食中毒を防ぐご飯とは? | 裕ちゃんが、言うよね~!

食中毒を防ぐご飯とは?


今日は暑いですか?
昔から、梅干し…



「ご飯の余りは冷凍保存」という
保存方法が定着しましたので
保存時に腐らせてしまう事は
無いと思いますが、
お弁当に入れたり
朝に炊いたご飯を夜まで
そのままにしておいたりという
パターンはとても傷みやすく、
食中毒の原因になります。


大昔には
「白飯では、あたらない
( 食中毒は起きない)」等と
言われる事もありましたが、
これはまったくのデタラメです。
白飯でも、炊き込みご飯や、
炒飯、パエリア等でもダメです…

加熱すれば良いという事も
言われますが、
こちらもダメで、
腐敗によってできる毒素の中には、
とても熱に強い種類もあります。

冷凍以外での保存が長引くのであれば、
傷みにくいご飯を炊きましょう。

【傷みにくいご飯】
・お米1合あたり、
 梅干のタネを
 大粒なら1粒入れて炊く
 (小粒なら2粒から3粒)


これだけでOKです。
おにぎりや調理で使った梅干しのタネ
保管しておき
(少し果肉が付いている物)、
白米を炊く時に炊飯器に入れましょう。

後でタネだけ取り出すのを
忘れない様に!
1回使用済みのタネは、
廃棄処分します。

昔からお弁当のご飯は、
梅干し1個入った『日の丸弁当』が
先人の知恵としてお馴染みですね。
寿司の酢飯も効果あります…

梅干しのタネでも、充分良い様です。
近年はスーパーの製品でも
タネ無し梅干し、タネ抜き梅干しが
多くなってますが、
タネ無し、タネ抜きでない物を
選びたい…

梅干しや梅果肉なら、
南高梅、小梅、梅酒用…
何でも良いです。
タネ無しがなければ、
果肉や漬け汁も良いですね。
果肉は取り出さず一緒に食べて下さい。

梅、梅干しにはクエン酸が含まれ、
殺菌効果は
クエン酸、酢酸等の
有機酸成分によるものである。



高濃度域では
酢酸に強い抗菌作用が見られました。
クエン酸・リンゴ酸・酢酸の混合溶液は
クエン酸だけよりも
強い抗菌作用を示しています。

また、梅干しには
食塩が含まれていますが、
梅干しの抗菌作用は
食塩の静菌作用との相乗作用が
発現している事が
短時間殺菌作用の試験により
示唆されています。

ただし、日の丸弁当の様に
梅干し丸ごとを一粒入れるだけでは
その周辺くらいにしか
効果は見られなそうですね。

抗菌効果を狙うには、
身をつぶして和えた方が良さそうです。
梅ご飯なら良いかも…

梅干しの殺菌作用もそうですが、
酢酸にも高い殺菌作用が見られる事から
寿司でお馴染みの酢飯にするのは
腐敗防止には効果的だと思われます。

クエン酸は、レモンにも多く含まれ、
酢酸は、醸造酢、穀物酢、黒酢等です。
薬局では、
『食品添加物クエン酸』も有りますね。
100円ショップのクエン酸は、
掃除・洗濯専用で、
食用ではありません。