予防方法


ドアを開ける際は安全確認が大切です。
安全第一!

★周囲の安全確認をし、
 ドアはゆっくり開ける。
★同乗者がいる場合は
 運転手も安全確認をし、
 確認が取れてから降りてもらう。
★サイドミラー、
 ルームミラーも活用して
 安全確認をする。
 サイドビューカメラ、
 バックカメラ等は、
 キーがオンの状態であり、
 ギヤがリバースだったり、
 ウインカーを点滅させないと
 効かない。
 停車中のカメラは、役立たずである!
 ミラーの方が、使える。
★子供がいる場合は後部座席に乗せ、
 チャイルドロックを利用し、
 大人が外からドアを開ける。
 高齢者でも有効である。
 路線バスと異なり、
 一般車のスライドドアも
 ドアの厚み分以上に外に出るので、
 要注意!


まとめ

何だよ、後ろ見ないでドア開けてきた!

運転手は日頃から意識をし、
車を停車してからも
同乗者の動きや周囲に気を配り
安全確認をする様にしましょう。

夏休み前に
幼稚園や小学校では警察を呼んで
自転車の乗り方や横断歩道の渡り方等、
安全教室やるが、
車のドアの開け方まで教える事は無い!
道交法違反に含めたなら、
ドアの開け方も教えるべきだろう…


身勝手な地方ルール…

■日本中には
 ご当地ルール的なローカルな
 交通ルールがあるが、
 道交法違反なものも多い。

■ローカルルールは危険なものが多く
 交通違反でワースト1位となっている
 県もある。

■全国統一の交通ルールを守るのが
 大前提だが、ローカルルールの
 存在にも気を付けておきたい。

道交法違反の地方ルール…

◆名古屋走り
 名古屋走りとは、
 愛知県名古屋市と
 その近郊のドライバーにみられる、
 マナーの悪い運転の総称の事。
 ほとんどあおり運転に該当しており、
 イッパツ免許取消処分だ。
 あおり運転の第一号となった
 男女の白いクルマも、
 たしか名古屋ナンバープレートだ…


 具体的には、
 ウインカーを出さずに
 車線変更したり、
 車線をまたいで、
 左右に車線変更を繰り返しながら
 走行したり、信号が黄色になっても
 ためらいなく進入し、
 ときには赤信号に変わった直後でも
 まだ走り続けようとしたりする。

 名古屋エリアでは、
 信号に関して
 「黄色まだまだ、赤勝負」の気風が
 濃いのが特徴。
 その代わり、大阪の様に信号に対する
 「フライング発進」は少ない。
 当然、
 いずれも道路交通法違反になる。

◆松本走り
 長野県松本市を中心にした
 ローカルルール。
 その特徴は、
 「対向車がいるのに強引に右折する」
 ところにある。

 交差点では、道路交通法上、
 直進車・左折車が
 優先となっているが、
 松本エリアでは強引な右折が
 常態化していて、
 半ば「右折車が直進車より
 優先されている」かの様な思考が
 定着している。
 もちろん道交法違反である。

◆茨城ダッシュ
 茨城ダッシュとは、
 交差点手前で赤色信号停車中、
 青色信号に変わった瞬間、
 またはその直前に
 猛ダッシュで対向直進車より先に
 右折する事。

 茨城県警察本部の
 公式X(旧ツイッター)でも、
 下記の様に呼びかける程、
 県内では悪事が浸透している。

 【茨城ダッシュは違反です】
 いわゆる『茨城ダッシュ』とは、
 青色信号に変わった瞬間、
 猛ダッシュで先に右折するという
 大変危険な運転の事です。

 横断中の歩行者、
 交差点を直進してくる
 二輪車や自転車を
 危険にさらします。

 『茨城ダッシュ』は違反行為です。
 県民として恥ずべき事態です。
 大事故を起こす前に
 運転を見直しましょう。


◆伊予の早曲がり
 四国愛媛県のローカルルール。
 内容は、青信号になる直前、
 フライング気味に
 右折車がスタートするもの。

 基本的には上掲の
 「茨城ダッシュ」と同じ。

◆岡山ルール
 JAFの実施したアンケート調査で、
 右左折の際、ウインカーを出さない
 クルマが最も多い都道府県に輝いた
 「岡山県」。

 岡山では
 右左折、車線変更をするクルマが、
 ウインカーを出す事は
 あまり期待できない…
 また、信号機の無い
 横断歩道での一時停止率も最悪で、
 岡山県が
 全国ワースト1位になっている。

◆播磨道交法
 兵庫県の姫路ナンバー、
 特に播磨地域で目立つ
 マナーの悪さの総称。
 歩行者でも信号無視は当たり前の
 暴力団より怖い県民性だ。

 その特徴は、
・交差点では、
 先に入ったクルマが優先。
 右折時、対向車が直進してきても
 待たない。
・自転車や歩行者も、
 クルマが通らなければ、
 赤信号でも渡り出す
・信号が青になった時、
 すぐに走り出さないと
 クラクションを鳴らされる
・ウインカーを出さない
 といったところ。

 他地域のドライバーからは、
 「姫路ナンバーは怖い」と
 評される事が多い…


◆阿波の黄走り
 徳島県では、
 黄色信号になると、
 むしろスピード上げて通過する
 傾向がある。
 これが「阿波の黄走り」。

 名古屋走りの信号ルールに近く、
 黄色信号で下手に止まると、
 後ろからクラクションを
 鳴らされる事も!

◆山梨ルール
 最後は山梨ルール。

 山梨県では、
 対向車の有無に関わらず、
 減速無しで右折を開始する、
 右折優先の風潮がある。

 他にも、横断歩道で歩行者がいても
 止まらない、
 薄暗くなってもライトを点けない、
 といった事も危険山梨ルール。



◇これらのローカルルールは、
 どれも基本的に道路交通法違反。
 地域ごとの事情はあるのかも
 しれないが、事故防止のためにも、
 運転免許違反点数のためにも、
 全国統一のルールを守る様、
 各地で啓蒙活動を続けてもらいたい。

 同時に、旅行者等は
 地域特性を理解したうえで、
 十分に気を付けてドライブしよう。