高校2年生の古手川唯は、いつもと変わらない放課後を過ごしていた。しかし、親友の山田真希から予想外の提案を受ける。
真希「ねえ唯、文化祭の出し物で、バニーガールとチャイナ服のコスプレをしない?」
真希の目は期待に輝いていた。唯は戸惑いながらも、親友の頼みを断れずに了承する。
放課後、真希は前々から用意していた衣装を取り出し始めた。唯は黒のチャイナ服に身を包む。
唯「ちょっとハレンチじゃない?」
唯は恥ずかしそうに顔を赤らめながら言った。一方、真希は期待通りといわんばかりに目を輝かせていた。
真希「やっぱり私の期待通り!すごく似合ってる!」
唯「そうかしら?それにちょっとサイズも小さすぎない?」
真希から見つめられて、唯は恥ずかしそうに言った。
真希「今度はこっちも着てみて!」
唯「え?これを着るの?」
真希「いいから!いいから!」
真希は、戸惑う唯に見向きもせずに強引に次の衣装を手渡した。唯は渋々ながらも着替え始めた。
唯「こんなの絶対ダメよ!」
真希「え!すごく似合ってるのに!」
真希は唯に強く断られ、残念そうにしている。
そこへ、同じクラスの鈴木太郎が教室に入ってきた。唯たちの姿を見て、太郎は思わず見とれてしまう。
太郎「す、すごく似合ってるよ…」
太郎の言葉に、唯はドキッとした。普段は意識していなかったが、太郎のまっすぐな瞳に吸い込まれそうだった。
真希は二人の様子を見て、にやりと笑う。
真希「唯、もっと太郎くんに衣装を見せてあげたら?」
唯「ハレンチだわ!教室から出ていって!」
唯は顔を真っ赤にして太郎に叫んだ。
太郎「ごめん!」
太郎は慌てて教室を出て、外で待機することにした。
唯「着替え終わるまで絶対に覗いちゃダメよ!」
真希「唯が照れてる〜!」
唯「う、うるさい!!」
そこにすかさず真希が茶化す。
太郎がしばらく教室の外で待っていると、唯が恥ずかしそうに教室から出てきた。
唯「もう入っていいわよ」
唯は恥ずかしそうに続ける。
唯「さっきのこと、誰にも言わないでよ」
太郎「さっきのことって?」
唯「衣装のことよ!」
太郎「わかってるよ!」
鈴木太郎は、唯に怒られていたが、真希には二人の姿が羨ましく思えた。夕日が窓から差し込む中、真希は教室の隅から遠巻きにその様子を見守っている。特別な放課後は、ほんの少しだけ甘酸っぱく、そして心がときめくひとときだった。
※画像はStable Diffusion 画像生成AIによって作成されたものです。
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