「ハイコンセプト」ダニエルピンク | グローバル化するコンサルの記録

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急速にグローバル化する世の中で、「個人として何を考え、感じ、どう行動するか」を

読書記録(メモ)を通して追究するブログ。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代/ダニエル・ピンク
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【スナップショット】

・情報化時代の次は、創意や共感、総括的展望を持つことによって社会・経済が築かれる時代

=コンセプトの時代が到来


・これから求められる6つの感性

①機能だけではない「デザイン」

②議論よりも物語

③個別よりも全体との調和

④論理ではなく共感

⑤まじめだけでなく遊び心

⑥モノよりも生きがい


・これまでの知的労働者がやっていた、反復性があったり、再現性があったりする仕事は

コンピューターやロボット、インド人、中国人などに吸収・アウトソースされる

=日本のビジネスマンを脅かすアジアとオートメーション化

→日本国内のホワイトカラーのアッパークラスとミドル・ローワークラスの格差が拡大


・左脳主導思考の過度な繁栄

→非合理的、右脳的感覚、美や精神性、感情といったものに価値が大きくおかれ始めた


・CompleteCase.comでは、249ドルで離婚にかかわる法的手続き・相談のサービスが可能

=弁護士業務のオートメーション化


・米国では、美術学修士(MFA)がMBAに代わる価値ある資格となりつつある

→マッキンゼーの採用で美術専攻者が増加、逆にMBA取得者は相対的に減少している。


・2003年の「ネイチャー」誌の研究論文に、TVゲームが情報処理能力の向上に役立つなどの

研究結果が発表

→ゲームをする医師の方がしない医師よりも外科手術でのミスが少なく、処置も早い?!


・人生の意義の追求が一つの幸福のかたち

=自分の最も得意とすることを知り、それを自分よりも大きな何かのために活かすこと

→自己を超越→ハッピーであるほど生産性が高く、収入も増える