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北陸旅行(金沢・宇奈月・富山)

3月に続いて北陸に行ってきました。
今回は、宇奈月温泉、金沢、富山です。

●宇奈月温泉 (DAY1&2) ☆☆☆☆
グリーンホテル喜泉に宿泊。和室だったこともあってか、温泉旅館の雰囲気を満喫できた。温泉も全部で4回入浴。
夕食は大広間で。刺身の切れ味が良かったので、さすが富山という感。旅館のスタッフに行くべきところ聞いたところ、トロッコ電車を進められ、最初気が乗らなかったが近いところまでなら行ってみようという気に。

●トロッコ電車 (DAY2) ☆☆☆★
どんなものかと思ったら、遊園地にあるような客車の両側が空いていて窓のない電車。これが崖にはりつくような線路を行くのでちょっとおっかない。トンネルではびゅうびゅう風が吹き抜けて冷房のようだった。宇奈月ダムのあたりの風景と、赤い橋(新山彦橋)が綺麗だった。黒薙まで行ってそのまま次の電車で帰ってくる。途中から黒薙まではあまり風景が変わらなくなってきた。なお、宇奈月温泉はこの黒薙温泉の湯をはるばるパイプで引いているとのこと。
宇奈月温泉まで戻り、時間があったので、遊歩道を歩き、新山彦橋やトロッコ電車の写真をいろいろ撮った。





●妙立寺 (DAY2) ☆☆☆☆★
春の金沢行きで、予約オンリーとのことで行けなかったところを、今回はしっかり予約取ってから行く。この日も月曜だというのに予約がないと観覧できないほど大盛況だった。15人ほどのグループ単位で係りの人に案内される。「落とし穴」「隠し階段」「隠し部屋」「完全に開けると別の部屋に通じる戸」「脱出用の井戸」など、なんとも面白すぎる!いざという時に切腹するための「入ったら出られない部屋」もあるらしい。この寺、普段は寺でありながら、加賀藩が討伐を受けた際の出城として使われるように整えられたものだとのこと。まるでテーマパークのように楽しめた。



●志摩 (DAY3) ☆☆☆☆
春の金沢行きでは急ぎ目に観たため(&観覧料がかかったため)入らなかったものを、今回は観覧。江戸は文政年間に建てられたお茶屋の建物で、国指定重要文化財。いくつか部屋があるが、いずれも客が床の間を背にして座り、そこから正面にあるひかえの間で芸が催されるという。実際に「客」気分で座ってみたところなかなかに雰囲気を味わえた。



・金の蔵
金箔を用いた商品を扱っている店のひとつに、金箔を外側にも内側にも貼った「金の蔵」を売りにしているところがあり。かなりインパクトがあり、なかなかの商売方法だと感心。食器を買おうと思ったが、結局買わず。



●富山城址公園 ☆☆☆★
富山城自体は残っておらず、現在は天守閣のような資料館のみ。かつてはかなり大きな城だったようで、その歴史を細かく説明していた。ところどころに残る石垣で往時を想像するのみ。資料館としての気概は買うが、どうもそこまでありがたみに欠ける。


◎食事関連

●すし玉 富山駅店(富山) ☆☆☆
宇奈月のホテルの方に薦められて行ったのですが、もうひとつ期待外れ。悪くはないのですが、富山という期待感からするとぜんぜん普通。店で薦められた味噌汁は美味かったが。

●まいもん寿司(金沢) ☆☆☆★
納得できないため、新幹線で金沢に着いてから、前も行ったエキナカのこの店へ。さすがに腹いっぱいに。味は納得できるほどではあるが、そこを超えていくものではない感じ。前回と印象は変わらず。

●****(金沢) ☆☆☆☆
長町武家屋敷へ入っていく辺りにある割烹。店内の照明は明るく、TVが普通についている。最初にれんこんの天ぷら。甘みがあるところが加賀野菜ならではか。次に刺身盛り合わせをいただき、こちらは納得の味だった。次にのどぐろの焼き物をいただく。刺身ののどぐろはそこまでピンと来てなかったが、焼きだとしっかり脂のうまさが伝わってきた。ただ、実家で最近焼き魚をよく食べているので、それと比べるとそこまでありがたいものとは言えないというのは贅沢か。最後に鴨の治部煮。郷土料理とのことだが、鴨の味はあまり感心せず。まとめると、悪くはないのだが全体的に価格高めかな。

●魚旨(金沢) ☆☆☆☆★
昼に狙っていた店が、電話予約ではいっぱいで、念のため直接行ってみたがやはり入れず。仕方なく近江町に行くとかなりの人混み。前回の金沢行きで行ってた店に行くと、すでにこの日の営業は終了とのこと。 そのため、新規開拓を狙う。市場の外れの方で人が並んでいない店に決めたのだが、これが大正解。出てくるまでに時間がかかったのは心配しましたが、出てきた握り寿司は魚の厚みが贅沢に厚く、食感も舌に絡みつく感じがかなり好み。すべての寿司に満足。前回のMVPいきいき寿司を超えた。



●****(富山) ☆☆☆★
前述した金沢の店がとれなかった代わりに富山で評判が高かった店を予約して訪問。ここは大将の方が自らの感性で握っているようで、すべて解説してくれるところも含め、アーティストと言っても過言ではないだろう。自分的には、飯が通常の白飯でないところが魚の良さが引き立たなくなっている気がして、途中感心する味もあったものの、全体的にはコストに見合うものではないという結論。まあこれも経験か。ただ、富山2連敗となってしまい、いつか雪辱戦を行いたいところ。

●宇奈月温泉の宿
夕食  ☆☆☆★
朝食  ☆☆☆★

●金沢のホテル
朝食  ☆☆★

ピエロがお前を嘲笑う


久しぶりに試写会観てきました。

これはハッカーをモチーフにしたドイツ映画で、「シックス・センス」「ファイト・クラブ」的にどんでん返しがあるというふれこみ。確かにだまされた気はしますが、「シックス・センス」ほどスカッとしたところはなく、あっそうなんだくらい。グループの他の3人にまったくと言っていいほど共感が持てない、全体的にサツバツとしている(ドイツ映画ならではの胡散臭さか?)などが理由です。攻撃対象が連邦情報局というのがローカル感をそそります。自宅をあんなならず者の巣窟みたいにしてしまうのもひどい。

ちなみに、試写会かなり人入ってました。みんなどんな印象だったんでしょう。

漱石「それから」連載終了

朝日新聞の連載「それから」が終わった。

「それから」は高校時代に大きな影響を受け、理系志望から文転するきっかけになったと言っても過言でもない小説であった。それだけに、今回の連載はかなり楽しみにしていた。しかし、実際のところ、どうしても代助のぐじぐじしたところばかりが目に付いてしまい、以前ほど感銘を受けることができず、同様に高校時代に読みそこまでハマれなかった「三四郎」を今回の連載で見直すことができたのとは逆の結果になった。

思うに、高校時代は代助の芸術や文学を愛し理想を追い求める思考方法を過大評価し、キャリアから転落する平岡を見下していたところもあったのかもしれない。実際、作者の筆はそのように描いている。但し、そこから年月を経て改めてみると、また全く違った見え方がするものである。代助はだめだめなところも多いが、その人物像には魅力があり、と時々作者の描写に非常に気合が入るところでは一気に引き込まれる。どこかで読んだ「それから」評に、「三四郎」とは違って「美文」を心がけたとあったが、確かにそれにはうなずける。

三千代は今読んでみると、人物像にそこまで深みがなく、「都合のよい」存在であるようにも思える。むしろ、登場回数の多い兄嫁の梅子の描写にかなり力を入れていることに気づかされた。

最終回は昔読んでもショッキングだったが、今でも変わらなかった。「赤」が苦手という描写がずいぶん前に出てきたとき「伏線だ!」と思わず感心した。また、頭の中に外部のものが入ってきているのは、冒頭の描写に立ち返っているのにも今さらになって気づいた。