とある理由でGWもデスクにはり付き状態なのですが、
さすがに一日中考え事をしているモチベーションも無く、
もしドラのみなみちゃんとよろしく””考えを整理する為””やら””休憩””などと称して、
録画したアニメ版もしドラを見ていて更に本を読み返しているうちに、
どうしても書いておきたい事が芽生えて来たので久々に更新する事にしました。

ここ数年の派遣業界に関わって来て、
大きな勘違いをしている事には気付いては居たのですが、
その表現する言葉が『もしドラ』を読み返す事で気が付きました。
派遣業界は『イノベーション』と『真摯さ』を取り違えている。

派遣業界の会合や業界仲間と話していて、
事業に前向きに取り組んでいる方は積極的に、
事業の改善に取り組んでおり、
不況と世間の逆風の中においても生き残り&成長の機会を模索しています。

しかし、それが顧客や世間に対して真摯に向き合っているか?
となれば必ずしもそうでない事の方が多いと言う事です。

表現としては、『この不況下において雇用の機会を創出している』と誰しも言うのですが、
それは一般世間から見ると『強弁』であったり『詭弁』であり誇大広告も甚だしいような感じをうけるのです。

『マネジメント』においても規模の拡大には限界があると言う通り、
派遣業界の広がりにも限界があり
それは2008年のリーマンショックの時点から大幅減少していると言う事です。

ようは一方が拡大すると他方が減少する状態で、いくら自社のサービスが優れていて
『この不況下において雇用の機会を創出している』と強弁出来たからと言って
業界全体では何もパイが大きくなる訳でなく同業他社のシェアを食っているだけある場合が大きいのです。
ましてや、そのサービスの内容が詐欺まがいの場合や労働法に違反するような内容も多くみられ、
安心して『ふ~んそうなんですね』なんて言ってられない事が良くあります。
実際にとある会合にてそう言う風潮に警鐘を鳴らし改善を求めて来ているのですが、
どうも、この業界での新しいアイデアと言うものが、いわゆる法の抜け道探しに終始している事と勘違いしているのでは無いかと言う事です。

真摯さに欠けるイノベーションは何度行っても悪い方向にしか向かわない事を経営者は明記しなければなりません。

ココはひとつ顧客が何を求めているのか?そもそも顧客とは誰か?と言う事業の基本に立ち返って考えなおして欲しいモノです。
そうする事で、既存の派遣事業から誰もが賛同してくれるニュービジネスを誕生させる事が出来るし、
企業の成長性も以前とは比べ物にならないスピードを得られるというものです。