富士通スマホも、やっと世界に追い付いた? | 裕ちゃんが、言うよね~!

富士通スマホも、やっと世界に追い付いた?


新スマホが採用する、
「USB Type-C」って?




2018年、
富士通スマホにも遅ればせながら
USB Type-Cの時代が来た〜ッ!
2023年末、
iPhone 15から
ライトニングでは無くなりました。
iPhoneも、USB Type-Cの時代です!
(下記写真はオスコネクター側)


ところで、NTTドコモの
2017年冬モデルとして登場の、
「arrows NX F-01K」と
「arrows Tab F-02K」からは、
富士通端末としては初めて
「USB Type-C」という端子を
搭載しています。

他社スマホは、2017年夏モデルまでに
すでに搭載していたが、
OSバージョンアップが
国内最遅でおなじみ富士通、
(過去は、富士通のOSアップは、
1機種につき
1回以上は行わなかった…)
USB Type-C搭載も2018年と国内最遅…
★2019年後半モデルより、
 富士通端末も、1機種につき2回以上
 OSバージョンアップを行う様に
 変わってます。
 やはり世界共通化でしょう…

この端子、
従来のUSB端子(USB Micro-B)と
比べると、
どういうメリットが
あるのでしょうか…?

★「USB Type-C」には親子関係が無い!

USB Type-C端子は向きの上下が無い!

従来のUSB端子には、
大きく分けると「Aタイプ」と
「Bタイプ」のコネクターがあります。

Aタイプは
「親デバイス(使う側)」、
Bタイプは
「子デバイス(使われる側)」という
区分があり(※)、
ある意味で搭載するコネクターで
「主」なのか「従」なのかが
分かる様になっています。

Bタイプにはサイズが
「通常」「ミニ」「マイクロ」の
3種類があり、
多くのAndroidスマホ・タブレットでは
マイクロ形状の端子が
使われてきました。

それに対して、USB Type-C端子は
親子で共通形状です。
両端がUSB Type-C端子な
ケーブルの場合、
どちらが親でどちらが子なのかを
考えずに差し込めるのです。
家電製品におけるコンセントの様に、
どちらでも機能します!

※Bタイプ端子のうち、
ミニ・マイクロ形状の物には
親子兼用の
「USB On-The-Go(USB OTG)」という
規格もあります。
USB OTGに対応しているBタイプ端子を
持つデバイスでは、
変換アダプターを用意する事で
親デバイスとしても使えます。
(arrowsも最近の上位機種は
USB OTGに対応しています)

★「USB Type-C」には上下も無い!

よく見ると、上下対称!

USB Type-C端子は
端子の上下もありません。
つまり、端子の向きを考えずに
差し込めるという事です。
向きの違いは
機器側で吸収してくれます。

充電する際に
「どっちが上(下)だっけ…?」と
悩む事が無くなるのです。

就寝前にスマホを充電するのを忘れ、
暗い中でケーブルを
接続する時にも便利、
挿し間違いで破損…が無くなるのです。
今までの端子は、
細くて見づらいという高齢者でも、
扱いやすく変わりました♪

富士通では、高齢者向け端末に
「らくらくホン」「らくらくスマホ」を
製造・販売していますが、
USB Type-Cが搭載されて欲しいですね。
キッズスマホも富士通…
子供向け端末や高齢者向け端末に
USB Type-C搭載を考えるのが
先じゃ無いのか?


USB Type-Cは、
あくまでも『端子の形状』の規格…



USB Type-Cには、
「USB 3.1」(左)と
「USB 2.0」(右)の
2規格があります!

USB(Universal Serial Bus)の規格は、
大きく「通信規格」「端子形状の規格」
「電源供給の規格」と
3つの規格があります。

USB Type-C端子は
端子形状に関する規格なのですが、
ちょうど「USB 3.1」という
データのやりとりに関する規格と
同時に策定された事もあり、
「USB Type-C=USB 3.1」と
思っている人も少なくありません。

しかし、USB Type-CとUSB 3.1は
関連性の無い規格です。
もっとハッキリ言えば、
USB Type-Cだからと言って
USB 3.1に対応しているとは
限らないのです。

USB Type-Cは対応する通信規格
(≒上限となる伝送速度)に応じて
「USB 3.1 Type-C」と
「USB 2.0 Type-C」の
大きく2つの規格があるのです。

USB 3.1 Type-CとUSB 2.0 Type-Cでは
信号線の数が異なります。
ゆえに、規格に合致したケーブルを
用意しないと、
本来の性能を発揮できない
可能性があります。
外観が似てるからと言って、
USB『充電専用』ケーブルで
パソコンに接続しても、
データのやりとりが出来ないのと
同じ意味合いですね…

USB 3.1 Type-Cのケーブルなら
USB 3.1、USB 2.0どちらの通信規格の
機器でも問題無く
性能を発揮できますが、
USB 2.0 Type-Cのケーブルで
USB 3.1の機器をつなぐと
本来の性能を発揮できません。

ちなみにスマホやタブレット程度だと、
USB 3.1 Type-Cの伝送速度が
生きる場面、少ないですしね…


USB Type-C端子は、
USB以外の通信も流せる。


画像にある雷の記号、
実は「Thunderbolt 3」という別規格の
対応を示していました。


USB Type-Cには、
まだ「カオス」が…?



上記:USB Type-C専用充電器、
   ドコモ純正の
   「ACアダプター 06」
★2023年には、販売終了しました。
 現在は、ACアダプター 07や、
 ACアダプター 08です。

という事で、USB Type-Cの規格
そのものについては
大体説明が付きました。
結構カオスですね…

しかし、
USB Type-C「電源供給の規格」にも
カオスな状況があるのです…。