お伊勢参りをしよう! | 裕ちゃんが、言うよね~!

お伊勢参りをしよう!


「伊勢神宮」の
正しい参拝ルート
&隠れパワースポットを…



伊勢神宮には
内宮と外宮とに分かれていますが、
距離が離れている事もあってか
どちらか一方だけを参拝する方も
いらっしゃる様です。
これは「片参り」と呼ばれ、
良くない事とする説もあります。

そこで今回は意外と知らない
参拝方法や順序をはじめ、
外宮・内宮、別宮、
隠れパワースポットまで、
それぞれの情報をご紹介します!

★2020年新型コロナウイルスの
 延長戦により、
 地元民以外は利用制限が有るかも…?

★これだけは知っておきたい!
 伊勢神宮

伊勢神宮の正式名称は「神宮」です。

伊勢神宮は、
正宮・別宮・摂社・末社・所管社の
125宮社の総称です。
125と聞くとちょっと及び腰に
なってしまうかもしれませんが、
全部を廻る必要はありません。

伊勢神宮の中心は
天照大御神を祀った「内宮」と
豊受大御神を祀った「外宮」。
順序を守って回れば
神様に失礼にはあたりません。

時間に余裕のある方は、
内宮・外宮の御正宮に次いで
核の高いお宮である「別宮」も
参拝してみましょう。
こちらは地元の方にも
人気の高いパワースポットです。

★参拝は外宮→内宮の順番を
 守りましょう

「外宮先祭」という言葉があり、
参拝に限らず行事ごとに関しても
外宮から行う事が
習わしとなっています。
さらに参拝は
先ず御正宮にてお参りをし、
その後に別宮を回るのが正式な順序。

つまり、
外宮の御正宮→(外宮の別宮)→
内宮の御正宮→(内宮の別宮)という
順番で回るのが正式という事です。

略式でも参拝は、
外宮→内宮の順番を守りましょう。


★伊勢神宮の参拝方法

神域に入る時は外宮、内宮ともに
橋を渡ります。
外宮の橋は火除橋、
内宮の橋は宇治橋と言い、
外宮の参道は左側通行、
内宮の参道は右側通行という
決まりがあるので注意して下さい。

どちらも橋の前に札が掛かっているので
それを見て確認しましょう。
橋の真ん中は神様の通る道なので、
参拝客が多くても踏んではいけません。
他の神社仏閣の参道や階段も、
基本的に真ん中は通ってはならないと
覚えておきたいですね。

◆神奈川県鎌倉の
 段葛(だんかずら)も、
 鶴岡八幡宮の境内ではありませんが
 海側より一之鳥居、
 段葛入口の二之鳥居、
 鶴岡八幡宮入口の三之鳥居と
 続くため、
 真ん中は歩いてはいけません。
 この様に境内ではなくても、
 真ん中はいけないとされる場所も
 在ります…

鳥居の前まで来たら
立ち止まって一礼を。
鳥居は、
神様の住居の玄関に当たります。
他の神社で、一の鳥居から三の鳥居まで
在る場合は、一の鳥居だけ一礼すれば
良いという説もあります。
御正宮にお参りする前には、
手水舎で手と口を清めましょう。
参拝する時は、
二拝(最敬礼を二度行う)
次に二拍手(手を二度打つ))
拍手の後に、祈願します。
最後に一拝(最敬礼を一度行う)が
作法です。

他の神社でも、二礼二拍手一礼と
掲げてあるかもしれませんね。
★出雲大社も二礼二拍手一礼で良いが、
 正式には二礼四拍手一礼となる。

㊟なお、基本的にお寺では
 手を叩いてはいけません。
 神社とお寺の参拝作法を
 混同しない様に。

★御正宮の前に、賽銭箱は在りません

伊勢神宮では
もう一つ「紙幣禁断」という
言葉があり、
長い間、天皇陛下以外のお供えは
許されていませんでした。

そのため現在も外宮・内宮ともに
賽銭箱は在りません。
所々白い敷布の上に
お賽銭が落ちているのを見かけますが、
それはお金と地面とが接触して
神域が穢れるのを防ぐための
処置なんです。
また、御正宮は日々の感謝を
伝えるところであり、
個人の願い事のためのお賽銭等は
今もNGとされています。

伊勢神宮において
個人的なお願い事がしたい場合は、
「第一の別宮」に行くのが作法です。
内宮の第一の別宮は「荒祭宮」、
外宮の第一の別宮は「多賀宮」。
どちらも御正宮から程近い場所に
在るので、ぜひ訪れてみて下さい。


★おみくじも、ありません

伊勢神宮に参る事自体が
吉日という考え。
またお参りに来た人々が公平であり、
そして参拝は
日々の感謝をする事である。

…という事から、
伊勢神宮には
「おみくじ」も ありません。
私欲や吉凶に支配されず、
綺麗な心でお参りをする事を
心がけたいですね。

㊟神奈川県の伊勢山皇大神宮等、
伊勢神宮の分社となる神社では、
おみくじが有るところも在ります。

★外宮のパワースポット情報

外宮の御正宮を参ったら、
次は外宮の別宮、
もしくは内宮に向かうわけですが、
ここでおすすめスポットをご紹介。

まずは20年に1度の式年遷宮の際には
必ずここで
お払いをするという「三石」。
手をかざし、お力をいただきましょう。
もう一つは横から見ると
亀が顔を覗かせている様に見える
「亀石」です。
この石は、三重県下最大の横穴式古墳
「高倉山古墳」の入口の石だったと
伝えられている貴重なもの。
見落としがちですが、
ぜひ寄ってみて下さい。
「亀石」の上を渡って直進すると、
外宮の第一別宮「多賀宮」へ登る
階段が現れます。

★内宮のパワースポット情報

続いて内宮のパワースポット。
まずは神楽殿と五丈殿の間にある、
何気ない場所を
ロープで囲っているだけに見える
「四至神(みやのめぐりのかみ)」。
神宮境内を守る神様です。

そしてもうひとつが
木華開耶姫命
(このはなさくやひめのみこと)を
祭神する「子安神社」。
縁結びや安産にご利益があると
されています。

★おすすめ別宮・月讀宮

内宮に10箇所、外宮に4箇所ある別宮。
どこを回れば良いのか
分からない方のために、
とっておきの別宮をご紹介します。
内宮の別宮・月讀宮です。

近鉄五十鈴川駅から
徒歩約10分のところに在る
この別宮は
内宮の主神・天照大御神の弟神に
あたる月讀尊が祀られています。

農耕、漁業の神として
崇められていますが、
地元の方の中には「月讀宮を参ったら
長年患っていた病気が治った」と
いう方もいるとの事!
東から西へ、
四つの宮が鎮座していますが、
参拝には順序があります。

(1) 月讀尊を祀った月讀宮
(2) 月讀尊荒御魂を祀った月讀荒御魂宮
(3) 伊弉諾尊を祀った伊佐奈岐宮
(4) 伊弉冉尊を祭った伊佐奈弥宮

(1)から(4)へと順で参拝しましょう。
お力をいただけるはずです。

★お参り済んだら、「おかげ横丁」で
 地域のグルメをいただきましょう

内宮鳥居前のすぐ横にある
「おかげ横丁」では、
お土産や食べ歩き用グルメの
お店等が勢揃い。
おかげ参りブームが起こった江戸から
明治期の伊勢路の建築物を
再現しており、
レトロで趣のある町並みを
楽しむ事ができます。
赤福や伊勢うどん、豚捨等の
お伊勢さんならではのお店も
たくさんあるので、
お参りの際には
ぜひ立ち寄ってみて下さい。
もちろん参拝中の食べ歩きは、
神様に失礼です。
すべてのお参りを済ませてから、
グルメに行きましょう。

おかげ横丁

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