大切な写真を、スマホカメラで…
スマホでありがち、
ピンぼけ写真から
卒業しよう♪
前回は見方をしてくれた「ボケ」が
仇になるケース、
つまりピンぼけを意識的に防ぐ
コツについてです。
◆ピンぼけしてしまう
パターンを覚えよう
スマホ写真の講習会等で、
事前に参加者の写真を見せてもらうと、
驚くほど多いのが「ピンぼけ」や
「手ブレ」をしてしまった写真です。
最初の頃は
なぜこんなに多いのかな?と
思ったのですが、
講習会を進めていくと、
ある一つの事実に気が付きました。
そう、実はスマートフォンの
カメラの使い方や性能を、
正しく知らない人が
ほとんどだったのです。
★被写体にピントを合わせ、
ワザと背景をボカすテクニックは、
失敗では無いので省きます…
以前のブログで紹介してます…
全体的にボケたり、
被写体はボケて
背景にピントが合う事を紹介します。
そのため、
ピンぼけや手ブレ写真が発生しても
「一眼レフカメラじゃないし」とか、
「こんなもんなのだろう」と
あきらめてしまっていたのですね。
正直なところ、
ほとんどは気を付ければ
防げるものばかりでした。
これでは、スマホメーカーが
内蔵カメラまで力を入れても、
宝の持ち腐れ…
ユーザーがダメにしてしまってます!
カメラの解像度が低い数値の、
ガラケー並みのカメラ性能でも
十分ですよね。
例えば 上の写真。
一見すると大丈夫そうなのですが、
よく見ると花では無く土や地面に
ピントが合っています。
本当は
花にピントを合わせたかったので、
これは失敗しているんですね。
そしてこの失敗、
簡単に防ぐ事ができる
パターンでもあります!
という事で、以下は実際に講習会等で
見聞きした失敗パターンと、
その対策の「ピンぼけ対策編」です。
◆撮影ごとにピントを合わせよう
いろいろと聞いていく中で、
最も多かった原因は
「ピントを合わせていない」と
いうものでした。
一般的にスマートフォンのカメラは
画面中央ではなく
ピントを合わせたい場所をタップして、
ピントが合った表示が出たのを確認し、
はじめてシャッターを切ります。
デジカメではなく
フィルムカメラのピント合わせは、
画面中央が常識でしたね…
ところが、ピントを合わせたい場所を
タップするという事を知らない人や、
ピントが合った表示を
確認していない人、
さらには1度ピントを合わせたら
その後はピントを
合わせ直したりしないという人が
想像以上に多かったのです。
「オートフォーカス」を
過信し過ぎた例ですよね…
プロ仕様の一眼レフカメラ持っても、
必ず同じ失敗します!
これでは
「ピンぼけ写真になって下さい」と
言っている様なものです…
よくオススメする、
ピンぼけ写真を防ぐ撮影方法は
以下の通りです。
①撮影直前に
(構図がだいたい決まったら)
ピントを合わせたい場所をタップする
②ピントが合った表示
(四角い枠等の点滅)を確認する。
この時、
枠が消えたり赤くなったりした場合は
「ピントが合わせられてない状態」。
★ピントが合った表示等は、
機種やメーカーごとに違い、
スマホ取扱説明書の
カメラのページに載ってます。
③ピントが合った後は、
なるべくスマホを動かさない様にして
シャッターボタンを押す
(タップする)
シャッターは、画面ボタンの場合と
本体側面キーの場合があります。
④1度では
成功していないかもしれないので、
失敗確率を減らすためには、
①~③を繰り返し適当な枚数を撮る。
あとでイメージに近い写真を
選別して残す。
プロカメラマンは、
よく連写してますね…
連写した中から、
良いイメージの写真を選別します。
特に大事なのは③と④で、
ピントとはカメラ(スマホ)と
被写体の距離が重要ですから、
その距離が変化してしまったら、
ピントを合わせ直さない限りは
当然ピンぼけ写真になってしまいます。
また、スマホはピント合わせが
大雑把で難しいため、
ピントを合わせ直した上で
何度か撮影する事が
重要になってきます。
個人的には10枚くらい撮っても
問題無いとは思っています。
いらない写真は後で捨てるだけですが、
撮影のシチュエーションは
二度とやって来ないかもしれませんよ。
この時、撮影(シャッター)ごとに
ピントを合わせ直さないと、
同じピンぼけの写真が
量産されるだけですので、
ご注意下さい。
なお②のピントが合わない
パターンでは、
だいたいが
「近い所を撮ろうと、し過ぎている」と
いうものでした。
近い被写体に対して、
どうしてもピントが
合わないなと思ったら、
少し離れてみましょう。
機種やメーカーにより、
性能は異なりますので、
ピントが合う距離も異なります…
という事で、簡単なのに効果が高い、
ピンぼけの防ぎ方でした。
特にスマホ初心者の方は、
カメラの使い方がわかっていない
可能性もありますので、
もし周りの方から送られてきた写真が
ピンぼけばかりだった場合には、
この方法を教えてあげて下さい!
スマホに慣れてるハズなのに、
ピンぼけ写真しか撮れない人は、
自己中心的性格か、
熟練者ではありません。
スマホ初心者であっても、
ピントを大切にする人は、
デジタル一眼レフカメラに変えても、
熟練者の道も早いでしょう…
ピントがしっかり合っていれば、
古いカメラ付きスマホやガラケーで
解像度が低くても、
『モザイク写真なの?』等と
言われません。