心配した雨は嘘のように晴れ
青空に変わっていた


もう3年ぶりだった

全く変わってないやと言うくらい雰囲気は3年前のまま
彼は私を見つけると


『よっ

ちょっと前よりポチャなったかな(笑)
意外と元気そうぢゃん』


裕介と目を合わせたとたん不覚にも私は
涙があふれそうになり
止めるのに必死だった

おかしい


おかしいよ私


なぜなんだ?



レンタカーは彼自身があまり活用出来そうにないなって判断で
予約後直ぐに私はキャンセルしたのだった



空港からまずは海の見える喫茶店へと車を走らせた


その喫茶店は気兼ねなく美味しいコーヒーが飲めて


窓からは海も見える



オーナーも感じのいい人で



たまに私は一人になりたい時は来たくなる場所だ



彼は

『本当は
話さなくても
ただ美季に会いたかったんだ


俺最近仕事も壁にぶつかっちゃってさ


人間関係もだけど
自分がつくづくイヤになっちまってた』



それから笑って


『ここは来るのに海外旅行並みだな
通いよー直行便ないしな』




そして彼は

数分だかの沈黙のあと


『俺なぜか

美季のことばっか考えてるんだよな


美季は子供3人いて結婚してる遠くにいるオバサンなのに』



『ふーん』
(本当は嬉しいくせに)



『あれっ?嬉しくないの?こんなイケメン君が熱く語ってるのに』


『イケメンかどうかは謎だけど一応ツケメンってことで(笑)何?相変わらず休みはゲーセンばかり行ってない?彼女は出来た?』




すると裕介は

ぶっきらぼうに
『彼女なんていねーよ
それより
美季の子供たちに早く会いたいよ

会わせて

夕食はみんなで食べに行こうよ』



そそくさと
コーヒーを飲みほした

その日は
島を半周しつつ
景色のいい場所を案内し



まずは彼の宿泊先へとチェックインをすませることにし


ひとまず喫茶店を出たのだった






長女の担任の先生が近くの席でコーヒーを飲んでいたのにもしばらく気づかず


( ̄ω ̄)


(爆)←いらねーよ