お前の存在が、まぶしくて… | 裕ちゃんが、言うよね~!

お前の存在が、まぶしくて…


都心部では、
あまり切り替えるなんて
聞かないけど…
こんな道交法有ったのか!



自動車のヘッドライトの設備として
備われているハイ/ロービーム切替。
警察庁でもハイビームの積極的な使用を
呼び掛けています。
道交法において、山間部、峠道等
対向車や歩行者、自転車が無い場合は、
ハイビーム走行が決められています。
★ハイビームは『通常走行灯』、
 ロービームは『すれ違い前照灯』と、
 保安基準で決められています。
繁華街、都心部等では、
対向車や歩行者等が多いため、
特に検挙する事無く、
ロービーム固定が
暗黙の了解となってます。



正しいルールや活用方法等々、
改めてご紹介します。

◆ハイビームの正しい使い方

夜間(日没から日出時までの時間)は
原則的にハイビームでの走行が
道路交通法により
義務付けられています。
夏季と冬季では、
夜間時間が異なりますね。
北海道と九州、沖縄県でも、
総合的な夜間の時間は同じでも、
日没・日出時刻で時差が生じます。


対向車が現れた場合は減光をし、
ロービームに切り替え、
通過後に再度ハイビームに切り替えると
いう事になります。

都心部等々交通量の多い場所だと、
基本的にロービームにしている事が
多くなるため、郊外に出ても
ハイビーム走行が法的な義務である事を
知らない人の方が多いそうです。
確かに都心部の教習所では、
ハイビーム点灯が道交法義務なんて
教えてませんね…
雨天降雪時や薄明かりの中での
車幅灯のみでの走行も、
本来は違法となります!
事故を起こした場合、損害賠償の
過失割合が悪くなるかもしれません…
ヘッドライトが「走行灯」扱いです。

街灯の少ない田舎道や山道等は、
対向車や歩行者等が来ない限りは、
ハイビームでの走行が基本です。
地方ナンバーの車両が
都心部に来ると、
ハイ/ロー切り替えてるのが
多く見られますね…

夜間も明るい都心部の教習所では、
ハイビーム走行を教えられてません。
対向車や歩行者が多いためです…

壁に向けて点灯した例…

実際に直線道路上で点灯した例…
フォグランプ含め、
補助ライトを装備した場合は、
元々あるヘッドライトのハイビームより
高い光軸(遠方を照らす)では、
整備不良(違法扱い)となります。
上記2枚の光軸調整は、合法です。
車両標準装備ヘッドライトの
光軸調整は、
車検整備できる車両工場で
検査機器を使って行います。



◆ハイビームで事故を減らす

ロービームでは
前方40メートル先まで、
ハイビームだと
前方100メートル先の距離にある
障害物が確認できるとされており、
ハイビームでの走行に切り替えるだけで
視界は2倍以上広がると
言われています。

その為、急な横断者が現れたとしても
ハイビームであれば早い段階で
発見する事が可能となり、
事故に繋がりにくくなります。

元々あるヘッドライト以外に追加できる
ライトユニット(前照灯)の最大数は、
追加4個までです。
(上記写真の車両は、合法。)
ただし同時点灯してもOKなのは、
ヘッドライト含めて合計4個までです。
(車幅灯やウインカーは、
含みません。)
前照灯は、
左右対称の色でないと違反です。
片方黄色、片方白色は、
左右非対称により、
整備不良違反となります。
(上記写真の車両は、合法)

◆フォグランプとスポットランプを
 左右各2個づつ、
 4個装備してる場合の
 合法な同時点灯は?

上写真の例では、ヘッドライトと
フォグランプ、スポットランプで、
合計6個の前照灯を
装備してる事になる。

ヘッドライトとフォグランプ、
または、ヘッドライトとスポットランプ
または、ヘッドライトを点灯しないで
スポットランプとフォグランプの
いずれかの組み合わせなら合法です。
上記写真例において、
ヘッドライト含めて
装備してるランプを全て点灯だと、
5灯以上の同時点灯なので、
道交法違反となります。

ヘッドライト含めて
ユニット個数は合法でも
「電球」がハイワッテージの場合も、
整備不良の道交法違反扱いとなります。
道交法違反が有ると、
所有者が直すまでは
リコール修理も受けられません!



◆自動切換機能の普及

対向車や先行車、歩行者への懸念から
ハイビームへ切り替えの
抵抗があるという声もあり、
近年では自動的に周囲の明るさを
車載カメラやセンサーによって感知し、
瞬時にロービームとハイビームを
切り替える、オートライト機能の導入が
大手メーカー内で進んでいます。
周囲の明るさ検知センサーなので、
設置範囲、設置間隔の少ない街灯や、
懐中電灯や自転車のライト程度には
反応しないでしょう…
歩行者や自転車を見つけたら
手動で変更が必要です。

手動での切り替えが不要な為、
ドライバーへの負担軽減にもなり
事故予防になります。

2020年からは国土交通省より
オートライト機能の義務付けも
適用されるそうです。
以前から一部の車に有る、
「コンライト機能」とは違います。
コンライト
(コントロールライト)機能は、
光センサーにより、周囲の明るさを
検知して、
消灯↔車幅灯↔ヘッドライトを
制御しますが、
ハイビーム↔ロービームの制御までは
ありませんでした。
すでに周囲は暗いのに、
車幅灯さえ点けない
危険なドライバーもまだまだ多いので、
ハイ/ロー切り替えのオートライトと、
自動点灯消灯のコンライトの両方共、
全車標準装備になるかもしれませんね…

バイクにも標準装備となるのか?
ハイビームの無いシニアカーにも
コンライトは標準装備が欲しいですね…



まとめ

視界が悪くなる夜間は、
事故も発生しやすくなります。

ハイビームの使い方、ルールを
しっかりと把握し
積極的に活用していきましょう。

対向車がハイビームのままだから、
避けたら、こっちが落ちちまった…
あの対向車ドライバーっ!