先日、経営者らしい人が『お前のマネージメントが間違っているんだよ』と幹部らしい人に説教をしていたので、聞き耳を立てていると・・・・・
1、どう言う戦略を持っているんだ?
2、目標を立てていなのか?
上記2点について問い詰めていました。
このブログを呼んでいる方には、もうおわかりですよね。
それは、経営者の仕事です。私は逆に、今まで目標を立てずそのプロセスを真剣に考えずに良くやって来れたのか不思議に感じるくらいでした。

会社のビジョンがあり、それを達成する為に長期の目標があり、後はそれを逆算して考えるだけ・・・・長期を中期、単年度、月次、週、日々・・何故こんな簡単な事が出来ないのか。
理由はひとつ、経営者自身が約束を守れる自信が無いからではないでしょうか。

このご時世に長期目標なんて考えられない・・・何て言う人は、単に情報不足、勉強不足、努力不足。
現時点での自らが出来る事、課題になっている事を素直に認識し、長期的ビジョンを考える。それが出来ないうちは消して会社は大きくならない。営業や技術職など個の力に頼っているうちは個のパワーが無くなった瞬間に組織は崩壊します。

戦術はあくまでも戦略を補完するにすぎません。
戦争でも経営でも、戦略が有利だから勝てるのであって、大資本の企業が強いのは常に戦略的に有利だからです。
戦略で一番大切なモノは補給です。いくら強い戦士であっても補給無しでは戦えません。組織が大きくなれば兵站は伸び補給の過大になるでしょう。また、ライバルに打ち勝つ為に開発費や広告費を増やしだけでも商品は売れます。その、補給(資金)をどうやって支えるかが戦略であって、現場のマネージャーがどうこうと出来る訳がありません。そうです、戦略さえ良ければ現場指揮官(課長クラス)の能力が低くても勝てるのです。
では、現場指揮官の能力が問われる局面とはどのような時でしょう。それは、ライバルと戦略的条件に優劣が付けられない場合です。商品やサービスの知名度、性能などに競合する他社と互角の場合は営業指導やマネージメント能力で勝敗は決します。

経営者はライバルに差を付ける為に何かを行わなければなりません。資金調達なのか情報の先取りなのか・・・皆さん頑張りましょう。