どうでも良い様に見えて… | 裕ちゃんが、言うよね~!

どうでも良い様に見えて…


実は重要!
microSDカードの
取り外し方…



スマートフォンやタブレット端末から、
外部ストレージの取り外しには、
注意が必要です!

アップル製端末
(iPhone、iPad等)以外の
スマートフォン、タブレット端末には
microSDカードスロット(差込口)が
大体付いています。
端末により、スロットの場所は
様々です。


押し込み型スロット…
ガラケー時代から使われている仕組み。
SIMカードと分けたスロットが多く、
便利。
装入時はロックするまで押し込み、
取り外し時にも押し込んで外すのが
一般的。
押し込まずに
無理に引き出そうとすると、
接点部品を破損したりする…

トレー型スロット…
機種により
裏側(端子側)で乗せたり、
表側(印面側)で乗せる。
近年の傾向では、
SIMカードと一緒なので
乗せる場所を間違えない様に。
SIMカードの乗せる向きも
決まってます。
SIMカードの切り欠き向きを合わせて…
同じメーカーだからと、
必ず乗せる向きは同じと限りません!


音楽データや画像データを
microSDカードに置いておけば、
本体内蔵ストレージの容量を
節約できます。

電話帳やユーザー辞書等を
microSDカードに置いておけば、
機種変更の時や端末初期化後の復元も
楽にできます。

人によってはめったに無い事かも
しれませんが、
一度入れたmicroSDカードや
USBメモリを端末から外す時、
いきなり外してはいけない事を
ご存じでしょうか?



Androidは「Linux」ベース
→ストレージは「アンマウント」が必要

いきなり外部ストレージを外すと、
端末から怒られます!
SDカードデータ損失や、
内部破損等の危険性があるためです…

ちなみに『外部ストレージ』とは?
スマホ本体内蔵ストレージ以外の
記憶媒体…
SDカードやUSBメモリ等
すべてです。
パソコンにデータ保存してる方は、
パソコンおよび通信ケーブルも
含みます。

パソコンやUSBカーナビ、
USBラジカセ等にも接続できる、
USB Type-AのUSBメモリ例…
スマートフォン、タブレット端末には
端子変換アダプタが必要。

USB Type-C直結・USBメモリ例…
2020年現在は、スマートフォン専用。

★USB Type-Aコネクタの
 USBメモリを、
 変換アダプタで接続した例…
 USBホスト対応でないと、
 USBメモリは使えない…


データの損失とは?
読み込みができなくなる可能性です。
最悪フォーマットしないと、
microSDカード自体も使えなくなる?
本気のSDカード内部破損だと、
フォーマットできても、
保存容量が少なくなる事も!


Android端末は、
パソコン等で使われている
「Linux(リナックス)」という
OSをベースにしています。
Linuxでは、ストレージ(記憶媒体)の
利用開始時に「マウント」、
利用終了時に「アンマウント」と
呼ばれるソフト上の操作(※)が
必要です。

マウント(取り付け)は
「端末にストレージが
取り付けられましたよ!」と
OSに伝えるための手続きで、
最近ではSDカード類や
USBストレージについては
「自動マウント」ができる様に
なっています。
正しく挿入できれば、
読み書き可能状態までの契約を、
端末が自動でやってくれます。

一方、アンマウント(取り外し)は、
「端末からストレージを
安全に取り外しますよ!」と
OSに伝えるための手続きで、
こちらは性質上、自動対応できません。
USBストレージも、
手動でアンマウントしないと、
データ損失の危険性、あります!

◆microSDカードを取り外す…
microSDカードの取り外しは、
マウント(読み書き可能状態)を
解除(アンマウント)してから
行います。

なお、端末の主電源をOFFにすれば、
アンマウント操作は不要です。
スリープモードではありません。
スリープモードでは、
まだ主電源OFFになってません。
ただし毎回オンオフしてたのでは、
確かにデータは安全ではありますが、
端末の起動、シャットダウンに、
時間がかかりますね…

LinuxベースのAndroidも例外ではなく、
外部ストレージは自動マウント
(一部の機種では、
 USBストレージは手動マウント)
・手動アンマウントとなります。

そのため、microSDカードを
勝手に抜くと、上記画像の様な
勝手に外すなという異常警告文
出る様になっています。

(※)ストレージの「マウント」
「アンマウント」操作は、
Linuxが参考にした
「UNIX(ユニックス)」という
コンピューター用OSに由来します。
LinuxやAndroidの公式な位置付けは
「UNIXの様な物」
(UNIXとしての認証を
 受けていないOS)ですが、
UNIXを下敷きにしている事には
変わりないのでストレージの
マウント・アンマウントは、
かなり厳密に行う必要があります。

ちなみに、AppleのmacOS
(旧:Mac OS X)は
公式にUNIXとして
認められているOSで、
やはりストレージのアンマウントは
かなり厳密です。




microSDカードのアンマウントには、
2通りの方法が有る。

アンマウントは、
パネルスイッチ(左)か、
「ストレージとUSB」(右)から行う



富士通の場合、microSDカードの
取り外しは、パネルスイッチの
「SDカード」をタップするか、
端末設定から「端末管理」
→「ストレージとUSB」と進み、
「SDカード」表示の右横にある
イジェクトアイコンをタップすると、
microSDカードを
アンマウントできます。
メーカーや機種、
OSバージョンにより、
パネルスイッチには
SDカードのアイコンが
無い場合もあります。
端末設定から行うしかありません…

パネルスイッチから
アンマウントした場合は、
注意喚起の表示が…

microSDカードをアンマウントする
際には、以下の点に注意しましょう。

SDカードにインストールしたアプリは
再マウントするまで起動できない
Androidバージョンにより、
SDカードにアプリを
移動保存できない場合もあります。
Android 4.0.0以上の最新OSでは、
移動保存できない仕様です。

内蔵ストレージにインストールした
アプリでも、microSDカード上に
データを置いている場合は
アクセスできない

この注意点は、
パネルスイッチからアンマウント
操作をした場合は
画面表示にもされます。

…という事で、
端末からmicroSDカードを
取り外す場合は、面倒でも
アンマウント操作をしましょう!
携帯端末、スマートフォン、
タブレットに限らず、
デジカメ等、
SDカードを使う機器類も
要注意なんです。




ココに注意!

端末の主電源をOFFにしなかったり
アンマウント操作をしないで
取り外した場合、
最悪microSDカード内のデータが
読み書き不可能になり、
フォーマットしない限り、
microSDカード自体も
使えなくなります。

フォーマットしてしまうと、
microSDカードの保存データは、
すべて削除されますので、
復旧・修復もできなくなります。

端末メーカー、SDカードメーカーも
データ保証対象外となります!

端末の主電源OFFにするか、
アンマウント操作後に、
microSDカードを外しましょう。

端末トラブル等により、
電源OFFやアンマウント操作が
できなくなった場合は、
挿入中のmicroSDカードは
データ破損する覚悟の上で…

メインで装入している
SDカード破損を
考慮して、
同じ容量の
予備SDカードに
毎月1回SDカード同士で
バックアップを
しましょう!
予備SDカードは、
保存容量さえ同じなら
メインSDが『SDXC』、
予備SDが『SDHC』の様に、
読み書き速度までこだわらなくて
良いです。
バックアップを速く終わらせたいなら、
読み書き速度まで同じにしましょう。