今月末には二十歳を盛大に祝えるものと思っていました。
異変を感じたのは3日前。
声が枯れたのが始まりでした。
目の動きが鈍く、瞳孔も大きく見えました。
餌はこの日までは食べていました。
翌日は昼過ぎまでは階段の上り下りもできましたが、後脚が少しふらついていました。
声は出ていましたが、顔は強張っていました。
水ばかり飲み、夕方から横になる時間が増え,夜にはふらつきが強くなっていました。
明け方、緑色の胃液を吐き,ぐったりとしました。
何度か立ちあがろうとしたので後脚を持ってやりましたが、すぐに全身動かなくなりました。
この日往診をしてもらい、栄養点滴を打ってもらいました。
ベリーは微動だにしませんでした。
今夜が山でしょうと告げられましたが、朝を迎えました。
眠っているような状態のベリーとたくさん話をして、手を握り、ブラッシングしました。
手を握ると,少し握り返してくれました。
私がベランダの窓を開けると、一瞬こちらを見てかすれた声で鳴きました。
これが最後のベリーの反応でした。
今思うと、お別れを言おうとしてくれたのかな…
それからしばらくして呼吸が少し早くなり酸素チューブを口元に置きました。
15時半ごろ、
顔をもたげ軽い咳をしたので、すぐに旦那さんに電話をし、スピーカー越しに名前を呼んでもらいました。
声をかけるうち痙攣をし息苦しそうにしたけれど、そう長い時間ではありませんでした。
ベリーの心臓は静かに止まりました。
ほんとに眠ってるような顔のまま…
あっという間に、
まるで電池が切れたかのような、急な別れでした。
異変が出てすぐ神経障害を疑いました。
突然のことで病院に行くべきか悩みましたが、往診という形を選びました。
病院に行っても、検査や治療ができる段階ではないと思いました。
HPもない小さな動物病院、
留守電のメッセージを聞いてかけ直してきてくださいました。
初診にも関わらず、良心的な対応に感謝しかありません。
「どこが悪いんでしょうか?つい2日前まで元気だったんです…」
私の問いに、先生は
「二十歳ですから、どこが悪いにしても老衰ですよね。この歳まで元気でいられたのは立派です』
と。
その言葉に号泣し、看取る覚悟が持てました。
ベリーはとにかく甘えん坊でした。
顔も毛色も《とても可愛い》very cute からベリーと名付けました。
ハスキーボイスで毎朝起こされたね。
そんな声も愛おしい。
三兄弟がいなくなって、
一年間シイと母娘でおだやかに過ごしたね。
ベリーにまだまだたくさんの想いがあります。
これからもゆっくりゆっくり、
ベリーと話をしていこうと思います。
三兄弟もベリーを優しく迎えてくれてるでしょう。
みんなでシイのこと見守っててね。
シイが最後に残ったのは、きっと子どもたちの優しさ。
「ママは一番長生きしなきゃ」って。
守ってくれたんだと思います。
残されたシイとの時間を
大切に大切にしたいと思います。
親愛なるベリー
19年と11ヶ月、元気に生きてくれて、
私を笑顔にしてくれて、
心から感謝します。
ベリーを可愛がっていただき、
ありがとうございました。












