自分で出来る、車の点検… | 裕ちゃんが、言うよね~!

自分で出来る、車の点検…


女性や高齢者でさえ
自分で出来る、
車のメンテナンス術♪



◆車の点検、メンテナンス

マイホームの次に高い買い物と言えば
マイカーではないでしょうか。
せっかく買った愛車は
大切に長く乗りたいものです。
近年は、
ガソリン車やディーゼル車よりも、
ハイブリッド車が意外と高額ですよね…

プリウスの予算あれば、
ガソリン車の
マークX2500ccクラスが
購入できます。
プリウスPHVなら、
ガソリン車の
クラウン低価格クラスまで届きそう…


そのために自分でもカンタンに出来る
メンテナンス方法をご紹介します。

業務用の社用車でも、
点検がラクにできます!

◆車の点検は、所有者の義務です

一般的な自家用車の2年毎の車検
(新車の場合は3年)は
義務化されていますが、
日常点検をする事で運転中のトラブルを
回避できる事も多くあります。
一般的とあるのは、
公認改造車の8ナンバー等は、
1年毎の車検もあるからです。
貨物用の1ナンバーや
4ナンバーの一部、
営業用ナンバー等にも、
1年毎の車検もあります。

道路法では運転者は自動車の走行距離、
運行時の状態等から判断した
適切な時期に
点検をしなければならないと
決められています。
道路上…特に高速道路上で、
整備不良が原因の事故や渋滞を
起こすと、
免許証点数に影響が出る事もあります!
整備不良で免停・取り消しなんてネェ…

果たしてその適切な時期というのは
いつなのでしょうか。

車通勤等で
一般的な使われ方をしている車だと、
1年の走行距離は平均1万km程度だと
言われています。

その場合、
異変や違和感を感じなくても、
1ヶ月に1回程度を目安に
点検する様にしましょう。

専門店やディーラーに
車両点検任せっ放しという人は、
自分でもある程度確認できる様にして、
安全運転を心がけましょう。



◆ここを点検しよう

車の修理代というのは
予想外に高くなる事もあります。
日ごろからメンテナンスをしていれば、
故障を回避する事もできて
修理費節約にもなります。
車検整備で、
ここも勝手に替えられた等と言わなくて
済みますね…
ワイパーゴムは、
吹き具合の劣化や、外傷さえ無ければ、
使用年数は判断しにくいので、
整備キャンペーンでもなければ
勝手に替えません。

停車中(エンジン停止中)に、
自分でできる点検の項目7つ
たいていは、
車の取扱説明書や整備マニュアルにも
載っています。

1. タイヤ
2. ワイパーゴム
3. エンジンオイル
4. ブレーキ液
5. バッテリー液
6. 冷却水(クーラント液)
7. ウインドウォッシャー液

★ハイブリッド車や電気自動車では、
 一部不要な項目もあります。
★他にも、電球の球切れや、
 エンジン過熱、パワステ、
 バッテリーに影響する
 ファンベルト等もあります…
 ブレーキランプ以外は、
 1人で点検できますよね…
 『球切れ警告灯』は、
 ブレーキランプ球切れのみです。

1. タイヤ

タイヤは磨耗が進むと
走行機能が低下し、
制動距離も伸びていきます。
スリップやパンクの原因にもなるので、
定期的に点検しましょう。

気圧や気温の関係なのか、
季節の変わり目…特に夏から秋へは、
タイヤに異常が無くても、
新品タイヤでも、
内部の空気圧が下がるらしい!
放置したままだと、
燃費悪化や異音、バーストの原因に!


タイヤの点検箇所
・表面の溝が減り
 ワイヤーが出てきたり、
 スリップサインが出ていないか?
・傷やヒビは無いか?
・空気圧は指定内か?
・ホイールやタイヤに
 変形やゆがみは無いか?

適正サイズを勝手に変えたり、
自家用車に貨物車用タイヤとか、
貨物車に乗用車用タイヤを使うと、
車検に通らない他、万一の事故でも
保険が下りない場合があります。
アルミホイールも
適合ホイールでないと、
やはり保険が下りない事もあり得ます。
違法改造にならないために、
車両に合ったタイヤ&ホイールを
付けましょう。


旧車ユーザーで、
当時の古い空気圧シールが
貼られているが、
現在の空気圧単位変換が
分からない方へ…

空気圧 単位換算 リンク先…

旧車の空気圧では、
「kgf/cm2」の単位だと思います。
新しい国際統一単位に変わり、
一般的には、
「キロパスカル(kpa)」が
使われているかもしれませんが、
「ヘクトパスカル(hpa)」の方が
数値換算は簡単だと思います。
空気入れの表示単位に
「キロパスカル」が
載っている場合は、変換が必要です。
1kgf/cm2=100kpa(約1hpa)


近年では、
係員が給油してくれる
フルサービスガソリンスタンドが減少、
『タイヤチェックしますか?』等という
点検接客もセルフスタンドでは
全く無い!
空気入れも備えてあるが、
使い方を教えてくれるだけであり、
点検までしてくれるセルフスタンドは、
常連客でも皆無…
故障した時の責任を
自分は取りたくないとか、
人に頼むばかりの
横着者、怠慢者には、
フルサービススタンドが
良い!
ボッタクられる危険性も
激増中!


2. ワイパーゴム

雨や日光に直接さらされる
ワイパーのゴムは劣化も早く、
半年に1回の交換が理想的です。
ゴムが切れてるとか、
拭き残し、拭きムラが
出る様になったら交換の合図です。
花粉や黄砂等をムリに拭こうとすると、
ゴムがすぐに劣化します。


劣化していたら
新しいゴムと交換します。
車種によって仕様が違うので、
確認してから購入しましょう。

ワイパーブレードは、
ゴムをガラスに押さえ付けるバネが
弱くなってしまいますので、
1年毎の交換が必要です。
ヘッドライトワイパー等、
特殊なワイパーは、
カー用品店でも市販されてなく、
ディーラーで交換しましょう。

黄砂等を噛んでしまったため
ゴムが切れたまま使用を続けて、
ガラスに爪が引っかかる傷が出来たら、
ガラス研磨でも治りません…
車検もアウト!
ゴムの数十倍高額な、ガラス交換です。

ちゃんと定期的に
ゴム交換しておけば、
安上がりですよね♪
整備業者に依頼して工賃込みで、
フロント&リア1台分丸々
ゴムまたはブレード一斉交換しても、
フロントガラス1枚交換より安い!

万一、ガラスに深い傷が出来たら?
交換価格の相場価格は?
業者やガラスの種類、
車種年式等々により変動しますが、
ワゴンRフロントガラス1枚で、
およそ1万円(工賃別途)くらい…
プリウス30系フロントガラス1枚で、
およそ5万円(工賃別途)くらい…
純正には無い高機能ガラスを扱う業者も
在りますので、
必ずお問い合わせ下さい。
電話等でのお問い合わせには、
型式等のデータを聞かれますので、
必ず車検証が必要です。
自動車ガラス専門業者以外、
販売店でも見積りを取り、
値段や修理日数等を比較して
良い方を選択して下さい。

ワイパーゴム切れ… これは、目立つ!

3. エンジンオイル

エンジンオイルは、
エンジンがスムーズに回転するための
潤滑油です。
オイルゲージを抜いて
付いているオイルを拭いてから
再度差し込み、
オイルの汚れと規定の量入っているのか
点検します。

汚れていたらエンジンオイルを
交換しましょう。
交換の目安は、
半年毎または5,000km毎です。
指定オイル専用の
ハイブリッド車以外は、
オイルの硬さを選ぶ事で
燃費向上したり、
寒冷地での始動性が向上したり、
サーキット走行にも耐える事も
できます。

4. ブレーキ液

ブレーキ液の量が
FULLとLOWの間に在るか点検します。
フタを開けなくても、
容器の側面から確認できます。

減っていたら
原因を調べる必要があります。
ブレーキの制動に関わる箇所なので、
資格を持っている国家整備士がいる
ディーラーや専門店で
見てもらいましょう。

雨天等 水分を吸収しやすく、
ブレーキ性能が格段に落ちますので、
補助タンクのフタは
整備工場以外では開けないで下さい。

ウォッシャータンクや冷却水と間違えて
補水してしまった場合は、
ブレーキ液の全交換が、
すぐに必要です。
自走は危険行為なので、
レッカー車を呼んで
整備工場に持ち込んで下さい。



5. バッテリー液

希硫酸が成分であるバッテリー液は、
化学反応により気体となって
少しづつ蒸発していきます。

バッテリー液の量が
UPPERとLOWERの間に
あるか点検します。
補充には精製水かバッテリー補充液を
使用します。
ミネラルウォーターや温泉水を
入れてはいけません。
水道水で大丈夫、充分です…

蛇口からミネラルウォーターが
配給される地域は、
必ず市販バッテリー液、精製水を
入れて下さい…

減っていたら6箇所の注入口すべてに
均等にバッテリー液を補充します。
メンテナンスフリーバッテリーは、
バッテリー本体の交換時期まで
補水の必要性はありません。

どちらも2年毎の交換です。

ハイブリッド車、電気自動車では、
 高電圧のため触れてはならない部分も
 あります!
 ハイブリッド車や電気自動車専門の
 国家整備士がいる
 ディーラーに任せましょう。

6. 冷却水(クーラント液)、
 ロングライフクーラント(LLC)

エンジンの熱を冷ます冷却水の点検は
冷えている時に行ないます。
冷却水の量がFULLとLOWの間にあるか
点検します。

減っていたら補充用LLCか
指定濃度に薄めたLLCを
FULL近くまで補充します。
寒冷地では、薄めずに補充します。
補充には
必ず同じ液色のLLCを使用しましょう。
薄める水には、
コンビニ等で買えるからと
ミネラルウォーターや温泉水は
いけません。

寒冷地、豪雪地帯だと、
水で薄めた冷却水では凍ってしまい、
ラジエーター破損もあり得ます。
水で薄めず、
クーラント原液だけを入れる事も
よくあるそうです。
寒冷地、豪雪地帯の住民はもちろん、
ウィンタースポーツに行く人も、
クーラント原液だけを入れましょう。

短期間で極度に減っていたら、
ラジエター破損の疑いもあります。

7. ウインドウォッシャー液

車のフロントガラスを洗浄する
ウインドウォッシャー液は、
減っていたら補充します。

減っていたら
FULL近くまで補充します。
薄める水には

コンビニ等で買えるからと

ミネラルウォーターや温泉水は
いけません。

ウインドウォッシャー液には、
撥水タイプや油膜落としタイプ等
いくつか種類があるので、
混ぜて補充しない様にしましょう。
特に中古車を購入したばかりの時は、
以前のユーザーや中古車販売店が
何を入れたか分かりません…

違う種類に変えたい時は、
現在の種類が出なくなるまで
使い切ってから変えましょう。
さらに真水を入れて、
出なくなるまで噴射して
タンクやパイプライン、噴射ノズルを
すすぎ洗いすれば完璧ですよね。


他にも、
エンジン始動して、
キュルキュル異音しませんか?
エアコンのオン・オフに同期して、
キュルキュル異音がしませんか?
ハンドル左右回したら、
キュルキュル異音しませんか?

キュルキュル異音は、
ファンベルトが寿命かもしれませんね。
切れる前に点検・交換ですからね。

特にエンジン始動時の異音は、
冷却装置と発電機、両方に影響します。
走行中オーバーヒートや、
バッテリー上がりなんてトラブルにも!

ハンドルキュルキュル異音は、
真っ直ぐでは鳴らずに、
左右どちらでも回したら異音鳴ります。
パワステが重くなるかも?

◆シートベルトも年1回は点検したい。

キズや切れ、裂け目等が無いか?

アルコール系洗剤や
アルコール系除菌剤で、
ベルト強度が弱る事もあります。
お湯拭きで充分です…

運転席&助手席シートベルトでは、
勢い良く引っ張り出した時、
ちゃんとロックがかかるか?
勢い良く引っ張り出すのが
点検ポイント!
運転席&助手席以外のシートベルトは
一般的にロック機能しません。

勢い良く引っ張り出した時に
ロックしないと、
シートベルト着用したのに
衝突時に身体を抑えて保護できず、
着用してない時の様に
フロントガラスに突っ込む等のケガと
なります。
シートベルトがロックしなくて
エアバッグの強い反発力で、
かえって重症化する危険性も…



日本自動車整備振興会 リンク先…


マイカー所有者は、
ブックマークしたいですね…
こちらの全国版ではなく、最寄りの
都道府県別自動車整備振興会リンクも
併せて検索しておきたい。

夏の愛車点検は
暑い日中は避けて、
午前中か夕方に…
人間が
オーバーヒートなんて、
笑えません!