正しい車間距離は? | 裕ちゃんが、言うよね~!

正しい車間距離は?


『3秒ルール』から?


運転中、

「ぶつからない程度」で

狭い車間距離を取っている方、

いらっしゃいませんか?



法的な決まりも無い為、
教習所でも明確に教えられず、
あやふやな部分が多く
車間距離が足りず
事故に繋がるケースも
少なくありません。

そこで、今注目されているのが、
『車間距離は3秒』ルールなんです!

どこ行ったのでしょう…
『8.6秒バズーカー』
地下アイドルより早く消えた…
検索結果によると、
2014年11月結成後ブレイク。
3か月で業界干されたとか?


◆「車間距離は3秒」ルールとは?

「目印を決め先行車が
その目印を通過し、
その3秒後に自車も通過する様な
距離をとる」という車間距離の基準を
時間にするというルールです。

3秒間の車間距離があれば、
危険を察知してからブレーキを踏んでも
衝突する事無く停車できる
安全な「車間距離」が
取れるとされており、
実際に交通安全運動の一環として
普及を進めている地域も有るそうです。

「あおり運転」もダメ、
ソーシャルディスタンスして下さい!
現在の免許取り消し以上に、
道交法や刑法が
厳しくなるかもしれない。

なぜに3秒なのか?

運転者が危険を感じるまでに1.5秒、
ブレーキを踏むまでに
1.3秒と想定され、
また、人により誤差もある点から、
おおむね3秒程度が適切であるという
結論に至ったそうです。
ただし、高齢者ドライバーの場合は、
視力と運動神経が衰えており
反応が遅くなりますので、
もっと秒数が長くなるでしょう…


運送業者のトラックの場合も、
割りと大きめに
車間距離をとってますが、
なるべく急ブレーキを避けて、
積み荷が崩れて傷付けない様にするため
車間距離=制動距離を
確保してるのです。
よって、
3秒ルールは当てはまりません!
10秒くらいのルールと思っても
良いでしょう。

大型観光バスも、同様でしょう。

普通車の感覚で、
車間距離が大きいからと
前に割り込むと、
積み荷に傷を付けてしまうのです。
危険防止以外に、前に割り込むのは、
できるだけ避けましょう。

あなたが送った荷物や、
あなたに届くべき荷物まで、
あなたの無理な運転によって
グチャグチャに?


では、3秒ルールを計算してみます。
時速を秒速変換計算から入ります。

時速10kmと言う事は、
1時間で10km進むと言う事。

では、
1時間を秒に直すと3,600秒ですね。
1時間は60分、1分は60秒…
60(分)×60(秒)=3,600秒
つまり、3,600秒で10km進む。

今度は10kmをmに直すと
1kmは1,000mなので10,000m。
つまり、3,600秒で10,000m進む。

さて、秒速は1秒に何m進むかです。
今、3,600秒で10,000m進むと
解っています。

では、3,600秒を1秒に直したら、
もちろん、10,000mも1/3600に
しなければいけません。

10,000/3600=2.777777778。
時速10kmを秒速に直せば、
約2.8mとなります。

1秒間に2.8m…
これを3倍すれば、8.4m。

8.4m以上の車間距離が、
時速10kmでの3秒ルールとなります。

時速10kmなら、
車間を10m空けるという
教習所等で教えてもらった、
『キロ数をメートルにする』の法則
ほとんど近いですね…

教習所で教えてもらった事が、
3秒ルールなのかも…♪


カローラクラスの全長は、約4.4m。

カローラ2台相当分の車間距離が、
該当しますね。
一般的な路線バスの全長なら、
10mくらいなので、1台分です。

ただ、交通量の多い都会の街中だと、
2台分も空けていたら、
何度となく横入りされてしまいます…
後続車からも
クラクションが絶えません。

時速60kmなら、50m以上。
時速80kmなら、67m以上が
3秒ルールとなります…


まとめ

急いでいる時や渋滞時は、
車間距離は詰めてしまいがちです。

そんな時こそ3秒ルール
意識してみて下さい。

スピードメーターの数値を、
メートルに直すだけで、
安全な3秒ルール車間距離が
すぐ割り出せます。
速度60km/hなら、車間距離60m。
速度80km/hなら、車間距離80m。
速度10km/h以下の渋滞時でも、
車間距離は10mは欲しいですね…

…車間距離、詰め過ぎ!