- コークの味は国ごとに違うべきか/パンカジ・ゲマワット
- ¥2,000
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すっかりアップをサボってしまいました。
さて、トーマス・フリードマンの「フラット化」に事実と統計で反論する本書。
原題は"Reading Global Strategy"。時間を見つけてもう一度読みたいです。
【スナップショット】
・実際の世界は、フラット化しない
→グローバリゼーション津波論(根拠のない幻想)には論理の飛躍がある
→セミ・グローバル(世界の地域化)な状態がこの先数十年は続く
・「国際サッカー連盟のほうが国連より加盟国が多い」(コフィ・アナン)
しかし、サポーターは世界に均一に広がっているわけではない。
→ボーダレスな世界の錯覚
→国ごとに残る差異に注目して、戦略立案を
→文化、制度、地理、経済(CAGEの枠組み)が重要な要素に
・リスクの平準化/最適化について
リスクの増大によって生じうる恩恵を認識する
→新興国市場への進出を高リスクの行動としてではなく、
巨大な戦略的オプションの一部として捉える
→その上で、リスクへの感応度や選択肢の管理方法を複数検討
・極端な現地化と極端な標準化の間に適応のツールが潜む
・裁定は国ごとの差異を調整または克服するべき制約として捉えず、
それを活用するものとして捉える