先行するライバル企業に打ち勝とうとする場合、経営資源で劣勢であればどうする。
中小企業の経営者は此処まで解っていても何も動かない事が多く、結果的にじり貧になる。

事業のカイゼン提案の時もそうだが、ネガティブな事でも素直に現状を認める事が大切。
自分が社長であると言う過剰な自意識が幻想を生み、その幻想から発生する誤った現状認識からは、
何をやっても上手くいかない。

戦も企業経営でも戦略の優劣ですべてが決定する。それが資本主義社会です。
事業に投入できる経営資源で他社と劣っているならば、現時点での負けを認めてから次に一手を考えるべきではないだろうか。
戦術(営業現場)レベルで巻き返しを図ろうとも無理。
例え局地的に勝利しえたとしても、全体の優劣は決しています。
それが企業事態の存亡にかかわる事であれば、社員を道連れにすることなく、
企業価値が残っているうちにM&Aを検討するべきではないだろうか。