第3回投稿は

構成マネージャと構成プロパティについて。


Visual Studioのメニューで

「ビルド」を見ると

下の方に【構成マネージャ】というのがあり

ドロップダウンメニュー(コンボボックス)で

「Debug」と「Release」

が選べる。


「Debug」という言葉は

「デバッグ開始」と

「デバッグなしで開始」で

おなじみかと思いますが

ブレークポイントとかつけて

ソースの解析しながら実行できるんですよね。

賢いな~。


でもDebugだと動作が重いし

Debugの生成物は"MSVCR80D.dll"とかを参照しちゃうので

"このアプリケーションの構成が正しくないため

 アプリケーションを開始できませんでした。”とか言われて

Visual Studio持ってる人しか実行できないんです。


なのでプログラムが完成して、配布するときは

「Release」を選んでビルドします。


ビルド(構築)するときに、

「CLRを使いますよ」とか「MFCですよ」とか

「文字はUnicodeですよ」とか

オプションを指定しているわけですが

この設定は

Visual Studio画面左のツリー(ソリューションエクスプローラ)の

プロジェクトを右クリックして

「プロパティ」を選択して表示される

【構成プロパティ】で確認できます。


CLRを使用するかしないかは

全般→共通言語ランタイムサポート

で、DebugかReleaseかは

C/C++→ランタイムライブラリ

でMDとかMTとかにdがついてるかついてないかで

設定されてます。


他に、自分でdllやlibを追加指定するときにも

この【構成プロパティ】から指定します。