今日は知り合いがごちそうしてくれるとの事。
中国にいた時分はよくお食事に誘われました。
ある工場長や芸術街のブースを提供されている方、日本人建築士がデザインしたレストランのチーフマネージャー、浦東の外国籍の入居率ほぼ100%の敷地内にある広東レストランのマネージャー等々。楽しく飲み食いさせていただきました。
当然、自分が頼み事をしている立場でぺーぺーなのですが、ごちそうするからと誘ってくれます。こちら側もその誘いに対して、翌々日くらいにごちそうをする感じでした。
週の真ん中でもよく飲む。
お酒が好きな方は、自分がラグビー(←何度説明しても、香港系の方以外はアメフトと混同していました)やっていたと知ると、すすめてきます。おいしく頂いて、一人一人乾杯。乾杯はいいのですが、文字通り杯を乾かすという一気。紹興酒にショウガを刻んで暖めたものを一気。10数人対自分達数人で一人一人一気。今ではこういった体育会系のもてなしがすくなってきているみたいですが、自分が出会った方々はこういう方が多いようでした。
こちら側からなにか作って頂きたい時、工場長とお話をする訳ですが、工場に出向いてちょっとしたお話。なかなか仕事の話が出すタイミングがつかめないながら、なんとか訛りが強い中国語を聞いて話す。訪問するのが、終業間近でしたので、これから時間あるなら食事に行こうということに。まずは、1回目のお食事。顔合わせみたいなものです。ここで、かくかくしかじかでと申しだし、楽しくお話のみで終了。
次はこちら側から誘って、飲みメイン。
3回目、またこちら側からのお食事の時に始めて交渉というかお仕事の頼み事をする、という感じでした。
香港のかたからもこういう風にするようにいわれました。北方では、食事から飲み、上海では食事と飲み同時、さらに南方では仕事は仕事場で進めるものではなくて、早茶、昼食後のティータイム、夜宵(夜食といった感じ)の席で進めるものと、少々古くさいですが、こういう風なのが習慣といわれました。
香港資本の飲食関連の方は、クラブで騒いだ後、その方のお店を開けて頂いて、早茶を。その時は香港の朝はコレという、栄養があり重くならないエビをメインとした料理。冬瓜をくり抜いて器にした干しなまこスープにエビシューマイと至れり尽くせり。最後にさらっとおかゆで、暑い時期はということで菊の花のお茶をいただきました。
中華料理は丸テーブルに人数集めてお食事するものというイメージ。開胃菜は男性が多ければ、人数プラス1皿でてくるので、さほど回す必要もないかもしれませんが、メインはみんなでまわしてつついてというのが中華料理という気が。
日企では、どうして最初に小皿に分ける人間がいるんだと尋ねられ、回答に困った覚えがあります。
随便でいいじゃないかと。底辺?の理解が異文化交流の一部なのかと。入郷随俗。
そろそろ屈原さんのちまきの季節。その時は、中国での送りモノについて書こうかなと。