先日、TVerで大好きな『月曜から夜ふかし』をニヤニヤしながら観ていたとき

のことです。

街頭インタビューを受けていたご機嫌なおじさまが、自信満々にこう言い放ち

ました

 

「まあ、親方日の丸だからね!」

 

……その瞬間でした。

スタジオの観客席も、百戦錬磨のMCお二人も、まるで時が止まったかのように

 

「シ〜〜〜ン……」。

 

テレビ越しにも伝わってくる、見事なまでの無風状態。

 

 「えっ、誰も拾わないの!?」

 

と画面を二度見しましたが、おそらくテロップを入れた若手スタッフすら

 

「オヤカタ……ヒノマル……? 新しい力士かな?」

 

くらいに思ってスルーしたに違いありません。

テレビの前でひとり、「伝わってない! 誰にも刺さってないよおじさん!」と激しく

ツッコミを入れてしまいました。

 

 

こうして人は世代間ギャップを突きつけられ、慣れ親しんだ言葉たちは音もなく歴史

の彼方へと消えていくのですね……しみじみと背筋が寒くなりました。

思えば私、10年以上海外で駐在生活を送り、日本に帰国した瞬間にも「浦島太郎状態」

で言葉の壁にぶち当たった経験があります。久しぶりの母国なのに、街角で飛び交う

日本語が微妙にアップデートされていて、プチパニックになったものです。

言葉は生き物と言いますが、目を離したすきにぐんぐん姿を変えていくスピードには、

本当に驚かされるばかりです。

 

【おまけ:10年ぶりの帰国で魂が抜けるほど衝撃を受けたこと TOP3】

  1. 言葉の変化(今回の「親方日の丸」事件も含め、ボキャブラリーの賞味期限切れを実感)
  2. 働き方の変化(「えっ、みんなそんなに早く家に帰るの!?」というカルチャーショック)
  3. 飲食チェーン店の店内の様子(店内の荒れ果てた様子、椅子の汚れや破れ、トレイ返却台
                  の汚れ等)

 

 

※このあたりの浦島太郎っぷりも語り出すと夜が明けてしまいそうなので、またの機会に

笑い話としてお届けしたいと思います。