スマホでも、一眼レフに負けない! | 裕ちゃんが、言うよね~!

スマホでも、一眼レフに負けない!


実践的
スマホ撮影テクニック!


水平と高さを意識して、
完成度の高い写真を撮る…


スマホでも一眼レフでも
意識するポイントは同じ。

X(旧ツイッター)や
インスタグラムが流行した事もあり、
誰もがスマホで写真を撮り、
すぐにアップする事が
できる様になりました。

この時、
ちょっとしたポイントを抑えるだけで、
グッと撮影された写真の
クオリティを上げる事ができます。
今で言うなら、
『インスタ映え』ですか…

今回は特に意識しやすい「水平」と
「高さ」について説明します。

まず水平について。
これは、撮影された被写体が
風景だったりビルの鉄骨だったりと、
水平でないと違和感が出る物において
効力を発揮します。
見る人によっては、
気分が悪くなったり、酔いやすいかも
しれないので、要注意です…

例えばこちら。

1枚目の写真…

これは東京駅を撮影したものです。
おそらくこのアングルから東京駅を
撮った事がある人は、
少なくないと思います。
ところでこちらの写真の若干の違和感に
気が付きましたか?


次はこちら。

2枚目の写真…

どうでしょう、
同じ東京駅ですが、先ほどの写真よりも
落ち着いて見る事ができませんか?

じつは、1枚目の東京駅は
わざと水平をズラして撮影しています。
そして2枚目は水平にかなり気を付けて
撮影しています。
横断歩道やビルの傾き具合で
違いが解ると思います。

ほんの少しの違いですが、
風景写真や構造物の写真の場合、
少しでも水平がズレると
見る人に違和感を与えてしまいます。
見る人によっては、
傾いた写真を見ただけで
酔ってしまったりします。
★最悪の場合、
 撮影中の画面見て
 撮影者が気分悪くなるかも?
トリックアート展示等にも
注意書き有りますね…

違和感を狙って「わざと」水平を崩す
テクニックもありますが、
その目的以外で水平を崩すのは、
少し挑戦的。
ぜひこういった被写体を撮る際には、
水平を意識してみて下さい。
やはり平面は水平、
建物は垂直だと安心感ありますね…
㊟ピサの斜塔の撮影を除く。
景色に限らず、
食レポ風に食事メニュー撮りの場合も、
基本は水平を意識してみて…

この時、
カメラの
【MENU→グリッド表示】から、
水平の参考になるグリッド線を
表示しておくと、
簡単に水平を取る撮影ができるので
おすすめです。

赤いラインが、グリッド線…

次に高さです。
おそらく多くの方は、
スマホを構えて撮影する時、
普通に立って自分の顔もしくは
胸くらいの高さで写真を撮るのでは
ないでしょうか。

例えばこんな感じ。


この写真の場合、
背の高さから
アイレベルで撮影したため、
どうしても道路が
半分くらい入ってしまいます。
逆に空はかなり切る事ができました。
アイレベル:
  本人の目線の高さで水平に見る事。
  顔を上げ下げしない。
  子供の視線と大人の視線は、
  身長差により
  高さ(アイレベル)が違いますね…


一方こちらは
しゃがんで撮影したものです。
先ほどの写真とずいぶん印象が
異なると思います。
この場合、道路はかなりカットされ、
空が大きく写る様になりました。

この様に、高さを少し変えるだけで
写真の印象は大きく変わってきます。
特に一眼レフでは『撮るぞ』という
気合いの元で撮影します。

気合い入ってます!
子犬目線、子猫目線でしょうか…
しゃがむより、低いアングルですね。

写真週刊誌のスクープ狙いですか?
先生の、スキャンダル狙い?
撮影する女子は、
スカートに要注意です!

スマホの場合、普段の高さで
ついつい撮ってしまいがちですが、
これだけ軽いスマホですから、
頭の上で構えて撮影してみたり、
地を這う様な高さで撮影してみたり、
逆に簡単に試せるハズ。

普段は、上から見下ろすハスの花も、
見上げるアングルだと…?

花壇の花も、
立ったまま、上から見下ろす
アイレベルで撮影の他にも、
花の高さに合わせて水平にとか、
地面から花を見上げる撮影等々…

ぜひいろいろな「高さ」での撮影に
チャレンジしてみて下さい。

何枚も連射して
失敗した画像は削除できるのが、
microSDカードの利点ですよね♪


ちなみにこちらは作例として、
撮影者がしゃがんだり、
寝転ぶアングルではなく、
地面にスマホを立てて
かなりのスーパー・ローアングルにて、
撮影してみたものです。
(直に手で支えても、
 三脚等でもOK。)
参道が、ダイナミックに!
ボストカード用の撮影なら、
歩道の位置に文章を書き込めますね…

スマホのホーム画面だと、
歩道の位置にアプリアイコンを
並べたり…

一直線に伸びる道路や参道なんかで
威力を発揮できますので、
ぜひ一度試してみて下さい!


日本カメラ博物館 リンク先…