架空の月

架空の月

フィギュアスケートとかバンドとか好きなものを好きなだけぼやきます。
回顧録メイン。

Amebaでブログを始めよう!

久しぶりにアップする記事がツッコミ記事、というお久しぶりです。

 

 

たまたま某ギタリストの名前で検索したら、なぜか出てきたこの記事。

読んで当時を思い出し懐かしくなったのでTwitterでもヤフコメでも語るには文字数が足りないと思ったので、久しぶりにブログを更新。

 

 

  バンギャ、V系界隈あるある回顧録

 

 

まず・・・以下記事より引用。

「メン地下と違って、本人たちにだけ使っていたわけではないですよ。私の場合、ライブの遠征費も込めると1年間で軽く100万円以上は使っていましたね。特におカネがかかったのは握手券の付いた音源を大量に購入することです。今みたいなチェキの撮影ではなく、握手会(笑)。それに何度も行ったり……。ただ、これはビジュアル系に限らずみんなやっていることですよね」(以下、ミズキさん)

「ファンの子はメンバーのことを『麺』と呼んでいました(笑)。一番の推しのことや、推しバンドのことは『本命』(笑)。一度、握手してもまた握手する列に並ぶから本命の麺からは『また来たの? 』『ここにも来たの? 』っていつも笑われていました。1つの会場だけじゃなくて、ほかのイベント会場もはしごしてました。何度も何度も行くと名前と顔も覚えてくれるんです(笑)それが嬉しくって」

 

記事中のバンギャの言うこと、「あるあるー!!」すぎて泣いた😂

「麺」とか「本命」とか、あったあった。

インストアイベント何箇所も行くためにCD複数枚とか、あったあった。

遠征の時はなるべく多く回りたいから節約旅あったあった。

少しでもいろんなライヴの動員になり続ければ、いずれは大きくなって『武道館』・・・あったあったー。

むしろ大半のバンギャはそう言う純粋な気持ちで応援していた人がほとんどだと思っている。

(ただ、バンドのスタンスによっては狙いやすいメンバーもいて、そう言うバンドは大抵狙いだらけだったり繋がり目的バンギャばかりだったり、と言うのもあった)

記事中の元バンドマンはメン地下と違うと言っているものの、楽器ど下手くそなファン喰い目当てのバンドマンもまあまあいたと思う・・・よ・・・。

 

繋がるために貢ぐ人ももちろんいたが、全員ではない。

貢ぐことが目的というより、元々の恋人で彼を支えるためにという人もいるので、貢ぐことが全員悪いとかダメというわけでももちろんない。

 

インディーズはファンとメンバーの距離も当然近い。

何度も通っていれば覚えてくれるし、ファンは自分がバンドを育てると言う一種のやりがいみたいなものも感じる。

自分は狙いじゃない、貢ぎじゃないと思っていても、心のどこかで『承認欲求』が満たされることに満足感も覚える。

正直なことを言うと私も心のどこかにそういう思いはあった。

 

バンド以外の界隈も見てきたが、どこも変わらないよなぁ・・・と( ˙-˙ )こんな顔で最近は眺めている。

 

ただ、『推し』のために、という行動がエスカレートしていく人も少なくはなかった。

記事中の『買い占め』もそうだが、バンドのため、と言いながら結局最後は自分の欲求のために周囲への迷惑をかける人がいたのも事実である。

これはどんな界隈にもいるから、ある意味面白い研究対象にもなり得ると思っている。

 

 

  金銭感覚について

 

 

金銭的な話を少ししてみる。

まず、身も蓋も無い話になるが、自分で稼いだお金を趣味に使って後から「後悔している」と言うのは不毛だ。

それは推し活であろうと、課金ゲームであろうと、その分楽しい時間を過ごせたのであればそれはそれでアリなのだろうと思う。

ただし、「自分だけで完結すること」が前提となってくる。

 

で、その上での話だが、一つのものに極端にハマる人は金銭感覚ぶっ壊れている人が多いのも事実である。

もちろん、その依存度の高低や自制心がどれくらいあるかにもよって変わってくるが。

(正直、そのために節約して、というのは自分にもあるので耳に痛い話だ)

生活が破綻する、自分が夜の仕事で稼ぐ、それでも自分で選んで自己完結するなら正直『自己責任』と言われてもしょうがない状況だと思う。

もちろん恋心を利用された被害者、という視点で見たら可哀想ではあるのだけど。

 

ただ、昨年大きく報じられた某宗教団体のニュースを見ていて憤りを覚えたことがあった。

自己完結に済まず、家族にその影響が及んでいる、というものだった。

家族のため、平和のため、と言いながらその家族の生活が困窮する、家族のお金に手をつける、という話はたくさん出てきた。

これはマルチ界隈も同じことだと思うが、どちらも「これは良いものだから」と家族や周囲のためにやっている、という構図であるのがタチが悪い。

それを利用する組織が当然一番悪いが、お金を出す本人の中には一種の満足感や達成感も少なからずある人もいるのだろう、と推察した。

 

一つの界隈だけで考えるとその界隈が特殊に見えてしまうが、色々な界隈と重ねて考えると、特殊であることもなく、むしろ身近な問題だったりもするから、言い方は悪いが興味深い。

 

 

で、記事に話を戻すけど、元バンドマンのマヤさんって誰だろうw

プリンスアイスワールド2018 広島公演、町田樹、パフォーマーとしての最後のPIWでの演技。

今までの中で一番俯瞰で観るボレロだった。

俯瞰で観た時は何が一番違うのかと言ったら、やはり照明。

舞台の人物を目立たせるために最初は無色のスポットライト、というのはその世界に入り込むためにはすごく効果的である。

今回プリンスアイスワールドチームのプログラム「Story Of My Life」でも無音の中スポットライトだけで同様な演出が行われている。

 

改めて俯瞰から観るボレロはもう完全にフクロウの気分。

薄暗い月明かりの静寂の中、氷の感触を確かめるようなブレードの「カッカッ」という音が響く。

音楽の音もまだ小さくスケーティングの音が響くところまでもが空間の演出のようだった。

音楽が徐々に大きくなってくるとともに照明の色数が増えて、グリーンとブルーパープルの「森」と「夜」、銀盤によく映える。

暗闇で滑る姿を見る目が徐々に慣れているような、気がつくとどういう情景なのかがわかってくる演出は何度観ても見事だ。

まだ暗い森の中で思うがままに滑る姿を私は木の間からただただ固唾を飲んで見守る感覚に陥っていた。

おそらくあの場にいた皆が「ボレロ最終公演」という状況に「目に焼き付けておこう」「どうか最後までミスなく滑りきってほしい」そういう感情だっただろうか。

祈るような気持ちで観ていた。

ところが、彼の最も得意とする3Lzでまさかの転倒。

会場からは「あっ・・!」という声が響く。

正直、ノーミスできなくて残念という思いもあったが、あれが自然の氷の上で踊っているのであればそんなこともあるよなぁ。

という感想が頭をよぎる。

「白夜を行く」もジャンプミスですら演出と感じてしまったのと同じ感覚だった。

あれはあれでまたプログラムの一部としてしまうくらい、転倒すらプログラムに溶け込んでいたように思う。

その後も命を削るような、最後まで止まらない踊りにただ見守るしかなかった。

気がつくとかなり陽が昇っている中「終わってしまう」という状況すら忘れていたが、全てが終わってスタンディングオベーションと大歓声の中挨拶をする彼を見て「ああ、終わりなんだ」という実感をしつつもただただ茫然するしかなかった。

もちろん、スタンディングオベーションもしたし、手が痛くなるくらいに拍手もした。

涙は出なかった。

出なかったが、「もうPIWでの彼の演目は終わり」という事実が頭では中々整理ができなく、しっかり見届けようと思った結果、逆に「まだ終わらないのではないか」とすら思ってしまった。

 

先ほどアップした記事を見ていただければおわかりいただけると思うが、私の初PIW鑑賞は2014年の横浜からだった。

あの年は町田くんも現役としてPIW以外のショーにも出ていたので観に行ったが、PIWでしか披露されなかった「Je tu veux」は本当に特別だったのだなぁ。(現役最後のMOI除く)

その後もPIWの舞台でないと映えないプログラムを披露してきたけれども、それだけPIWというのは特別な場だったのだと今更ながらにやっと理解できた(遅)

Je tu veuxはストーリー性もありつつ、ある意味気楽にさらっと観れるプログラムだったな。

照明を使った場面転換の演出も見事だった。

私は大好きなプログラムではあるけれども、存在感としてはPIWのショーを彩るゲストだったと思う。(いや、十分だけど)

町田くんがPIWの中でも異彩を放つようになったのは、現役を引退してからの2015年の「継ぐ者」からという印象。

現役を引退したのに6分近いプログラムに7本のジャンプ、という終わった後もざわついてしまうようなプログラムを披露してからだと自分の中では思っている。

PIWに寄り添ってはいたのだろうけど、自分の中ではまだ「個」という印象が強すぎて本当に「異色」

それから、2016年の「あなたに逢いたくて」も異色だったのだけど(選曲的に)その年のテーマが「J-PoP」だったためか、PIWのプログラムの流れに馴染んでいるのかいないのか、あの年はとにかく色々な意味で混乱した年だった。

偶然ではあったものの、初披露がPIWだからこそという見方もできたか。

2015-2016までは町田くんの後に荒川さんが町田ワールドのざわついた空気を良い感じにクールダウンさせてからのプリンスアイスワールドチームのナンバーだった。

(あの流れはあれはあれでよかった)

町田ワールドとプリンスアイスワールドチームのライバルとしての直接対決、という意味で最も印象的だったのは2017年の「ドン・キホーテ」

実は彼のセルフコレオの中で私が最も大好きなプログラム。

幕と暗転を利用したPIWならではのプログラムに、演技時間と3幕構成という「町田劇場」という言葉がまさに定着した年だったが、印象深かったのは例年恒例になってしまった町田劇場のざわついた空気を一変させるプリンスアイスワールドチームの「第九交響曲」

コバヒロさんが一人出てきてジャンプで一瞬にしてチームの空気に変えるという流れは、どちらにとっても挑戦的なシーズンだったのではと思っている。

今年の「ボレロ」の後の、プリンスアイスワールドチームの「From Now On」も同様、寄り添うようでライバルでもあったという言葉が本当にしっくりきた。

 

町田くんが現役引退してから、新シーズンのプログラム発表の場は毎回プリンスアイスワールドだった。

(ジャパンオープン、カーニバルオンアイス限定のプログラムもあったが)

毎年初日に行って初披露を自分のイメージだけで観るのが楽しみになっていたし、それがどうPIWと馴染むのか、馴染まないのか、どう寄り添うのか、どう繋げるのか、荒川さんのプログラムやチームのプログラムと併せて本当に楽しみだった。

今村ねずみさんやPIWのメンバー、技術スタッフさん達、プレスの方々の反応を見てもマイペースに走っているようで良い関係を築けているのだと十分にわかっていたし、ふれあいの件も含めて私達ファンとの距離も絶妙だったのだなぁ、と振り返ってみて思っている。

最初はプリンスアイスワールドのメンバーの名前すらわからなかったけど、今やお気に入りのメンバーも見つけるくらい、PIWというショーそのものにも愛着が湧いている。

町田くんのいないPIW、どうだろうかと思っていたけどアイスショーの魅力を教えてくれたショーであるし、私はこれからも行くかなぁ。

シンクロ技の美しさとか、日本のアイスショーでは唯一無二のショーだと思っている。

そこを教えてくれた町田樹というスケーターには本当に感謝している。

 

広島、本当に良いショーだったなぁ。

町田くんの最後のPIWの公演から一夜明け、私が初めてPIWに行った時のことを思い出していたら、その時の日記が出てきたのでアメブロに公開してみる。

あとでこれまでのことを改めて記事更新します。

スポナビ+ブログを始める前ですね。

今読むと初々しい感想も結構あるな〜。

当時の感想を残すため、編集はしていません。

当時「一度は前の席に行きたいけど更にはまってしまうから自重」と書いているけど、結局たまーにお高い席座るくらいがっつりはまってしまいましたね・・・。

(そしてその年のうちにEX座っておけばorz)

写真アップすること滅多にないのですが、一番下に写真こそっと。

私この頃の町田くんかわいくて一番好きなビジュアルかもしれないです(笑)

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2014/4/27

町田くん観に新横浜で開催のプリンスアイスワールド行ってきた!
アイスショーは初なので、うまくレポる自信がないので、覚えていることだけ。

オープニングではアイスワールドのチームと町田くん、真央ちゃん達も一緒に出てきて群舞に混じってキレッキレのダンスになぜか顔がにやけてしまった。
オープニングでの町田くんはジャンプがステップアウトかな?完璧ではないけど、高いジャンプを魅せてくれました。

群舞のあと、ゲスト一番手は鈴木明子さん。
プログラムは愛の賛歌。
表情豊かに表現力のあるスケーターですよね。
好きなプログラムなので観れてよかったです。

次が本田武史さん。
そのあと群舞が入るのですが、アコギが登場で何かと思ったら、スタンドに設置のアコギの周りを舞うというプログラム。
曲はアコギのナンバーで、その後も今度はチェロやピアノが出てきて、その楽器メインのナンバーっていう演出が面白かった。
しかしピアノがあのまま氷上に登場したときはびっくり(笑)

群舞を挟んで、村上佳菜子ちゃん。
元気いっぱいってイメージで、観ていて楽しくなりますね~
そして小塚崇彦くん。
衣装が普段着って言われていたけど本当に普段着ぽい(笑)

綺麗なスケーティングでした。

休憩を挟んで2部は大田由季奈さんから。

すごく優雅でうっとりする演技でした。
そして、ペアのフィオナ・ザルドゥア&ドミトリー・スハノフ
シングルがスポーツなら、ペアはアクロバットってくらい、一歩間違えると大ケガするんじゃないかっていう技を次々と披露してくれて、サーカスを観ているようでした。

群舞を挟んで、いよいよお目当ての町田樹くん。
曲はエリック・サティのJe tu veux
多分皆一度は耳にしたことあると思う。
トレンチコートとハットという出で立ちで登場し、タバコに火をつける(フリ)をするところから演技は始まる。
そのまま、タバコをくわえたまま滑っていくと、タバコとハットは取り、曲の転調とともにトレンチコートを脱ぎ、いつの間にか登場しているトルソーに優しく掛け更にポケットから取り出したスカーフをトルソーの首元にかける。
まるで恋人を思っているかのような。
トレンチコートを脱いだ町田くんはアクティブにジャンプも綺麗に決めて、途中、スカーフを手にとって舞う姿は男性なのに美しかったです。
彼は本当に背中が綺麗。
技の名前がわからないんだけど、バレエでよくやる、腕を輪にしてくるくる回るシーンは優雅でした。
そしてラストは愛しい人を想ってスカーフにキスをして宙を見つめて静かに幕を閉じました。

一つの物語を観ているようで、観る人それぞれの解釈で色々なストーリーが作れそうなプログラム。
自作の振り付けの新プログラムを作っていると言っていたけど、本当に観ていて飽きないスケーターだと改めて思いました。
なにより起承転結がはっきりしていてわかりやすい。

そして、思わず笑ってしまったのがトルソーの登場ね。
何でかって、私の好きなバンドの一つにDというバンドがいるのですが、彼らもまたライブで、ある曲の時にウェディングドレス着たトルソーを使っていたからです。
(浅葱さんはぶんまわしていたけど!)
なんというか、私が世界観に惚れる表現者達は似ているんだなぁ…と。

そしてトリは浅田真央ちゃん。
お馴染みのsmile
彼女も演技になると空気が変わりますね。
生smileは初めてですが、本当にキュート!
可憐という言葉がよく似合いますよね。
smileを踊るのはこれで最後ということで、最後に良い演技が観れて本当に良かった!

最初から最後までスムーズに進む演出に、あっという間に時間が過ぎました。
プリンスチームも、大勢いるなかで一際目を引くスケーターもいたり、バックフリップを成功させたスケーターもいたり、と見所満載でした!

最後、スケーター達が周回してファンとのふれあいをするのですが、前の人達は高い金額出しているだけあって、最高の特典ですよね。
私は後ろからスマホで頑張って写真撮ったもののボケボケの写真しか撮れず。
明後日も行くので一眼の出番ですね(笑)

 

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2014/4/29

アイスショー参加第二弾ですよ!

今回は真央ちゃんの代わりに安藤美姫さんが登場しました。
全体の流れは27日とほぼ同じ。
先日に引き続き楽器をずるずるずるーって引きずって来るのはちょっと笑ってしまったけど。

今回は27日の逆サイドで、リンクに近い位置だったので全体よりも臨場感ある状態で楽しむ事ができました♪
村上佳菜子ちゃんの演技の時、目の前を滑って行く時EXシートの人に向かってニコって笑って通り過ぎて可愛かった~!
あの佳菜子スマイルは良いね!

あと本田武史さん、演技はさすがの貫禄もありました。
本田さんの解説は好きなので、こうやって目の前で演技を観れる事は嬉しいね~。

んで。
今回の町田くん
プログラムは27日に引き続きエリック・サティのJe tu veux

27日に観た時は初だったので、見るだけで背一杯だったのだけど、今回はどっぷり世界観に浸らせていただきました♪
トレンチコートとハットをかぶって登場し、タバコに火をつけてパリの空の下を散歩する1人の青年。
タバコとハットをはずし、曲の転調とともに照明は明るい昼下がりのような場面。
物語は青年の想い出のシーンへと移り変わる。
想い人との想い出のシーンだろうか、女性をホールドする形でリンク中でワルツを踊るかのようなステップを見せる青年。

あ、あれ?!
女性が・・・ガラスの仮面ばりにそこにいないはずの女性が見えるぞ?!

てな感じで、スケートファン以外の間でもソチのEXで披露したエアギターで一躍有名になったと言っても過言ではない彼だったが、今回はエアギターならぬ、エアペアダンスといったところか。

途中で登場したトルソーにコートをかけると、ポケットから取り出したスカーフに軽くキスをすると優しく首にかける。
更に想い出のシーンが佳境に入るとそのスカーフをはためかせながら優雅にステップを踏む。

そして再び現実の場面に戻って来たところで、今はいない女性を想ってスカーフにキスをして宙を見つめる青年にどこか物悲しさを覚えるプログラムであった。
ちなみに「Je tu veux」の邦題は「おまえが欲しい」とのことだそう。

観れば観る程面白いプログラムでした。
今回はジャンプはすごく綺麗でため息が出てしまうくらい。
少しだけ残念だったのが、スカーフをはためかせながらのスピンの時によろめいてしまったところかな。
滑り込めば滑り込むほど情感たっぷりなプログラムに成長していきそうで楽しみです。

今回はほぼ同じ目線の高さの席だったからか、町田くんのジャンプの時の高さがすごくわかりやすく、感動でした。

友人限定でふれあいの時の写真はアップしましたが、少し離れた位置から見ていたのだけど皆丁寧に対応していて偉いなーって思ってました。
競技者といえども、やっぱり人気商売な部分もあるから営業も大事だと思うと大変そう。
でも話せる人は羨ましいねw
途中、町田くんがまだ周り終わっていない部分を通り過ぎて、すーっと滑っていってしまったから何かと思ったら、先のほうにいた鈴木明子ちゃんのところにプレゼントを渡していた様子。
多分、明子ちゃんに渡し損ねたファンから頼まれたのを、その場で自分で届けにいったようで、その場にいた人からは「おお~」って歓声があがっていたよ。
真面目だね~。
ああいうの見ると一度は前の席に行きたいと思うけど、そうしたら更にハマってしまいそうなので自重しなければ・・・

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
       `ヽ_つ ⊂ノ
              ジタバタ

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
       `ヽ_つ__つ
              ジタバタ

      _, ,_
     (`Д´ ∩ < ヤダヤダ
     ⊂   (
       ヽ∩ つ  ジタバタ
         〃〃

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( つД´) < ヤダヤダ
       `ヽ_ ノ ⊂ノ
              ジタバタ

       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) < ヤダヤダ…
       `ヽ_つ ⊂ノ
              ヒック...ヒック...

       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) 
       `ヽ_つ ⊂ノ  zzz…

 

思わず↑このAAを思い出した。

 

先に正直な気持ちと駄々をこねます。

 

町田樹、プロスケーター引退なんて嫌だよ!!

 

何でだよー。まだまだ全然技術も衰えてないじゃないかよー。

表現大好きで構想だってまだまだありそうだったし、あんなに楽しそうに演出してたじゃん!
自分で演出して自分で滑って、まだまだ満足しないでもっと渇望して欲しかったよ!
もっと自分で色々できるってことを観せて欲しかったよ!

もっと滑ってほしい曲もたくさんあったよ!

私は町田樹の演技を観てフィギュアスケート大好きになったんだよ!

町田樹の作り出す世界観が大好きだったんだよ!

今度こそ本当に彼のスケートが観れなくなってしまうことが一番辛いよ!

 

正直、自分のエゴでしかないとわかってます。

彼の作り出す世界観は唯一無二だと思っているし、毎年発表される新作がどんどん壮大なスケールになっているのを観ながら、彼は一人で表現する時期は終わって、また別の方法で表現する時期が来ているのかもしれないなぁ、と思っていたけど。

それはやると思っているけど(願望)そこに町田くんがいないのかぁ、と思うと寂しくてしょうがない。

あれだけ表現の才能があるのに、技術だってまだ表現したいことに劣ることなく維持しているのに。

一般のファンだけじゃなくメディアの人達からも彼の新プログラムを渇望されているというのにそれでもショーを引退してしまうのか。

彼の人生だし、人生先はまだまだ長いわけで自分が目指す場所に向かうために最適なタイミングを逃さないための決断なんだろうけど、私自身はひたむきに滑って表現する町田樹の姿を観て元気付けられてきたのでどうしても思いが昇華できないなぁ。

 

彼の人生を考えたら、ファンのために滑れ!とは言えない。

今後の人生の中でもきっと成功を収めるだろうし、そのためにやるべき時にやらなければならないことを遂行していくのが大事なわけで、私達がその後の人生の責任を取れるわけでもない。

なので、きっと別の形でフィギュアに関わり続けることを願って、次のステージを邁進する町田くんを応援はしたいと思っている。

 

 

でも、やっぱり氷上から去るのは寂しいよ!!

 

最後、泣かずに観れるかなぁ。

未練断つことできるかなぁ。

フィギュアはゆるーく見続けると思うけど、気持ちの切り替えできるのかなぁ。

現時点では自信ないや。

最初に断っておくが、今回の感想は町田樹公式サイトでの解説を見る前にフラットな状態で抱いた印象や思いのため、彼の意図している思いと多少異なる部分もある。
あくまで外部の印象なしに自分が抱いた感想を述べるだけの記事であることをお伝えしておきたい。
初演を観てからの他の方の感想や、町田樹氏本人の解説は答え合わせという感覚だが、まずは自分の感性も残しておきたいというのが正直な気持ちである。
(スケートの技に対して造詣が深いわけでもなく、感性と言うような大層なものではないが)
 
まず、今回の作品「ボレロ」はここ最近のプログラムのように役を演じるというよりは、「身体表現」と「シンフォニックスケーティング」のためのプログラムだと観終わった直後に感じた。
そう感じたのは「世界一長いクレッシェンド」と言われているように、徐々に盛り上がるボレロを使用し、曲の盛り上がりに合わせたプログラム構成だったり照明の演出だったからだ。
 
選曲に関しては、彼はこれまでのプログラムを観ればわかるように奇を衒う選曲はあまりしていない。
奇を衒うというか、誰もが聴いたことのある曲と言ったほうが良いかも。
(あなたに逢いたくてが流れた時の衝撃といったら!)
私は選曲よりもどうアプローチしてくるか、今回はどんなサプライズがあるのかが楽しみになっている。
 
とはいえ、演技冒頭、薄暗いピンスポットに照らされて梟の声が聴こえて直後、ボレロが流れた時は思わず「おぉ…」という声は漏れたくらいにびっくりしたが。
 
演出は非常にわかりやすいと思った。
静寂の中からの抑え気味のピンスポットの中、「弱」の状態のスケーティングはコンパルソリーから。
音楽の盛り上がりとともにサスペンションライトでのホワイトも追加されていき、薄くグリーンも追加。
私はここまで観て、このプログラムはもしやジャンプなしか?と思っていた。
ちなみにジャンプは
南側で3T
リンクセンターで円を描く軌道で2Aを3回
南側で3S(合ってます?)
最後のジャンプが北側で3Lz
ジャンプのクライマックスが3Lzというのは彼の競技プログラムでも、曲の盛り上がりで使ったジャンプだったので「なるほど」と勝手に納得していた。
グリーンについては、森の緑を表現かな?
この時点で私は「森の中の月明かりで踊っている」というシチュエーションを想像していた。
(ちょっとだけ当たってた)
青みがかったパープルも追加で、音楽の盛り上がりとともにホワイトのムービングライトもクライマックスで入ってきて、下から上に上がっていくという演出は音楽にとても合っていて、あの場の気持ちの盛り上がりを演出するという意味では、演技と一体化していたようで本当に素晴らしい方法だった。
素晴らしいけど、奇をてらってはいない、すごくわかりやすい演出だった。
去年のドン・キホーテの演出も舞台では一般的な演出(何幕にも渡った暗転)だったが、今回も音楽に合わせた演出なのだけど、面白いと感じるのはショーでなければできない演出だからということなのかも。

私がシンフォニックスケーティング、と思ったのは初見の時点でまだ解説を読んでいなかったので、ストーリーがあるとは思わず、音楽をひたすら身体表現だったりスケーティング技術だったりで表現しているプログラムだと思ったからだ。
ここ最近はジークフリートやバジルというストーリーありきの「相手が存在する感情のある人物」を演じることが続いたから、ボレロではただひたすらに踊り狂う相手への感情等もない「人ではない何か」という印象を受けた。
(実際はスケートに魅了された男、という設定が合ったわけだけど)
冒頭のコンパルソリーから音に合わせたスケーティングであったわけで、現役時代に第九でこだわった「シンフォニックスケーティング」に通ずるものがあり、コンパルソリーも現役時代に習得した基礎の一つでもあったので、今回は感情表現よりもとにかくスケートと身体表現にこだわっているのだという印象が強かった。

町田樹公式の解説を読むと、そこにはストーリーが存在していたので、また次に観る時には違った角度で観れるのかと思うと、それはそれで楽しみでもある。

冷静になって考えてみると、今回はサプライズというほどのものはあっただろうか?と思ったけれども、私にとってのサプライズはコンパルソリーを入れた構成、音楽の表現をわかりやすく演出、といったところかな。
サプライズというか、現役時代からばら撒いていた伏線の回収、といったところか。
(私にとっては、なので他の人にとってのサプライズはまた別だと思う)
皆が本気で考えつかないようなことをしているわけではなく、別の視線からの伏線回収なのでわかった時に「ああ!なるほど!」というのも町田氏のプログラムの面白さでもあると思う。
彼の場合は色々な発言や行動が私達が想像できない先まで続いていて(いや、想像はするけど「まさかね」という否定も入る)それをいつ回収するか、というのが今後の楽しみの一つにもなりそうだ。

ちなみに、ここ最近のプログラムでは、舞台を観ているようですごく取っ付きやすくてわかりやすかったのはドン・キホーテかなぁ。
ボレロは継ぐ者に似たような、木の陰からこっそり観ているようなスルメっぷりを感じるよ。

スポナビブログでも散々書いてきたのだけど、4年前のソチ五輪、町田樹氏のSPでの失敗後のインタビューは本当にインパクトが強すぎた。

「逆バレンタイン」発言の衝撃が強すぎて「何言ってんだこいつ・・・」ってなったものの、「絶対に諦めないで進みます」という言葉は私の中で今でも輝いている。

惜しくもメダルには届かなかったものの、最後まで強い気持ちで滑りきった姿と言葉の強さ、そしてEXで楽しそうにドンストで夢見る青年を演じる町田樹という選手から目が話せなくなったのは最近のことのように思えて来る。

 

もう4年も経ったんだな〜と五輪を観ながらしみじみ。

当時はジャンプの種類すらわからなかったけど、今は色々わかるようになってきたからこそ判定にモヤモヤすることも増えてきた。

けど、自分にできることって今も変わらず静かに見守るしかないよなぁ。

だからこそ、「もっと解説で説明してくれ〜!」って思わずにいられないことも多々あるわけで。

 

ツイッターでちょいちょい呟いているけど、五輪というのは4年前の自分がそうであったようにその競技のルールをよく知らない人が多数観る機会でもあるので、どの競技にもマニアックすぎず、でも点数につながる理由を簡潔に伝える解説を求めてしまう。

ルールに詳しい人からしたら多少物足りないくらいの解説でも良いとは思うが、なぜこういう点数が出るのか、難易度が高い技であるかどうか、というのはその競技観戦ビギナーが見ても最低限「なるほど」と思う解説は面白いと思う。

そういう意味では今回はスノーボードスロープスタイルの解説は私にとっては面白かった。

「おしゃれですね〜」「今のはかっこいいですね」という言葉のチョイスにはびっくりしたが、ただそれだけじゃなくて「今のはこういうことをしてこうすると着地のバランスを取るのが難しいので難易度は高いですね」という解説もきちんとしていたので、ルール知らずに観ていた私にも「なるほど、だから高い点数出るのか」と納得できる内容だったと思う。

 

フィギュアスケートの解説にもそう言ったものをどうしても求めてしまう。

なぜなら、フィギュアスケートはプログラム全体の見た目の完成度と点数の乖離が激しい競技の一つであるからだ。

現役を退いた選手達の啓蒙活動によって採点に関する誤解の部分がだいぶ薄れてきたのかな?
とは思うけど、ネット上の反応を見るとまだそうでもない部分があるのかな。

私も「今のはどうしてそうなるのか説明してくれ〜」と思うことはまだまだある。

 

物議を醸した団体戦SPでの宮原選手の3Lz-3Tの回転不足について。

12日にテレビ東京で放送された番組にて町田樹氏が全選手のジャンプを検証した上で「宮原選手のジャンプ、何も遜色ありません」と発言をしている。

この発言を誤解受けそうな解釈されている反応もいくつか見ているけど、「回転不足ではない」とは言っていないのでそこは視聴者が違う解釈で広げてしまうことの怖さも少し感じた。

視聴者がどう解釈してもそれは各個人の推測に過ぎないので慎重に意見すべき・・かなぁ。

ただ、宮原選手に対しての敬意を払った発言であること、激励の言葉だとは思った。

 

町田氏のテレ東での解説技術ですごいなーと思ったのは、曖昧な情報には「推測しています」「この情報だけだとわかりません」とハッキリと言っていること。

情報元をハッキリと言った上での発言であること。

それから、現役の選手が言いづらいことをきっぱり言ってしまったこと。

アメリカのプライムタイムに合わせたせいで早い時間からの競技になっていることや、団体戦からの個人戦で選手達に負担がかかっていることを元選手という立場から発言。
この人本当にすごいな〜と思って見ていた。
研究者として、その発言への影響力も考慮した上での発言だと思うので、「よく言ってくれた!」とただただ感心してしまった。
あと、生放送で出演したのはこの手の発言を変に編集されないためもあったのかなーと。

逆バレンタインから4年。
競技者ではなくなったものの、未だに自分の道を切り拓いている町田樹氏。
4年前に彼の言葉の強さに衝撃を受けたが、4年経った今もまた違った立場での言葉の強さに衝撃と背中を押され続けている。

飽きない人だ。

スポナビからいらした皆様こんばんは。

フィギュアスケートのことだけじゃなくて色々書いていく予定なので今までよりもゴッタ煮感あると思いますが、おつきあいくださいませ。

 

自分は仕事人間だなーと自負していたのですが、仕事にやりがいを求めすぎて自分のやる気がから回って無気力になることも多々あるので、今年はそういうのもうまく乗り越えていければなーと思っています。

じゃあ何をすれば良いかって言ったら結局プライベートの充実かと。

 

プライベートはそこそこ充実はしているものの、バンドやっている友人やダンスやっている友人達を見ているとやっぱり

「そこまで打ち込めて羨ましいな〜」

という思いはあるわけで、まあ、自分ももっと打ち込めるものに本気になろうかと、今日友人のダンス見てきて思いました。

趣味は結果を出すも自分次第ってことで、仕事にやりがいを求めるよりもずっと有意義な気がします。

そもそも、やりがいがある仕事ができている人って世の中にどのくらいいるのかという話。

そこに依存しすぎるから病むのであって、依存するのをやめてしまえば良いのか〜と考えたわけです。

 

で、趣味が色々ありすぎて収集つかなくなっているので、まずはできることをちょっとずつやっていこうかなと。

理想は頭の中にあるんだ・・・!

技術が追いついていないだけでorz

拍手が鳴り止むことがなかった。
その場にいるオーディエンスは「ブラボー!」と「町田劇場ここまで来たか!すごいものを観てしまった」といった半々の反応だっただろうか。
むろん私は後者の反応だった。
これはまだ新プログラムの情報が何もない初演の時の会場の反応だ。

千秋楽公演、自然と「ブラボー!!」という気持ちになっていつまでも拍手をしていたかった。
それだけのクオリティであの会場を支配する演技を披露してくれたのだ。
暗転、幕間があるとは言え9分のプログラムを一人でやってのけるというのはそれだけインパクトもあるわけで、ましてやバレエの要素をふんだんに入れノーミスで演じるということにプロ根性を見た。

先日アップしたレビューのジャンプ覚えている範囲で更新。
チューニング後に無音で3Lz
1幕:2A(東北)、バレエジャンプ(西南)、ウォーレイから3T(南寄り中央)ウォーレイから3T(南)、腰手2Lo(北寄り中央)
2幕:3F(北西)、3S(西南)、2A(西南)アウトエッジのイーグル、イナバウアー有
3幕:3T(東北)
その他バレエの技等ふんだんにあるものの、技名わからないため割愛。
東京公演までに勉強しておこう。

以下、照明とシーンの解釈については私個人の解釈のため、ドン・キホーテのストーリーを理解している方及び町田樹さんの解釈とは違う場合があります。

白い幕は赤のライティングで緞帳に変わり、チューニングの音が鳴る。
会場の空気がこれから何が起きるのだろうというワクワクに変わる。
幕が開くと無音の中スポットライトのみで滑り出し代名詞とも言える3Lzで挨拶をする町田氏。
第1幕の音楽と共に舞台は赤いライトで照らされる。
技のバジル、というように町田樹氏の演じるバジルはこんな人物、という人物紹介的なシーンだろうか。
赤という照明とジャンプを多用するシーンとしては情熱的なものを表現したいのかと思った。
千秋楽のジャンプはどれも綺麗に決まっていた。
1幕の2Aも綺麗にふわっと飛んでいたし、ウォーレイからの3Tも舞っているようなジャンプだった。

暗転し、第2幕が開けるとブルーの照明。
舞台は幸せな場面の回想・・・だろうか(多分絶対違う)
これは私がお芝居の照明をやっていた時にブルーを使っているシーンが回想、追憶のものが多かったからそういった印象になったのかもしれない。
町田氏が微笑みながら幸せそうな顔で滑っているのがそう思ったきっかけかもしれない。
(と思ったのだけど、ストーリー調べると第2幕幸せなシーンではなかった・・・私の解釈の乏しさよ・・・と
思いましたが、町田くんの公式見ると「夢を追う青年」という解釈なので私の感じ方も完全に違うわけではなかったかなーと追記。)
暗転し、町田氏は舞台裏に捌けると物語は一旦幕を閉じる。

再び白い幕が赤く照らされ、緞帳となり物語の主人公の登場を待ちわびるように会場からの拍手が鳴り止まない。
初演は戸惑う人もいる中で再び呼び戻す拍手であったが、千秋楽は「素晴らしい!もっと!」と待ちわびる人々の拍手でいっぱいだった。
再び町田氏が現れると舞台はアンバーで照らされる。
躍動感あふれるスケーティングとまさに祝祭という空気の中、街中で皆が踊り出したくなるようなシーンを想像した。

ドン・キホーテのストーリーはともかく、喜びにあふれるスケートに観ているだけで幸せな気分になれる9分間だった。
この人は演じることが本当に好きなのだ。
きっとこれからももっともっと表現したいものがたくさんあるのだ。
そう確信する新プログラム。

ツイッターでも呟いたが、暗転と幕の演出も場面の転換として見事だったが、シーンごとに照明の色を変えるのも見事だと思った。
通常アイスショーで使用する音楽に対してはAメロ、Bメロ、サビといった感じに少しずつ変更していくライブ方式のライティングをとることがほとんどだ。
今回のプログラムは1幕レッド、2幕ブルー、3幕アンバーと幕ごとに色を固定していた。
お芝居ではそう頻繁に色を変更することはない。
そのシーンに合わせたイメージの色に変更をする。
今回舞台を観ているような感覚になったのはバレエ的な振り付けというのもあっただろうが、こういった色の演出、幕の演出も作品の一つとして取り込んでいるからかと思う。
舞台セットが無い中、スケーティングと振り付けだけで世界観を表現するために最大限できることをやっている。
千秋楽は作品の世界観に魅せられた人々がこれで終わってしまうのかという寂しさと、もっと観たいという気持ちと、素晴らしい演技をありがとうという気持ちが重なってあそこまで大きな拍手になったのかもしれない。

全然違うかもしれないが、今回のプログラムの展開はJE TE VEUXや第九の展開に通ずるものがあるように思った。
展開がはっきりしているプログラムはその世界に入り込みやすくなる。
演出という相乗効果を手にいれた彼は現役時代よりもパワーアップし続けているようだ。
私はとんでもないスケーターを好きになってしまったものだ。

フィギュアスケート的な部分で言えば、相変わらず彼の音ハメジャンプは絶品!!

思えば毎年「今年は去年以上の衝撃はないだろう」と思いながら町田樹というスケーターの新シーズンの初演を迎えている。
Je te veuxでは幕を活かし、トルソーを使ったプログラムであった。
このプログラムも照明で場面転換を表現し、トルソーと幕によって物語性を引き立てるプログラムだった。
引退後初のプログラム「継ぐ者」では6分弱の曲にジャンプが7本という過酷なプログラムに観る者が息を飲んだのがつい最近のような気がしてしまう。
昨年のプログラムは引退後初の「継ぐ者」のインパクトを超えることはできるのかと思われている中で、松田聖子さんの「あなたに逢いたくて」が流れた時は前年に引き続きまた違った衝撃を受けた。
このプログラムは小道具はないがピンスポットを使って回想や登場人物の気持ちを表現するシンプルだけど濃いプログラムだった。
JOで演じたアヴェマリアは登場の仕方からして斬新なものであって、ジャンプレスというのもまた衝撃だった。

毎年衝撃を受けてはいるが、選曲自体は皆がどこかで耳にしたことのある曲ばかりだというところがまた意外でもあり、演出としても舞台やライヴの場では普通に行われていることではあるのだが、それをフィギュアスケートのショーの場でやってしまおうという発想が衝撃を受ける元になっている。
私の恩師に言われたことがある。
エンターテイメントとは既存のものであっても別のジャンルのものと合わせるとまたそれが新しいものになる。
町田樹という演出家はきっとそれを素で理解している根っからのエンターテイナーなのだろう。

前置きが長くなってしまった。
現役引退から4作目の新作はどんなプログラムだろうか。

<Don Quixote Gala 2017:Basil's Glory>

幕は閉じたまま幕にアンバーのライティング。
オケのチューニングの音が鳴り、幕から出てくると無音の中3Lz(着氷乱れ)
これまた始まり方もフィギュアスケートのプログラムとしては面白い始まり方で物語に引き込むには十分すぎる始まり方だった。
全部観たあとだから3部制前提として感想を書くが、前情報のない初演を観た時はとにかく最後まで衝撃的だった。
ジャンプについては1幕では東で2A、南寄り中央で3T、南で3T
2幕では南側と西北で3Fと3S(どっちがどっちだったか記憶不明)東北寄りで2A
3幕では腰手ループ?かな?
綺麗なバレエジャンプやターン、バレエの身体表現をふんだんに使った振り付けでバレエのプログラムを観ているようだった。
フィギュアスケートでバレエのプログラムを踊るということは難しいのだろうと思うが、スケートのスピード感とジャンプが加わるとまた違う魅力も生まれるから面白い。
プログラム自体も素敵だったが、プログラムを引き立てるための演出もまた素晴らしかった。
そう、場面転換の演出だ。
1幕が終わり曲とともに一瞬の暗転が訪れ、しばらくすると場面が変わる。
それだけで2幕目が始まったというのは理解ができた。
そしてフィニッシュとともに再び暗転が訪れる。
拍手大喝采のとスタディングオベーションの中、挨拶・・・ってあれ?そのまま幕の中に消えていく町田くん。
会場中が「???」となる中、幕は再びアンバーのライティングで照らされる。
「これは・・・?」
と会場中が期待する中現れたのは衣装を黒のベストから赤のベストに変えた町田くん。
会場は再び大歓声に包まれる。
私は「町田樹またもやりおったー!!」と興奮するしかなかった。
この人のフィギュアスケートは舞台なのだ。
幕間の間も取り入れて舞台セットはなくとも場面転換を照明と幕だけでやろうとする試みは芸術としてのフィギュアを表現するには十分な演出だった。

ただ、これが彼の完成形ではないとも思った。
あくまで試みとして、きっとまだまだやってみたい演出があるのだろうと。
他ジャンルの色々な演出方法がまだまだあるわけで、これからもきっと取り入れてくれるのだろうという期待しかない。
冒頭でも触れたが、彼のやっていることや選曲はある意味王道なのだ。
今回のドン・キホーテもバレエでは有名な演目であるし、フィギュアのプログラムとしても使われている曲である。
転換も舞台では当たり前のように行われている間である。
王道なのだけど演出一つでこうも斬新なものになってしまうのが芸術の面白さなのだと改めて思い知らされる2017年の新プログラムだった。

町田ファンとしては町田くんの後のプリンスアイスワールドチームの交響曲第9番にも内心「ぎゃあああああ」となっていただろう。
私はなっていた。
今回の出演順はこれもあってのものだったのかなぁ。

しかし現役引退してからのプログラムは4作中3作が5分以上(今回は9分!!)という試合プログラムのフリー以上の長さであることから、町田くんの表現したいことは引退してショースケーターとなってからこそ発揮できているのを年々実感させられる。
いつか、組曲全てを・・・という夢を見てしまう。
もちろん、それはファンが思っている以上の衝撃として実現してくれる可能性も考えられるから町田樹という研究者でもあるスケーターは面白いのだ。

雑感を書き連ねたものの、忘れている部分もだいぶあるし、1回では咀嚼しきれなかったので千秋楽をまた観た上で照明の感想も含めて他のプログラムの感想も改めて書きたいと思う。
(全部思い出すには色々と記憶が浮つきすぎている)

仕事の繁忙と体調不良でグランプリファイナルのことに触れられず、あっという間に明日から全日本になってしまいました。
色々書きたいことが沢山あるのですが、時間が中々取れないのでフラストレーションが溜まる一方です(笑)

個人的には競技に関しては今年はゆるーく見て応援してきた部分もあり、ここのところフィギュアスケートの魅力について真面目に考えてみたり、観賞のスタンスについて悩んでみたり、という年でしたね。

このブログを読まれている方は私がこの話題に触れると思われているでしょうけど、期待を裏切らず触れさせていただきます(笑)

町田樹氏が引退してから一年経ちました。
当時はあまりの衝撃に心にぽっかり穴が空いたような状態でした。
何度も引退していなければ…と思うこともあったのですが、同時に自作のプログラムを観て競技じゃないからこその表現だと納得する場面もあったりで、これからの町田樹というスケーターの彼なりの表現の世界がまた楽しみになる一年でもありました。

ふと思い出したのです。

町田氏の魅力は表現や綺麗なジャンプ、氷上でのこともそうですが、裏方に対しての姿勢にもあるのだと。
記者の方に「お互い、かっこいい仕事をしましょうね」と声をかけたり
(毎日新聞運動部 芳賀記者のTwitterより)
引退発表後にカメラマンたちから熱い言葉をかけられたり、忘れられない去年の全日本フリーの時のコメントレスの実況やショートでの凝ったアングル等。

彼だけが特別だとは思っていないし、他にもそういうスケーターはいると思いますが、このような一面からもスタッフに愛されるスケーターだということが垣間見えるエピソードがたくさんあることをふと思い出しました。
現場のスタッフではないので、状況はわかりませんが私自身別ジャンルにてカメラマンや照明スタッフの経験があるのでその気持ちもわかるなぁと。

ジャンルが全く違うので同じではないと思いますが、やはり「この人の舞台にはより良いステージになるようにああしてあげようこうしてあげよう」と思う人はいるし、「この人はとても良い表情をする、とても絵になる写真が撮れる」という魅力を持っている人もいます。
(もちろん仕事としてやっている以上は区別するつもりはありませんが、やっていてワクワクする人がいるというということで)
そういう人に共通するのは自分の表現したい確固たるものがある人。
お任せにしてくれる人もいますが、「ここはこうしてほしい、ここはこういうことがやりたい」というこだわりをきちんと伝えてくれる人が多いということです。
スタッフ側からしたら演者がいるからこそ良い仕事ができる。
演者側からしたらスタッフがいるからこそ最高のパフォーマンスができる。
お互いが尊重しあえる現場は良いものが産み出せます。

町田樹氏もまたそういう部分のあるスケーターなのかな、と思いました。

勝手な想像ですけどね(笑)

そんな町田氏ですが、感傷に浸っている間にも確固たる信念をもって進んだ道で早速一つの形として発表をしたと自身のオフィシャルでも発表がありましたね。
学会にて発表というのが早いのか妥当な時期なのか、私にはわかりませんがこうやって表に出せる実績を残せるのは本当にすごいことだと思います。

その内容を知り得ることができる日がくるのか、またそれがスポーツ業界にどう還元されていくのか、まだ始まったばかりで先の想像がつきませんがこれからも自らの行動と意思にて道を切り拓いていけることを応援していきます。

私もかっこいい仕事、していけるように頑張ろう。