ニュースの林 -8ページ目

オードリー 挫折の末に磨き上げた「春日」その比類なき存在

 オードリー旋風が勢いを増している。昨年末の『M-1グランプリ2008』(テレビ朝日)で準優勝を果たした前後から人気に火がつき、今ではテレビで彼らの姿を見ない日はないと言ってもいいほどだ。特に、胸を張って悠々と舞台に現れる強烈キャラの春日俊彰は、その節約家ぶりでも注目を集めている。家財道具一式を拾い物で揃え、パンの耳を主食にするその日常生活の模様は、テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられている。


 オードリーの2人がこれほどの人気を博した最大の理由は、何と言っても春日の個性的なキャラにある。一度見たら忘れられない独特の外見と言動で、M-1を契機に全国の視聴者に強烈なインパクトを残した。だが、ここで1つ考えなくてはいけないことがある。キャラ芸人が大勢いるこのご時世に、なぜオードリーの春日はここまで注目されているのだろうか。春日は他のキャラ芸人とどこが違うのだろうか。その問題を突き詰めていくと、「春日」というキャラの仕掛け人である相方の若林正恭の巧妙な戦略が浮かび上がってくる。


 春日のキャラ芸人としての最大の特徴は、他の言葉で置き換えられない、まさに「春日」としか言いようのない特徴を持っている、という点だ。例えば、狩野英孝なら「ホスト」、髭男爵の山田ルイ53世なら「貴族」など、キャラ芸人には通常、何らかの下地となるモチーフが存在しているものだ。だが、春日にはそれがない。テクノカットでピンクのベストという異様な風貌。胸を張って悠然と舞台に現れ、言うことだけは大物気取り。漫才では相方の若林に的外れなツッコミを入れ、決めぜりふは「ウィ」「ヘッ!」「トゥース!」など。他の言葉では表すことのできない、まさに「春日」としか言えないキャラがそこには存在しているのである。


 そもそも、今テレビで活躍している「春日」の正体は、相方の若林が中心となって一から作り上げた人工的なキャラだった。数年前、春日の技術的な未熟さから、自分たちが正統派の漫才を極めることができないと気付いた2人は、春日のキャラを立てる「キャラ漫才」へと芸風の転換を図った。そして、試行錯誤を経て、少しずつ現在の「春日」のキャラを作り上げていったのである。ボケに対してつっこむのではなく、ツッコミそのものがボケているというオードリーの「ズレ漫才」は、こうした過程の中で生まれた。


 昨年のM-1での敗者復活と決勝ファーストラウンド1位という結果は、若林が磨き上げた「春日」というキャラが1つの到達点に達したことを示すものだった。全58組の芸人の中から見事に敗者復活を果たしたオードリーの漫才は、話芸の技術の粋を尽くしたNON STYLEのハイスピード漫才を制して、決勝ファーストラウンドで1位の評価を受けたのである。


 NON STYLEは昨年、「M-1優勝したいんですツアー」と題したライブツアーを敢行するなど、常にM-1優勝を意識しながら1年を過ごしてきた。だが、正統派漫才師への道を一度は挫折しているオードリーには、いい意味でそのような気負いはなかった。オードリーは敗者復活から勝ち上がり、「春日」という最終兵器を持ってM-1決勝の舞台をぶっ壊しに来た。そして、その試みは見事に成功し、優勝こそ逃したものの、彼らはある意味で優勝者よりも人々の記憶に残る準優勝者となったのである。


 DVD『キャラ☆キング おいっ!サイコ野郎!!の巻』は、芸人たちがオリジナルキャラに扮して人気投票で1位を目指すという趣旨の番組『キャラ☆キング』(テレビ朝日)をDVD化したもの。ここでもオードリーは、春日がアメリカかぶれのヒゲ面の父親を演じる「アメリカン親父」というキャラで、第1回、第2回と続けて人気投票1位を獲得している。長年かけて春日というキャラを育ててきた若林にしてみれば、そこにもう1つ新たにキャラを乗せるのはたやすいことなのだろう。若林が世に放った春日というモンスターが、これからどこまでお笑い界で暴れ回ってくれるのか、大いに楽しみなところだ。
(お笑い評論家/ラリー遠田)


日刊サイゾーより引用



藤岡藤巻、活動再開の裏側

「崖の上のポニョ」でブレークしたオヤジ・デュオ藤岡藤巻が5日に単独ライブを実現し、久々に本来の姿で活動を再開させた。


 昨年11月には藤岡孝明(56)が過労による体調不良を訴え、以降「藤岡藤巻と大橋のぞみ」は大橋と藤巻直哉(56)の2人で活動。藤岡は昨年末のNHK紅白歌合戦にも出場しなかった。絶頂期の突然の静養宣言で藤岡が復帰しないまま、紅白を最後にユニットの解散を宣言したため、一部では藤岡の重病説などさまざまな憶測が流れた。


 5日、3カ月ぶりに報道陣の前に姿を見せた藤岡は実に元気。1月1日から藤岡藤巻は大手事務所ホリプロに籍を置いていて、活動を本格化させていく考えのようだ。体調を危惧する報道陣の声にも「基本体調良くないんで。調子良いことがない。正月に飲んだくれてたんで大丈夫ですよ」と報道陣を笑わせた。


 一連の話を知る関係者によると「藤巻は普段はサラリーマンで、藤岡は独立して現在は実業家。その上『ポニョ』が爆発的に売れたため時間がなくなり、藤岡は自分の時間が欲しかったんです」と病気ではなかったことを明かす。また、藤岡自身も藤巻の紅白出場に「あれはみっともなかった」とけなす始末で、あえて出場を避けた気持ちがくみ取れる。


 活動再開の舞台裏は完璧。これからオジサンたちの底力を発揮する。


日刊ゲンダイ2009年2月7日掲載



松本志のぶ、日テレ退社の裏事情!

 3月いっぱいで日本テレビを退社する松本志のぶアナ(39)の周辺が騒がしい。


 松本は92年に入社し、同局の看板番組「24時間テレビ『愛は地球を救う』」の総合司会を4年連続で務めるなど、“エース”として活躍。現在も人気番組「行列のできる法律相談所」で、司会の島田紳助とコンビを組んでいる。


 そんな松本がいきなり退社を発表。今後は日テレの関連会社「日テレイベンツ」に所属しながら、「行列――」にも引き続き出演。日テレに“籍”を置く形でフリーになる。周囲からは「TBSを退社してフリーになる小林麻耶に刺激されたか」なんて声も上がっているが……。


「松本はアナウンス技術はもちろん進行のうまさはピカイチで、局内の評価は抜群に高い。相手を立てて接するので、徳光和夫、福留功男、島田紳助といった“大御所”からも気に入られていて今の環境に不満があるとは思えない。考えられるのは子づくりにはギリギリの年齢で、アラフォーの松本としては、日テレの系列会社に所属しながらプライベートを充実させて仕事をこなすスタイルを選択したとみられています」(テレビ関係者)


 懐事情はどうか。松本の年収は推定1300万円。今のままだと収入は増えそうにない。


「そもそも、松本は必死に稼ぐ必要はないんですよ。6年前に結婚した音楽プロデューサーの岩代太郎氏の年収は、5000万円といわれていますからね」(前出の関係者)


 もっとも、日テレイベンツには当座の間だけいて、小林麻耶が所属するといわれている事務所に移るという情報も。


 松本なりの計算もそれなりにあるようだ。


日刊ゲンダイ2009年2月7日掲載