新年早々何てことに・・・ | 海蛍のブログ

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ガーデニングと食べることと日々の徒然

一夜明けて、能登の地震の被害が見えてきました。

輪島市に加えて、昨日ほとんど情報が出なかった珠洲市が酷い。海岸線がほぼ真っ直ぐな蛸島港で、あれほど津波の被害が大きいとは・・・。海底がどれだけ動いたんだ、と背筋が寒くなる。

 

震源の分布を見ると、北東から南西方向へ、能登半島北側の海岸線に平行して伸びてる。震源域と能登半島の構造というか形成過程が、密接に関連してるんだろうな、と思います。

能登半島の七尾から羽咋には、これまた同じ方向で伸びてる邑知潟地溝帯があります。スパッ!と切ったみたいにエッジのはっきりした地形。能登半島北側の海岸線を延長すると佐渡ヶ島の北側の海岸線に、邑知潟地溝帯は佐渡の国仲平野につながります。能登半島から佐渡まで大きな地殻変動でこの一続きのくぼみが 出来たあと、フォッサマグナ地域が割って入り、能登と佐渡の間が海没したのではないかと思います。

邑知潟地溝帯から国仲平野のラインをさらに北東に延長すると秋田の男鹿半島、南西に延長すると島根県の中海から宍道湖、出雲市に、同じような地形があります。はるか大昔の、成り立ちが同じ地形なのかもしれない。

地図を見ながら、そんなせんも無いことをぼんやり考えていました。

 

続いていた余震もかなり少なくなってきました。

道路の被害状況がだんだんわかって来て、実家まではなんとかたどり着けるらしいです。同じ村に住む叔母が実家も見て来てくれて、家の外観は大丈夫そうだけどブロック塀が崩れて隣の家(空家)の庭に落ちてしまっている、と連絡がありました。

隣村の従姉妹の家が全壊した、とも言ってた。

今はまだ緊急車両の邪魔になってはいけないので様子見ですが、明日から支援物資を買い集め、状況が許せば週末当たりに実家まで行こうかと思っています。

 

私が子供のころは、能登で大きな地震が起きるなんて考えたこともなかった。仕事で東京に住んでた時に遭遇した震度3の地震が、初めて体感した地震でした。

ほんとに何が起きるか判らないものです。

どうか皆様もお気を付けて。