あくまでも『補助』ですから… | 裕ちゃんが、言うよね~!

あくまでも『補助』ですから…


自動車のエアバッグとは?


エアバッグは、
前面衝突時に頭や胸への衝撃を
軽減するもので、
旧車以外は、ほとんどの車に
標準装備されています。

今回は、エアバッグについて。


◆エアバッグについて…

最近では運転席・助手席以外にも、
後部座席やサイド部分にもエアバックが
装備されている車が増えています。

高級車だと、
純正座席横から出てきたり、
窓枠からカーテンの様に出てくるものも
ありますね…

ハンドルにステッカーを貼っていると、
エアバッグが開かなかったり、
ダッシュボードのエアバッグ領域に
硬い小物やスマホ等を置いてると、
顔面に飛んできて怪我をする事が
あるのだとか…!
高級車のシートエアバッグも、
専用シートカバー以外では
開かない事もあります。

ステアリングエアバッグの他にも、
車種やグレード等により、
エアバッグの装備数や、どう開くかは
異なります。
自動車の取扱説明書にも載ってます…


日本車で初めて市販車に搭載された
エアバッグは、
1987年にホンダが発売した
初代レジェンド(運転席のみ)に
搭載されたタカタとホンダの共同開発の
エアバッグであり、
日本車で最初に運転席側を
全車に標準装備としたのは
1992年発売の同社のドマーニである。
★レジェンド、ドマーニとも、
 現在は新車の製造中止となった。

1997年までの3年間で
エアバッグ装着率ほぼ9割に達した。

その後も新車装着率は伸びて
100%に漸近している。

道路交通・高速道路省
(現・国土交通省)はすでに、
2019年7月から運転席用エアバッグ、
2022年1月から助手席用エアバッグの
装着を義務付けている。

なお、
2008年11月にタカタ製エアバッグが
初めてリコールされてから約9年で、
世界2位のシェアを誇っていた
エアバッグメーカーが倒産する事に
なってしまったのです。

リコール問題が
会社を倒産させるほどまでに
拡大した背景は、
タカタの姿勢が消費者の安全を
軽視している様に見え、
社会や消費者からの
信頼を失ってしまった事にあります。


エアバッグは「SRSエアバッグ」と
呼ばれます。
SRSとは、補助拘束装置
(Supplemental Restraint System)の
略称になります。

補助とある様に、エアバッグは
シートベルトを装着した上で、
正しい着座位置、着座姿勢で
効果を最大限に発揮します。



シートベルトを着用した上での
作動なら大丈夫だが、
シートベルトをしないで
エアバッグが作動すると、
プロボクサーのパンチを受ける様に
かえって大人でも
ひどいむち打ち等になる事もあります!
首の骨折による寝たきりや
死亡もあり得ます…

本来チャイルドシートや
ベビーシートは後部座席だが、
助手席側に
チャイルドシートを装着なら、
後ろ向きにしないと、
大人が受けるむち打ちより強く影響し、
危険です。
極力後部座席に装着か、
助手席には後ろ向き装着で、
エアバッグの衝撃を
受けない様にしましょう。
ジュニアシートは、通常の装着でOK。
しかし、子供にはエアバッグの衝撃は
まだまだ強過ぎます…
後部座席装着が望ましいです。


◆スポーツカーで、
 ステアリングを変えられる場合…

エアバッグが無い
スポーティなハンドルに変えたいが、
元々『エアバッグ保険』に
加入してる場合、
エアバッグ保険を解除しないと
事故の時に全保険が下りないとか、
車検が通らない等々、
弊害が出てきます。
ハンドルの形状や大きさが
競技専用でない
車検対応サイズであっても、
エアバッグ保険解除してないために
車検に通らない事もありますね…
エアバッグ保険を解除するか、
車検の度に
車検戻ししなくてはなりません。

近年では、
純正エアバッグに対応する
市販ステアリングも売られてます。
これならエアバッグ保険は効きます。
樹脂製ステアリングは
イヤだという方には、
皮革や木目調等々の
純正エアバッグ対応ステアリングも
あります。
(対応車種は限定されます。
 通販サイト専売商品かも?)



◆どんな時に開くの?

▼エアバッグが開く条件
・時速30km程度以上の速度で、
 コンクリート壁の様な構造物に
 正面衝突した時。
・自動車等と衝突し、
 上記の衝突と同様の衝撃を受けた時。

電柱へ衝突により
真ん中だけ変形する等々、
車の一部だけが
極端に変形する様な衝突や、
斜めに衝突、後部からの衝突、
トラックの荷台の下に
潜り込んだりすると、
エアバックが
開かない事があるそうです。
追突の条件によっては、システム上
エアバッグが作動しない事もあります。
車両の取扱説明書にも
注意書きがあります。
誤作動や故障等と勘違いしない様に…


まとめ

エアバッグが有るからと油断せず、
シートベルトは
全席必ず着用しましょう!
警察官の事故後の証拠写真等から
シートベルトしてない事が
検証されれば、
道交法による罰則や
保険が下りない、
保険返金請求される事もあります…

エアバッグ警告灯(右側)と
シートベルト警告灯の例…

エアバッグ警告灯の例…

エアバッグ警告灯は、
システムがちゃんと作動する場合
エンジン始動後に消灯します。
エンジン始動後にも消灯しないなら、
エアバッグが開かない
可能性がありますので
販売店で点検を!

シートベルト非装置警告灯が
運転席で実現されてる様に、
今後はシートベルトを着用してる事で、
エアバッグの作動スイッチが許可される
システムになるかもしれません…
シートベルトを着用しないと、
エアバッグも作動しない様な
システム化も、考えられます。