先日、いつもお取引させて頂いている○社長と親しくしているI弁護士と会食しました。○社長にI弁護士を紹介し、5月26日付けのブログ「怖いガールズバー!一晩で78万円!」の案件を処理して頂きました。カードの請求がギリで止まりました。I弁護士、誠に有難うございました。I弁護士とは15年来の付き合いになり、同じ勉強会に所属していることもあり、普段は先生とは呼ばずIさんと呼ばせてもらってます。
「Iさん、この度は、本当に有難うございました。今回の件は、実は5人ほどの弁護士の先生に声をかけたのですが、皆さん、丁重に断られました。やはり、弁護士の先生は皆さん、仕事を選びますね」
「まぁ、そうだけど、岩本君と最初に会った時も言ったと思うけど、弁護士っていうのは困っている人を助けるっていうのが魅力で僕もこの仕事をえらんでいるので。それに岩本君が今回、困ってそうだったので・・・・・・・」
実際、困ってたのは私ではなく、○社長なのですが・・・・・・・。普通に考えたら、今回の事件は背後に反社会的な組織も見え隠れします。それをわかってながらも敢然と立ち向かったI弁護士は格好いい!そして続けられました。
「それに、困っている人を助けたら、喜んでくれるし・・・・・。そうするとこちらもまた仕事やる気になるし」
I弁護士に、商売の原点を教えてもらったような気がします。
依頼者の要望に応え、そしてその対価として報酬を得る。
私も、不動産を売るのが仕事ですが、売り主様から依頼を頂き、売ったら喜んで頂けます。また、買主様のご希望に合う物件を買って頂けたら喜んで頂けます。この不動産の売買仲介というのは、弁護士と同じくいい仕事だと思っています。とにかく、もっとお客さんに喜んでもらおう!その対価として仲介手数料を頂く!
最後にI弁護士にオチも頂きました。
「俺もこんな格好いいこと言ってるけど、実は、仕事で損したこともあるんだよね。
結構前だけど、少年事件を担当してて、事件起こした少年と相手方で和解が成立して、200万円払うことになってとりあえず、200万円俺が立替えたんだ。」
「えっ!200万円、Iさん立替えたの!?」
「そう。その少年、すぐに100万円としばらくして50万円は持ってきたんだけど、その後、支払が渋くなり、結局、連絡とれなくなっちゃったんだ」
「結局、そのまんま残りの50万円はもらえてないんですか?」
「うん、もらえてないね」
「そんなの、いそ弁のT弁護士に取り立てに行かせればいいじゃないですか!」
「もういいよ。安易に立替えた俺も悪いんで・・・・・・・・」
しかし、人がいいにもほどがありますよね・・・・・・・・・・・・。私だったら絶対、トっ捕まえて毎月1万円でも払わせますが。ただ、こういうところであっさりとしてるので、逆にどんどん仕事もめぐってくるのかなとも思いました。このI弁護士は休みは殆どとっていません。仕事大好き人間です。
こんな人がいいI弁護士ですが、もう弁護士になり16年ほどです。今では、愛知県弁護士会の中でも、若手の弁護士などを指導し、なかなかの地位にいます。こういった方にはもっともっとのぼりつめて行って欲しいです。
Iさん!今回は本当にありがとうございました!