こんな予報士も…! | 裕ちゃんが、言うよね~!

こんな予報士も…!


連休の味方、
渋滞予報士とは?


「渋滞予報士」とは、
NEXCO東日本社内での愛称で、
渋滞発生の予測を専門とする
担当者の事を指します。


渋滞予報士となるためには、
天気を予報する「気象予報士」の様に、
正式な資格を持つ必要がある訳では
ありませんが、
渋滞を予測するエキスパートとして
活躍しています。
こちらも国家資格では、ありません…

2007年から
この呼称が使用される様になり、
全国でも有数の渋滞発生エリアである
関東圏における渋滞予測を、
主に担当してきました。

渋滞予報士の役割以下で、
渋滞予報士が担っている、
主な役割について解説していきます。


◆渋滞の予測

過去3年程度に発生した
渋滞のデータから、
渋滞が起こりうる時間帯や長さについて
予測を行なっています。

渋滞が起こる要因については、
様々なケースが想定されています。
例えば、
「高速道路が通っている
地域の地形によるもの」や、
「道路工事や交通事故によって
引き起こされる場合」、
また
「新規路線が開通した事による影響」、
「特定の場所で
イベントが行なわれる事による
交通量の増加」、
「料金割引制度の変更」等が
挙げられます。

こうした様々な要因を、
これまでに発生した渋滞データと
合わせて検討し、
高速道路を渋滞せずに通れる
車の台数と比較する事で、
渋滞予測を行なっています。

あなたの免許証にも関わりますよ…
『過労運転』は「飲酒運転」並み!
25点加点は、他の累積違反無くても
イッパツ免許取り消しですよ。

◆交通量の統計の作成

高速道路には交通量の計測装置である
「トラフィックカウンター」が
設置されています。
旧式スピード取締りの様に
道路埋め込み型
(ループコイル式)とか、
専用カメラ型等あります。

この装置から交通量についての
データを集めて、分析する事も
渋滞予報士の仕事です。

路線や区間、時間帯等を元に
分析を行なったデータは、
渋滞予測に活用されるのは
もちろんの事、
道路工事による通行規制の時間帯を
決める際等にも考慮される、
貴重な統計データとなっています。


◆渋滞予測

情報の公開渋滞の予測結果は、
ウェブで見る事ができる、
NEXCO東日本運営の
「渋滞予報カレンダー」に反映し、
ドライバーへと情報を提供しています。

また、
無料の小冊子「渋滞予測ガイド」を
配布しています。

特に交通量が多く
渋滞が増加する時期である、
ゴールデンウィーク、お盆休み、
年末年始時期の1ヵ月前から、
各サービスエリアにおいて
配布を行なう事で、
渋滞の緩和に
つなげようという試みです。

近年は、ハッピーマンデー制度や
週休二日制等で、細かい渋滞も…

◆ドライバーに対するサポート

この様に渋滞予測は、
様々な機会を設け、
ドライバーへと
フィードバックされています。

それにより、混雑のピークを避けて
高速道路を利用してもらう様に促し、
それぞれのドライバーが快適な走行を
できる様にしっかりとサポートを
行なう事が、
渋滞予報士の活動の目的です。

NEXCO東日本サイト


◆NEXCO東日本サイト例…

NEXCO東日本以外の渋滞予測では、

NEXCO中日本、NEXCO西日本でも、
「リアルタイム交通事情」で
渋滞情報も解ります。