刈谷公演ありがとうございました!
マタ・ハリ、3公演のうち初日マチネと2日目=千穐楽を観てきました。
まずは初日のレポ。
マタ・ハリ:愛希れいか
ラドゥー:加藤和樹
アルマン:東啓介
私が観た東京楽の配信では、この3人のうちラドゥーが万里生さんだったので、
ラドゥーが変わるとどう変わるのか?
というところも堪能できました。
まず、この作品はアンサンブルさんの歌声とお芝居が深く刺さります。
ダンスももちろん素敵。
第一次世界大戦下での物語なので、戦争の辛いシーンもたくさんあります。
オープニングから、胸に、心に強く訴えてくる感覚。
そんな中での、マタ・ハリ登場シーン。
愛希マタ、のっけからもうそれはそれは妖艶で美しくて、見惚れてしまいました。
動きがしなやか!
ちゃぴはダンスが上手いと以前から噂に聞いていたのですが、私はまだエリザベートでしか彼女を拝見したことがなかったので、今回実は楽しみにしていたんです。
彼女のマタとしてのダンスを。
そしたらもう想像以上でした!
しかも、ダンスだけでなく歌声も、エリザで拝見した時より深く低い声が効いていました。
高音域の大ナンバーも物にしていたので、聴いてて清々しかったです。
愛希マタ、踊っているとき、ラドゥーに対しての態度、アンナに対してのやり取り、アルマンへの想いなどなど、それぞれの顔を持っていて、そのギャップが素敵でした。
ラドゥーに対しては、なんとかして手玉に取ってやろうという小悪魔的なキャラも見えました。
それに反して、アンナへは柔らかく、アルマンへは母性のようなものも感じましたね。
東アルマン、配信で観ていた以上に脚の長さというかサイズ感に圧倒されたわ。
でも、圧倒されたのは脚の長さだけではありません!
とんちゃん、歌声も深く響く力強さがあったし、柔らかさと強さを併せ持ったアルマンで、魅力的でした。
マタを抱きしめる時の包容力や、想いが溢れる感じ。
アルマンの大ナンバー、まさに圧倒されましたね。
そして、初めましての和樹ラドゥー。
万里生ラドゥーと全然違う〜!!
これ、ラドゥー自身が違うだけでなく、妻のキャサリンなど他の人物も動きや反応が異なっていて、これはいろんな組み合わせで観たくなるよなぁと思いました。
キャサリン役の飯野めぐみさんがブログで詳しく書いてくださっているので、リンク貼らせていただきます。
こちらは和樹ラドゥーの場合。
(万里生ラドゥーは次の記事で)
https://ameblo.jp/megumi-iino/entry-12682989789.html
いいめぐさん、ありがとうございます!
和樹ラドゥーの印象としては、冷静に誠実に着々と任務を遂行してきて、戦況に苦慮しつつも、マタに対してはじわ〜っと惹かれていく。
これが、一気に惚れたわけではなく、内に秘めながら少しずつ膨らんでいった印象でした。
余裕を見せつつ、自分に優位になるような下地を作りながら機会を狙っていて、マタへの迫り方も計画的。
2幕でマタがラドゥーを訪れますが、その一連のシーンのWラドゥーの違いは面白いですね。
まず、身に纏うものの扱いからして違う。
和樹ラドゥーはガウンに袖通さずに羽織っていて、その時点でもう
色気よ……
ってなりますね。
そこからガウン脱ぎ捨ててマタに迫る時、シャツのボタン外して、そこから片方だけサスペンダー外して押し倒す。
マタが去ってからサスペンダーだけ戻して、一部始終見てたキャサリンに言い訳してそのままキャサリン押し倒すんだけども、このときの色気ったらなかったですね。
マタに迫る時よりも目がエロかったよ……。
キャサリンはそのまま押し戻して出て行く。
こちらのラドゥーは妻にウイスキーぶっかけられないんですね。
それはそうと、加藤和樹さん観るたびに魅力的になってませんか?
歌声の厚みや深みが増して、大ナンバー歌った後の余韻が心地よい!
お芝居の説得力もあって、素晴らしかったです。
有難いことに上手の前方で観ることができたので、2幕裁判のシーンに入る時、ファイル受け取った時の和樹ラドゥーのニタァ……とする表情が間近で見られました。
男前が演じる悪い顔ってなんであんなかっこいいんや……。
ヴォン・ビッシング将軍の宮尾俊太郎さん。
やはり2幕冒頭のマタとのダンスシーンは圧巻ですね。
ダンスシーンだけでなく、パッと手を差し出した時のしなやかな動きにも見惚れました。
流石、やはり身のこなしが綺麗です。
春風ひとみさんのアンナがまさに心のオアシスみたいな存在で、マタとアンナのやり取りはどのシーンも心に響きます。
ラストシーン、マタとアンナが柵越しにいつものやり取りをするところで涙が溢れてきました。
あれは泣くわ……。
そこからのマタの大ナンバー、感情がぶわーっと揺さぶられました。
ちゃぴマタ、個人的にめちゃくちゃどハマりでした!
カテコの話で締めましょう。
カテコで幕降りる直前、みんなバイバイしてくれてる中で、和樹さんだけ深々おじぎ(90度直角)。
2回目に幕降りる時も、また深々おじぎ(90度直角)。
その様子がなんだか微笑ましくて客席から笑いが起こっていましたが、愛知のスターは誠実な男だなぁと誇らしく思った愛知県民でした。
地元ながら初めて中に入った劇場でしたが、綺麗だし音も良いですね。
アクセスも良いのでまたいろんな演目やってほしいな。
地元民特権で、事前に会場へ寄ってロビーの写真いっぱい撮ってきたので載せておきます。
タペストリーとかポスターいっぱいあってテンション上がりました♡
翌日の感想はまた別記事で!