触れているコンテンツの嗜好はその人物の人となりを強く反映すると思っています。ということで私が普段見ているYouTuberを紹介することで自分に近い読者を取り込もうと言うわけです。もっとも、このブログにそれ程人が集まるとも思えませんが。あと、投資関係のYouTuberは一旦省こうと思います。数が多いのと紹介しても面白くないと思ったので。


1.ぽんぽこちゃんねる

言わずと知れた個人vtuber、ぽんぽこちゃんねる。滋賀を中心に兄妹で活動していて、体験レポや食べてみる系、旅行vlogなど vtuberと言う枠組みと言うよりはYouTuberっぽい企画が多いです。夏休みの自由研究の発表を観ている様な気分になれます。

2.ゆる言語学ラジオ

言語学を一般人にも興味を持てる角度で紹介してくれるラジオです。言語学系の学部を出られた話し手と情報系の学部卒の聞き手の二人組で収録されていて、言語学に馴染みがない人にも聴きやすいです。参考文献も示してくれます。また、始まってから期間が経ってるのでかなり膨大な量のコンテンツと化していて、今から全て聴こうとするのは正気の沙汰では無いと言えましょう。私が好きなのはカタルシス英文法シリーズです。あと、PodcastやSpotifyには音声のみバージョンがあってやたらと音質がいいです。


3.3Blue1Brown

数理系の概念を視覚的にわかりやすく解説しているチャンネルです。このチャンネルに関しては動画ゆえのわかりやすさがあって、知らない分野を新しく勉強し始める時に役立ちそうです。紙ではわかりにくい概念も動画だと見るだけで直感的に理解できる事があります。例えば、マルデンブロ集合のようなフラクタル構造の自己相似性(かなり乱暴に説明すると、拡大しても同じ見た目になる様子)の確認なんかは動画の方がわかりやすいです。


4.山田五郎 オトナの教養講座

タモリ倶楽部とかによく出ていた山田五郎さんが美術作品の背景知識を踏まえて詳しく解説してくれるチャンネルです。私自身は美術に特段興味があった訳では無いのですが、このチャンネルをみて美術史おもしろ!ってなります。視聴者に求める予備知識は高く無いので、最初から観ればしっかり楽しめます。

5.月ノ美兎

にじさんじ一期生の最古参vtuberの一人です。アイドル的な良さと言うよりはおもしろ人間のトークを聴くチャンネルとして観ています。深夜ラジオや好きなゲームなどの趣味が私に近いので、新しいおもしろコンテンツを知るのにも一役買ってくれています。


6.日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル

中身はコテコテの関西弁のおじさんの vtuberです。大阪西成で日雇い労働者として生きていたらしく、トークも尖っていて面白いです。YouTubeというよりニコニコ動画的な良さがあります。普段はゆっくりボイスですが、生放送になるとボイチェン加工の生声です。ボイチェンを突き抜けて伝わるおじさんの波動を感じます。


7.野食ハンター茸本朗

都市部に住む人間が自分で獲って美味しく食べられるものを『野食』として紹介しているチャンネルです。誰でも獲れそうな、例えばタケノコの様な身近な食材から、素人では入手不可能なジビエなども紹介してくれます。専業でやられているようなので日本全国の野食を取り扱います。野食ハントに関する啓蒙活動的な要素もあって視聴者がどこに注意して獲るべきかも学べます。


8.ゲームさんぽ/よそ見

専門家と一緒にゲームをプレイする事でゲームの新しい一面を視聴者に見せてくれる、ゲームさんぽをコンテンツとしたチャンネルです。気象予報士と一緒にゼルダをプレイして大気の様子を解説したり、精神科医と一緒にDetroitをプレイして近未来的なアンドロイドの人間的なふるまいを観察したり、普通では不可能な視点からの

ゲームプレイを楽しめます。


9.charles cornell

海外の音楽解説チャンネルです。英語なので日本人も普通に理解できると思います。ポケモンや日本のアニメの楽曲の解説を高頻度でしてくれるので観ています。


10.桜井政博のゲームを作るには

カービィやスマブラを作ったディレクターさんのチャンネルです。ゲームをどんなふうに企画して作っているのか、一線で活動している人の話は面白いです。


11.名越康文TV

ゲームさんぽで精神科医として出演されていた名越先生のチャンネルです。精神医学的な話しやゲーム実況などを投稿しています。ゲームさんぽの時に思ったのですが、プレイの序盤からキャラの性格やその後の言動を予測してストーリーを言い当てるのが異常に上手いです。ご本人曰く、観察したことのある人間の数が違うとの事ですが、それにしても凄いです。



12.なめこのぼっち旅

国内海外問わず旅行動画をほぼ毎日あげてくれるおじさんのチャンネルです。ゆっくりボイスで如何にもニコニコ動画然としたクオリティの高い動画をYouTubeに投稿しているおもしろチャンネルです。投稿数が膨大なので旅行先のプレイリストも選び放題です。一回の旅行で30近い数をあげられるので作業用BGMとして聴いているだけでなんだか旅行に行った気分になれます。


13.山岳遭難ファイル

過去の山岳遭難事故を紙芝居的に紹介するチャンネルです。遭難をコンテンツにするのは一見すると不謹慎なようですが、私は沢木耕太郎の凍や夢枕獏の神々の山嶺のような山岳小説か好きでそれらに近い魅力を感じます。このチャンネルが伸びた事で山岳遭難事故を紹介するチャンネルが乱立し、その殆どがいい加減なアドバイスを含む無責任なものだと感じたのですが、このチャンネルは信用度の高いと思います。



好きなYouTuberを列挙してみると、専門性の高い分野の人がハイコンテクストでない説明をしてくれるものばかりですね。