捜狐証券より。
今年4/29は中国株式市場で股権分置改革5周年。
中国証券監督管理委員会が05年4月29日に「関于上市公司股権分置改革試点問題的通知」を公表。正式に股権分置改革が施行されてからちょうど5周年。
股権分置とは…。いろんなサイトで説明がありますが、中国サイトを調べて訳してみる。簡単に説明すると、非流通株株主と流通株株主とではその株に対する権利や待遇が違うこと。非流通株の資本提供元が国が管理するモノ、残りの流通株は一般股民の中小投資家のモノ。
鄧小平理論の元に進めた改革開放。外資からの買収対抗策として、一番なのが上場しないこと。上場すれば合併買収から逃れられないので、全株は流通させず大半を国有として半数以下を流通させる手法。外国の市場では見られないことと書いてあります。非上場でも債務回収会社としてその会社の債権を買い占めれば会社への実質的な発言力を得られ買収するようなものだと思いますが。同じようなモノで株式を大量に保持しているのが国であれば国有企業。
ストックオプションを含め、流通、非流通株の配当などで問題が起こるように。少額投資者の意見は無視され、キャッシュフローはどうなっていても国が最終的に保障するので、会社の経営に支障をきたすなどなどの弊害があらわれる。
三一重工、清華同方と紫江企業の三企業がモデルとして採用され改革開始。それまで国や当局が支配していた株を現金化して還元、晴れて流通株へ。以前はG株、今はSが付いて流通株と非流通株の差別化を行っているようです。