コンビニに潜む詐欺の危険!? | 裕ちゃんが、言うよね~!

コンビニに潜む詐欺の危険!?


新たな振り込め詐欺…
マルチメディア型
詐欺とは?



★コンビニに設置されている
 マルチメディア端末。

各種公共料金の支払いや
コンサート・スポーツのチケット購入、
インターネットショッピングの決済、
シートタイプの電子マネーの購入等が
可能な機械として、コンビニを主体に
日本全国に普及しています。
★預金の支出を行う、
 ATMとは異なります。

マルチメディア端末の例…
マルチプリンタ機や、
コンビニATM付近に設置される。

2018年末より、
このマルチメディア端末を利用した
「マルチメディア型詐欺」という
新しい架空請求詐欺が多発しているのを
ご存知でしょうか?

マルチメディア端末から
印刷される伝票には、
支払い先が印刷されず
支払い金額のみが印刷されているので、
よほど高額でない限り、
コンビニの店員も違和感を覚えません。



そのシステムの盲点を突いて、
不正にお金を支払わせようとする
非常に悪質な詐欺なのです。
ATMの振り込め詐欺に対して、
マルチメディア端末の
『支払え詐欺』か?



★マルチメディア端末を操作させ、
 支払いに誘導…

犯人はどの様な手口を使い、
マルチメディア端末での支払いを
促してくるのでしょうか?

もっとも頻発しているのが、
「有料サイトの
未納料金が発生してる」等と
書かれた、
スマホやパソコン宛て電子メール、
あるいは「総合消費料金に関する
訴訟最終通告のお知らせ」等と題した
郵便ハガキが届くケースです。

マルチメディア端末の例…

身に覚えが無かったとしても
未納料金」「最終通告」という
文言には、不安感を煽られるものです。

そこで慌てて
メールやハガキに書かれてある
連絡先に問い合わせてしてしまうと、
犯人から
「コンビニでマルチメディア端末を
操作して支払う様に…」と
指示されます。
金融機関の防犯ガードが厳しいため、
コンビニATMに移行したのです。
★2023年から出始めた、
 身代金要求ウイルス型の
 『ランサムウェア』とは異なります…



指示の内容は、
「シートタイプの電子マネーを
購入させる」
または「インターネットショッピングの
決済手続きをさせる」の2パターン。

いずれも、
携帯電話やスマートフォンから
操作方法を指示する
⇒マルチメディア端末から
 払込票を印刷させる
⇒レジで支払いをさせるという
流れで行われます。
電話しながらATM操作は、
金融機関、郵便局では
警察が厳しく取り締まりましたね!
同じ手法を、コンビニで行う訳です。

近年は、
金融機関や郵便局のATMによる
振り込め詐欺の対策が取られてるため、
違った支払い方法による詐欺が
新たに出てきた訳です。
ATMとマルチメディア端末の
違いはあれど、
基本的な詐欺方法は類似してます。
近年の金融機関とは異なり、
店内監視防犯カメラは有っても、
マルチメディア端末前に
コンビニ店員が監視してる事は
無いですね…

操作方法が簡単で、
誰でも気軽に購入・決済ができる
マルチメディア端末ゆえに、
詐欺グループにとっても
非常に使い勝手の良いツールなのです。

マルチメディア端末の例…

★正しい知識を身に付けて、
 詐欺被害を回避しよう!

すべての架空請求詐欺に共通する
対策ですが、
身に覚えの無い請求や
心当たりがあっても怪しいものは、
無視するのが賢明な判断です。



それでもしつこく連絡が来る場合、
もしくは、不安を感じたら
迷わず信頼のおける人や、
警察に相談しましょう。
メールに記載されている番号を控えて、
インターネットで検索してみるのも
一つの手です。
正規な支払い先なのか、
口コミで詐欺被害に
遭いそうになったのか、
検索結果にも出てきます。
メールで来た時は、アドレスにも注意…
実在するアドレスを真似た、
偽アドレスの可能性が高いです。

また、
仮に有料サイトを利用したとしても、
業者側から一方的に利用料金を
請求してくる事はありません。

この知識さえ身に付けていれば、
不安感を煽るような請求メールや
ハガキが届いても動じる事は無く、
家族や友人が被害に遭う状況も
未然に防止できます。


最後に…

「マルチメディア型詐欺」の
根絶に向けて、
警察はコンビニエンスストアの店員にも
注意喚起を促していますが、
まだ新しい詐欺なので、
できる事は限られます。

コンビニ以外にもATMが増えれば、
同じ詐欺が産まれるでしょう…

ATM在る所に、
振り込め詐欺も有る!