上海市の北部にある楊浦区。上海で発行される日系のフリーペーパーの地図ではきれてしまっている部分。





この楊浦区は、北方の国家重点大学と双璧をなす復旦大学、ドイツ人医者が建てた建築・都市開発の突出した同済大学、留学生に幅広い授業を提供する上海財経大学、地下鉄できて便利になった上海体育学院、軍服の方だらけの第二軍医大学にそれぞれの付属中高校などを擁する大学街。


五角場は12年に万博開催のおかげで、特に急発展を遂げました。上海で有数の商業スペースを確保し、ウォルマート、スタバ数店舗、味千ラーメン数店、避風塘、薬局ワトソン、ユニクロやH&M、上海第一食品、スワロ、貴金属の売り上げは市内トップ(だったと思います)、秋葉的な電脳街にフィットネスクラブ。建設銀行ATM、外貨に特化した工商銀行の個人理財服務、中国銀行、パリススプリングの地下にはCITI BANK対応のATMと便利になりました。


商業スペースすぐ隣には、韓国資本自動車メーカー主催のXスポーツの大会が行われたりする総合競技場。テニスコートも多数。ベンチャーのIT企業やソフトウェア企業を誘致するとして建てられたオフィススペース。ここにもスタバが入っています。今は、グーグル撤退後どうでるかというところの百度、オラクルが入っています。


スタバにこもって論文を書いていた時は、IDカードをぶら下げたスタッフがちらほら食事にきていました。


その対面には、スウェーデン人デベロッパーと政府が開発した、商業スペース兼デザインマンション群。テナントは、昨年アディダスが入る予定と、ちらほらとワインセラー、カフェが入っていました。物件を見学させていただきましたが、外見の割に広々として、ロフトというか中に階段を設けたセパレートタイプ。中国では、家具付きが多いですが、海外ブランドをそろえている部屋に通されました。





新華社より。この楊浦区が国家創新型モデルに指定され、投資連盟を設立。国家が指定する産業構造転換にあたっての20地区の一つに入ったようです。


楊浦区人民政府、上海農村銀行、上海創業投資有限公司と上海市再担保有限公司が中心となって結成。科学技術や現代型サービス業を提供する中小企業への投融資を円滑に進めるというモノ。