受験生、必見! | 裕ちゃんが、言うよね~!

受験生、必見!


摂り過ぎで、死亡も…!
知っておきたい、
カフェインの基礎知識♪


眠気覚ましでお馴染みの、
意外と知らないカフェインの作用…
受験生はもちろん、
仕事がドライバーの方々も必見です。


カフェインは「アデノシン」という
睡眠を誘発する物質を抑えます。
他にも疲れが取れたり、
物を集中して考えたりしやすくします。

一方、
このシャキッとするカフェインも、
20歳以上で
1日250mgを超えて摂取すると、
イライラ、興奮、吐き気、頻尿、
頻脈(脈が速くなる)、
睡眠障害等の原因になります。

ドリップコーヒー約2~3杯で
症状が出始める事になりますね。
エスプレッソコーヒーなら、
2杯ですか…
エスプレッソは、小さめカップですが
濃い目に抽出するのです。
専用の豆が有る訳ではありません…

ただし、タバコやお酒と違い、
常識的なコーヒー量であれば、
そう神経質になる必要は無いでしょう。

◆常識的な量を超えるとどうなる?

ずばり、
カフェイン中毒になる恐れがあります!


その症状は2種類あります

□1.精神症状
緊張する、落ち着きが無い、
よくしゃべる、
不安になる、気分が高ぶる、
不眠症になる等々があります。
重症になると錯乱、妄想、
幻聴、パニック、
さらには自殺行為にまで至ります。

うつ病や不安障害、
パニック障害の方は注意して下さい。

□2.身体症状
胃痛、吐き気、嘔吐等々があります。
他には脈が速くなる・乱れる、
動悸等が知られており、
重症になれば
致死性不整脈が起こる事もあります。

頻尿や手の震え、むずむず感等も
起こる事があり、重症になれば痙攣や
歩行困難、頭痛等も伴います。

カフェインを取ると、
本来トイレが近くなるハズですが、
逆に回数が少なくなったら(頻尿)、
重症に近いでしょう…
高濃度カフェインドリンク剤の
過剰摂取は、一番怖い例です。

◆カフェインの致死量は?

カフェインの致死量は
20歳以上で
5~10g程度と言われています。
体調や体力、状況によっては
コーヒーのがぶ飲みでも
命を落とす恐れがあります。

睡眠不足や心臓病と
カフェインの組み合わせには
特に要注意。
カフェイン中毒で死に至った例は
「2015年が国内初」と
されていますが、
アメリカでは10数例の報告があります。


◆カフェインの持続時間と、
 米国との違い

カフェインが体内に摂取されると、
15分から1時間で効果が現れます。
個人差にもよりますが、
30分ほどで効き始めると
考えると良いでしょう。

しかし、
条件によって血液中のカフェイン濃度が
ピークに達する時間は異なります。

ドリップコーヒーにおいて、
ホットコーヒーの場合、
毛細血管が太くなり、
胃の運動も活発になるので
早くピークに達します。
時間にすると、30分から1時間です。

アイスコーヒーの場合、
毛細血管が細くなり、
胃の運動も低下するので
遅くピークに達します。
時間にすると、1時間から2時間です。

実際に効いている時間は
2時間から4時間ほどで、
5時間から7時間で
効き目は薄くなります。
飲み始めてから、
4時間ほどで効き目が無くなると
考えると良いでしょう。

米国食品医薬品局によると、
健康な大人で1日あたり400mgまでは
カフェインによる身体の悪影響は
無いとされています。

では、カフェインが400mgとは
具体的にどのくらいの
量なのでしょうか?

ドリップコーヒーを例に用いると、
1日あたり
コーヒー4、5杯程度の量です。

ティーカップで飲む人と
マグカップで飲む人とでは、
1杯の量が異なります。
一般的なドリップコーヒーと
エスプレッソでも、
カフェインの濃度が異なります。
ブラックコーヒーを好む人と
カフェ・オ・レ、カフェ・ラ・テを
好む人とでも、1杯の量が異なります。
インスタントコーヒーの中には、
カフェインレス等もありますね…

健康な人は
カフェインの量は400mgまでです。
妊娠中は200mgから300mg以下に
抑えると良いでしょう。

しかし、
デメリットを考えて
カフェインの摂取を止める必要は
ありません。

高血圧リスクが増加するのは、
辛いもの、塩辛いもの好きな人や、
飲酒が多い等により
肝機能が低下している人です。
そして、
骨粗しょう症のリスクが増加するのは、
牛乳や魚介類をきらい、
カルシウムの摂取量が少ない人です。

普段から健康な食生活を
心掛けている人は、
高濃度カフェインドリンク剤や
妊娠中以外は
気にしなくて良いでしょう。

◆カフェイン中毒の治療法は?

カフェイン中毒そのものを治す薬は、
ありません!
重症の場合、入院して集中治療室等
症状を抑え、全身を守りながら
カフェインが身体から抜けるのを
待つ事になります。
超重症の場合、全身の痙攣や
悪性の不整脈等が起こるため、
これに対処する必要があります。

カフェインが身体から抜けて
落ち着けば、
その後の経過は良好です。


◆カフェイン中毒を予防する方法は?

コーヒー、お茶、
カフェインドリンク類をよく飲む場合、
1日に摂取する
カフェイン量を意識して飲んで下さい。
(錠剤等のカフェインも含まれます)

なお、
1杯あたりのカフェイン量の目安は
以下の通り。

・玉露150ml 150mg
・ドリップコーヒー150ml 135mg
・エスプレッソコーヒー50ml 140mg
・栄養ドリンク100ml、
 またはコーラ500ml 50mg
・ココア150ml 45mg
・紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶、
 緑茶(玉露以外)150ml 30mg
・玄米茶150ml 15mg

ウーロン茶以外の中国茶も、
ウーロン茶と同等か、それ以下と
言われます…
麦茶は、茶葉から作らないので、
カフェイン量はゼロです。

ランチにコーラ250mlを
飲み切る人よりも、
緑茶250mlを飲み切る人の方が、
カフェイン量は意外と多い結果です!
ミニペットボトルだからと言え、
要注意!
コーラ250ml 平均25mg
 緑茶250ml 平均50mg

エナジードリンクは商品によって
まちまちですが、
一番多い製品では375mgも
含まれている物があります。
よくラベルを確認し、
過剰摂取には注意しましょう!
高濃度カフェインドリンク剤を
1日2〜3本、
毎日飲み続けた20歳以上の死亡例も
日本で起きています。
水分摂取が無かったため、
排尿困難となり、過剰カフェインも
体外排出されないまま蓄積されて、
死亡に至ったとも言われます…
玉露はカフェイン量だけなら
高カフェイン量ですが、
エスプレッソに比べて
水分量もあるため、まだ良いですね…



◆高濃度カフェインドリンク剤の
 カフェイン量目安1例

眠眠打破1本(50ml) 120mg
強強打破1本(50ml) 150mg
激強打破1本(50ml) 150mg
激強打破は、
強強打破に漢方等を追加し、
強精成分を上げた製品です。
さらにカフェイン量を上げた製品では
ありません。

メガシャキ1本(100ml) 100mg
ギガシャキ1本(50ml)   100mg
メガシャキシリーズは、
1本あたりのカフェイン量は
100mgで統一されてますが、
種類により内容量が異なるため、
同量換算でのカフェイン濃度が
異なります。

★高濃度カフェインドリンク剤は、
 すべてのメーカーでも
 成人1日1本までと
 注意書きも有ります…
 妊娠中は、
 高濃度カフェインドリンク剤も、
 止めましょう。

★ドリンク剤メーカーにより、
 カフェイン量は前後しますが、
 エスプレッソ並みと解釈しても
 間違いは無いでしょう…
★2018年時点での製品なので、
 改良廃版等の
 変動があるかもしれません。

★成人とは、20歳以上です。
 2022年4月以後から
 日本の法令上は
 18歳以上扱いとなりますが、
 ここでは20歳以上となります。

最後に…

カフェイン飲料を飲む目的の多くは、
眠気覚ましのためではないでしょうか?

体を守るため、
5分程度の短時間仮眠を採用し、
過度なカフェイン摂取は
控える様にして下さい。