遂に大千穐楽。

本当にお疲れ様でした。

観られて良かった。

しかも、今回は初の名古屋ミー。

名古屋飛ばしの洗礼を常に受けている者としては歓喜です。

 

それにしても、ものすごくちんまりとした手書きがいかにも地方って感じですよね。笑

 

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ちなみに大阪公演のレポはそれぞれ以下に書いてます。

 

1/19 松下洸平×柿澤勇人@大阪

1/20 成河×福士誠治@大阪

 

だがしかし、名古屋で観たのとやはりだいぶ違ったし、

自分の解釈が変わったところもありました。

 

 

さて、ペアごとに書きますのでまずは松柿ペア。

 

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この回は2階席で上手から観ました。

今回も思いつくままに書くので超長いよ!



【注】
思いっきりネタバレしてます。
一度もこの作品を観たことがない方、是非とも次の再演の機会に前情報なしでご覧いただいて、スリルを味わってみてください。

 



 

まず、これは両ペアに言えるのですが名古屋でも開演前の静寂凄かった。

そこから朴さんのピアノ。

「私」の登場、大阪は上手からだったけど名古屋は下手からで、

いつの間にかのそ~っと歩いてくるので最初分からなかった…。

 

 

冒頭、柿澤彼の登場シーン。

名古屋で観て思いましたが柿澤彼は松下私を包み込んでいるわけではないね。

近づいてじーっと覗いて、そこから一気に松下私を後ろへ引き上げていたね。

 

このときの「私」の反応もペアごとに違う。

松下私は本当に“来ないかと思ってた”からか、

彼を見て一瞬固まってから、ホッとする感じでした。

 

「前よりちょっと…」のときの松下私、

至近距離で柿澤彼を双眼鏡で覗こうとする仕草がかわいいー。

 

 

『僕はわかってる』

「彼」と約束した時の松下私、

「あぁ、こうしてまた彼に従ってしまっているんだな…」

って感じで背中丸めてて、

「本当に自分は彼のためならなんでもやっちゃうんだな」

とか思っていそうなオーラが出ていた。

 

そこからの柿澤彼が戻ってきてからのキスは、大阪のときとまた違ってて。

大阪のときは戻ってきた勢いそのままって感じでしたが、名古屋ではじっくりねっとりしていた。

 

柿澤彼が2回くらいくちづけてから悪戯に笑みを浮かべる。

それだけは一緒だったのですが、結構長い(というか多い?)気が。

なんだかおもちゃで遊ぶみたいに楽しそうにキスしてたよ柿澤彼。

しかも松下私もだいぶぐいぐいきてたし。

そして離れてから、松下私が名残惜しそうに柿澤彼の下唇を親指で優しくなぞっていた。

そのときの色気がとてつもなかったのです。

 

そんなシーン見せられたおかげで柿澤彼がマッチ投げる瞬間とか見てなくて(意識が飛んでいた)。

気付いたらいつの間にかマッチ箱をナイスキャッチしている松下私がいたよね。

ちょっと本当にあれは何だったんだろうか……

ってくらい、一番やばかったです(語彙力消失)。

 

 

『やさしい炎』

大阪で観た時のような松下私のべたべた感はなかったですが、

「私」の「おい」の言い方がこれまたペアごとに違う。

松下私は、「おいおい冗談だろw」ってニュアンスで、

「ほら」って彼に言われてから

「あ、やばいこれ冗談じゃないわ」って思って、声を整えて

「触ってください」って言ってた印象。

 

 

『契約書』で彼がニーチェの本を私に渡すふりして地面に落とすじゃないですか。

私が観た松柿は3回中2回、本が開かれた状態で落ちていたよ。

まぁ松下私がお行儀よく閉じてから拾い上げるので問題はないんだけども。笑

 

柿澤彼の「がっかりだなぁ」はおかきペアのライブ盤とだいぶ違いますね。

今回柿澤彼はあきれてため息つくようにがっかりしていました。

 

柿澤彼はカツアゲするみたいにナイフ出すんですけど、

どこから出したの?!って具合に瞬時に出していた。

そりゃ私もビビるよな。笑

「出せったら!!」の柿澤彼の圧が強かったです。

 

大阪では、「私」の血が付いたナイフを汚いものを触るようにズボンで拭ってましたが。

名古屋では、特にそんな感じはなく。

しかも指でちょんちょんと拭き取っただけで、そのまま自分の指も切っていた。

 

 

『スリル・ミー』

大阪で柿澤彼はガラクタ鞄から出すの丁寧とか書いたけど全然違ったw

「私」が歌ってる最中、「彼」は出した中身をまた鞄の中にしまい、その鞄を「私」に投げつけるじゃないですか。

なかなかチャック閉まらなくて、ちょっと(見てるわたしが)焦りましたがなんのことはなかったね。

むしろ緊迫感増して良かったわ。

 

対する松下私も、その鞄を1回地面に置き、また抱えてから場外へ投げるのがスリリングで良かったです。

柿澤彼の「やめろ!!!」の圧もすごかった。

 

 

その後、「彼」が殺人を思いつくシーン。

柿澤彼の

「おまえ。……以外で。」

の「以外で」の言い方がちょっと小馬鹿にしてる感じで最高でした。

柿澤彼のそういうとこがわたしはだいすきだ。

 

 

『計画』の最後、松下私が柿澤彼に身体を預けるシーン。

顔見えてないって大阪レポで書いたけど、ちゃんと右のほうに顔傾けてましたね。

でも、そのときの松下私の表情はやはり、ただ怖がってるだけの顔ではなかったぞ。

策士だわ。あざとい。

 

 

『スポーツカー』

柿澤彼はこの日も楽しそうでした。

「おかしくてたまんねぇぜwww」ってくらい、めっちゃ笑いながら子供を誘惑していたよ…。

「家はどこなの」の「どこなの↓」で一気に感情のない声に変わるとこ怖かった。

「www送ってwあげようwww」

ってな感じで超笑ってたし。

だいぶやばい人だったわ。

「いいなまえだね」は相変わらずいい具合に棒読みでした。

 

 

『超人たち』

松下私はリュック抱えてだいぶ前のほうまで出てきてた。

柿澤彼がロープ叩きつけるとこ毎回楽しそうで何よりです。最高。

「完璧な夜を過ごそう」「もう戻れない」の後、柿澤彼全然息上がってなくて超冷静。

 

 

『脅迫状』前、「どこにやったんだろう」って眼鏡を探す松下私、

ちょっと棒読みでわざとらしかったのが興味深かったです。

それを受けて柿澤彼は松下私の顔面に貼り付けるような勢いで松下私へ脅迫状を見せつけてました。

ここ、ちょっと柿澤彼が普通に楽しそうで、束の間のほっこりシーンでした。

(本当に束の間なんですけど)

 

 

この日の『僕の眼鏡/おとなしくしろ』も良い掛け合いだったー。

「私」の「やっぱりうまくはいかない」の後、柿澤彼の

「はぁっ?!?!」

が濁点付けたほうがいいくらいにめっちゃ強気でした。

新聞ポイはこの回も、別の方向に投げてるのに息ぴったり。流石。

 

 

警察からすぐに連絡がきて~と振り返る、54歳の松下私。

成河私の怖さは大阪で既に分かってましたが、この日は松下私の怖さも思い知りました。

「とても驚きました」の「驚きました」のあたりで、静かに不敵に、いきなりニヤリとしたんです。

こっわ……。

成河私はやばい怖さだったけど、松下私の確信犯的な怖さが一気に出ていました。

あのシーン、鳥肌立ちましたわ……。

 

 

眼鏡を落とした「私」のこと、「彼」が小馬鹿にするじゃないですか。

その時の柿澤彼がすごく笑いながら松下私のこと責めてた。

柿澤彼は本当に自分以外の人間は下に見てるんだなーっていうクズ感が出てて柿澤彼ほんと好き。笑

 

 

警察に全部話したと「彼」に告げた松下私。

「タイプライターの欠けたところと比べるだろうな」って台詞、松下私は完全な棒読みじゃなくて、

「もうあとはどうとでもなるでしょ。もう諦めなよ。」

みたいな気持ちで言っていたような気がした。

 

 

『俺と組んで』の柿澤彼はやっぱりまだ「私」より優位に立ってると思っている。

キスの前、後ろから松下私を包み込むけども、

福士彼ほど、ぎゅーーーって感じではなかった。

ため息をつくような、ゆったりとした感じでした。

そして相変わらず上から見た松下私が「無」になってて美しい。

 

 

『死にたくない』はやはり柿澤彼の狂いっぷりが素晴らしいね……。

特に、「悪魔たちが笑う」のところとか。

かっきーすごいわ……。

 

 

護送車のシーン、やはり松下私は柿澤彼に分かってほしかったんだなって。

「まだ分からないの?」が本当に寂しそうでつらい。

「奇妙な鳥が2羽……」では目を細めていて。

「もう離れられない。」では穏やかに微笑んでいて。

そこからの『九十九年』はやっぱり泣きそうになる。

つらい……。

 

 

最後、審議委員会で「あなたは晴れて自由の身です」と言われて松下私は

「じゆう……自由?」と言いますが。

“「彼」がいない自由”、か……

みたいな感情が松下私からにじみ出ていました。

「彼」がいないのに自由だなんて、と。

 

 

そして『スリル・ミー(フィナーレ)』。

 

松下私の「待ってたよ…!」は、

目を細めて安堵するように。

 

柿澤彼の「レイ」は、

つらくなるほど甘くて優しい声。

 

「私」の中の「彼」への想いが強く伝わってきました。

 

 

 

「彼」には「私」に対する愛がない、というかっきーの結論、

上手く言えないんですけども……

ラストの「レイ」って呼びかけるところがあまりにも優しすぎてつらいという点で、

あの「彼」は、「私」の心の中で今も生きている「彼」なんだと考えたら、この解釈は腑に落ちました。

 

そして、「私」は本当に「彼」のことがただただ大好きなんだなって純粋に思えるのが、松下くんの「私」でした。

だから本当につらいんだけど、つらいからこそ、これは“究極の愛の物語”として実在したんだなと。

『隠された真実』で「それ(動機)は彼と共に生きていくため」って歌ってるじゃんね。

なんて、今更ハッとしました。

あの曲の歌詞自体が、盛大な伏線だったんだな。

 

 

 

というわけで、松柿ペア、素晴らしい大千穐楽でした。

初演からのペアを観ることができて本当に良かった。

余談ですがわたくし、かっきーを知ったきっかけがスリルミーなのに、柿澤彼を観たのは今回が初なんです。

だから念願叶いました。

 

カテコでは何回目だったか、2人でハグ。

その次は、松下くんが「しーっ」ってやって、

すぐに静まったからか一瞬笑いが起き、

それから肉声で「ありがとうございました!!!」と。

 

最後の最後ハケるとき、

階段の裏側で2人が肩組んで背中叩き合ってるところを見て、

7年間の集大成を感じました。

 

なんか、かっきーのTwitterも松下くんのインスタも、最後のスリルミーみたいな雰囲気じゃないですか。

そりゃ他の俳優が挑むスリルミーももちろん観てみたいし、若手の実力も絶対つくと思う。

まぁまだ先のことは分かりませんが、もし、今回の公演が彼ら最後のスリルミーだったとしても、

次に再演の機会が訪れて、再び彼らのスリルミーを観られたとしても、

今回のスリルミーを観劇できたこと自体が、幸せだったなって思います。

大楽後の2人のコメントが全てを物語っている。

 

 

かっきー、松下くん、朴さん。

この3人の息ピッタリなスリルミー。

最高のものを魅せていただきました。

 

本当にお疲れ様でした。

感謝しかない。