色の3属性 | 3ヶ月で即戦力デザイナーになって好きな仕事をしよう!

3ヶ月で即戦力デザイナーになって好きな仕事をしよう!

Adobe Photoshop、Illustratorをマスターして未経験からでもデザイナーになりませんか?
すぐに使えるデザイン、マーケティングの情報をお届けしています。

↓このブログは今何位?



どーも!

デザイナーの水谷です。

今回は
先日の【色々な色】
続きで色の3属性
という物について
解説していきます。

色の三属性とは、
色相・明度・彩度の3つの事です。

この3つの属性を
正しく理解することで
カラーデザインを極め
色によってそのデザインの
レイアウトやタイポグラフィー
もしくはその造形に
味を付けていきます。

以前も少しお話ししたかも
しれませんが、
配色とは料理で言うところの
調味料のような物。

色の三属性は実は
デザインをする上で基本中の基本と
なる知識です。

実際美大などの授業でも
色彩心理やカラーマネジメントを
基礎講座に加えているところは
多いです。

つまりヴィジュアルに関わる人であれば、
たとえデザイナーでなくとも
最低限知っていなければなりません。

アメリカで生活する為には
英語が必須となるのと
同じようなものですね。

逆に、色の三属性を理解しておかないと、
色を使ったコミュニケーションを
円滑に図ることが出来なくなります。

例えばクライアントに
「暗いブルーで落ち着いた印象にしてくれ」
と頼まれても、あなたは上司のイメージしている
色を再現出来ない可能性が高くなってしまいます。

そうすると、
このデザイナーとは
なんだかあまりうまくいかない。。。
となってしまうのです。

もしかしたら、
すでにクリエイティブ関連の
お仕事をされている方は
心当たりがあるかもしれませんね。


さて、前置きが長くなりましたが
本題です。

①色相
色相とは、赤・黄・緑・青・紫といった
色味のことを言います。
色相はイメージの違い表現するのに
最も優れた属性です。
ちなみに

色相を円上に配置したものを色相環と言います。



色相環を見ていただければ
わかると思いますが、
同じ赤でも、赤紫に近い赤や、
橙に近い赤など、赤だけでも種類があります。

ここで紹介する色相環は、
代表的な赤、黄、緑、青、紫の5色に加え、
その中間色
赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の
10色を作り、その中間にもう1色加えて全部で
20色相の色相環を作ってます(マンセルといいます)

ここで覚えて欲しいのは
補色(反対色とも言う)です

補色とは、色相環 で正反対に
位置する関係の色の組合せです。

例えば、
/ 青緑
/ 黄緑
黄色 / 青紫」など
(これは一般、又はCMYKの場合)

補色同士の色の組み合わせは、
互いの色を引き立て合う相乗効果があり、
これは「補色調和」といわれ
広告やパッケージの現場においてよく使われます。

ただし!!!

ここでバカみたいに反対側は相性がいいんだ~と
使ってしまうと、とんでもない事に。

明度が同じ補色同士を組合せた場合は、
目がチカチカしてしまう組み合わせがあります。
これをハレーションと言います。
ですので、
この補色を効果的に使うには
次の明度を理解しておかなくてはいけません。


②明度
色同士を比較して、明るい色or暗い色というように、
色には「明るさ」の度合いがあります。

色相に関係なく比較できる「明るさ」の度合いが明度と呼ばれています。
この明度は、文字の読みやすさ(可読性)にかかわる大事な要素になります。

ランディングページやセールスページ等の
WEBページやチラシを制作される方は
良く覚えておかないと、
反応率、成約率の低下を招きます。









①②のどちらが見やすいですか?
当然①と答える人が多いと思います。

これは色相や彩度は変えずに
明度だけを変えた場合の事例です。

ここで注意して頂きたいのは
この明度も結局は背景と文字色の
組み合わせであるという事です。

ですので、背景が白い場合には当然
黒に近い色が映え、逆もまたしかりなのです。

ちなみに先ほど言った
明度がおなじ補色をしようするとこうなります。



ケバいとはまさにこの事。
とくにWEBサイトの場合は
この明度の調整次第で
もろに印象がかわりますので
注意して下さい。

ちなみに白はもっとも明度が高い色で、
黒はもっとも明度の低い色ととなっていますので
可視性が最も良いのはこの組み合わせだと言われています。


③彩度
彩度とは色の鮮やかさです。

ん?色相と何が違うの?と
思った方もいると思います。

先ほどの色相が
赤:緑の様な関係だったのと
違い、彩度はその色の中の話になります。

赤のなかで一番鮮やかなもの、
一番鈍いものという関係性になる訳です。


ちなみに、
それぞれの色相でもっとも彩度が
高い色を原色・純色と呼びます。

ある鮮やかな色の彩度をどんどん低くしていくと、
色みを感じない色に変化していき、
最後には無彩色(灰色)になります。

一般的に、彩度が高い色は派手な印象を受け、
印象に残りやすく、逆に彩度の低い色は、地味に感じ、
印象に残りにくい色となります。

ですので、
彩度が高い色の服を着ていくと
合コンやパーティーなどで
印象に残りやすいという事です。

しかし、これも
組み合わせ次第で良く思われるか
ウザいやつと思われるかが
変わります。

というか、これに関しては
人間性もありますw


が、実は着ている色で
自分の第一印象という物は
ある程度コントロール
できるわけです。

しかしこの場合、
あなたの肌や目、髪色と
その服の色相、明度、彩度
のバランスの話になります。

ですが、基礎知識として
どの色がどういう効果を
持っているかというのは
知っておいて損は無いと
思いますので、

次回は
実際のパッケージや
広告を解説しながら
【カラーマーケティング】
について書いていこうと
思います。

それでは、
今日はこの辺で^ ^
ありがとうございました!

↓このブログは今何位?



無料メルマガを配信中です。
もしよろしければご登録ください。
ココをクリック