モンコレのユニットには「常備能力」として
「チャージ」「ディフェンダー」が付与されているユニットがいます。
それぞれを簡単に言うと
チャージ:先行になったとき攻撃力増加
ディフェンダー:後攻になったとき攻撃力増加
です。
Aレギュレーションにおいては
チャージ:先攻時、攻撃力×2
ディフェンダー:後攻時、攻撃力×3
と、数値に対し掛け算を行っていました。
Sレギュレーション以降は
チャージ:先攻時、攻撃力+X
ディフェンダー:後攻時、攻撃力+X
と、単純な加減算に統一されました。
そのため【アカイライ(灼熱の百年戦争)】のような基本攻撃力0のユニットであっても
チャージで攻撃力が追加される、といったユニットも存在します。
また、Sレギュ環境でAレギュカードを使う際
チャージは「攻撃力:+基本攻撃力」
ディフェンダーは「攻撃力:+基本攻撃力の2倍」
と、読み替えを行うこととなりました。
そこで1つ問題点。
「Aレギュレーションにおけるチャージ・ディフェンダーを付与する能力を
Sレギュレーション以降の基本攻撃力0のユニットに使った際の処理」
です。
例えば【親指姫(魔法帝国の興亡)】に【チャージング・ウィンド(モンコレ)】を使ってみたとして
Aレギュ準拠なら攻撃力0×2で0。
Sレギュ以降準拠なら攻撃力+X、ですがXは何を参照すればよいのか。
仮に一律X=3などにすると、ユニットよって攻撃力に見合う・見合わないが出てきてしまいます。
ではAレギュのチャージ・ディフェンダーを操作するカードはもう使えないのでしょうか?
と、模索する中気になるカードがありました。
それは【タンゴを踊る黒猫(魔道士の黙示録、放浪王の帰還)】です。
Aレギュではディフェンダーがあるものの、攻撃力0×3で0。
Sレギュではディフェンダー+4と改めて表記されました。
ここで気になったのが、「ディフェンダーの数値4はどこを見て決定されたのか」。
考えた結果「基本レベルを参照している」のでは?ということ。
基本レベルを参照しディフェンダーの読み替えを行い
「攻撃力:+基本レベルの2倍」の4になったのではないでしょうか。
それを踏まえて前述の【親指姫】で考えると
チャージは「攻撃力:+基本レベル」の1。
ディフェンダーは「攻撃力:+基本レベルの2倍」の2。
案外いい感じの数値が算出されたのでは、と思います。
そうなると、追加で1点問題があります。
それは【シュリーカー(モンコレ、放浪王の帰還)】。
モンコレで唯一の普通召喚できるレベル0ユニットです。
先程の基本レベルを参照したとしても、【シュリーカー】だけは攻撃力0のままです。
【シュリーカー】にチャージ・ディフェンダー付与する人はいないでしょうが…
さて
少し本筋から離れますが、モンコレの舞台である六門世界においてレベルとは
「存在感」のことです。
「質量」と捉えても良いかもしれません。
ドラゴンに6〜8レベルが多いのは存在感が強いから。
小型ユニット、というように1〜3レベルは存在感が少ない・薄いから。
地形のリミットは各ユニットの質量を受ける器、
リミット8にレベル10は質量を受け止めきれないから存在できない。
そうした時、【シュリーカー】は存在感がまったくないユニット。
本筋に戻し
仮に【シュリーカー】にチャージ・ディフェンダーがついてたとして、
存在感がないものからの攻撃とはなに?となりました。
概念か何か?
Sレギュレーション以降の基本攻撃力0のユニットに使った際、
対象ユニットの基本レベルを参照し、読み替えを行った値を付与する』
とさせていただきます。