九州真ん中あたり旅行 3日目
実はよく眠れませんでした……。
寝てても異常に暑い。
そしてあんまり暑いんで空調やろうかって思ったけど、あんまり効かない。強さも強と弱しかないし……。
みんなよく寝てるけど2人とも足出して寝てるから暑いんだろ、これは。ガタガタ言う空調だけど仕方ない、ずっとかけていよう。
というわけであんまり静かじゃない空調を2時間かけていたんだけど眠れなかった。仕方ないのでずっとかけっぱなしにすることにした。
眠れない……ここに来てもまた一睡もできないというのか。時間は見てないけどおそらく深夜2時は過ぎている。えーい、だったらまたしても一睡もしないで寝てやるわーっと思ってたら、たぶん3時ぐらいに寝てしまった。よく寝た記憶はないけど、2時間ぐらいは眠れたと思います。
6時起き。7時から朝飯ですたい。
一応バイキング形式となっております。あまり食べないわしにとってバイキング形式はいいことなんですが、偏食野郎のサガゆえか、変なものばかり持ってきてしまうんだよね。
まず野菜を食べない。おかずっていうおかずが食べたくないんだよね。あれば食べるんだけど。
そしてコーンフレークがあったら食べる。ヨーグルトも好き。パンも食べたい。おかゆも食べたい。味噌汁も食べたい。オレンジジュースが飲みたい。納豆食べたい。海苔食べたい。
結構無茶苦茶っす。
8時に地獄谷へ。
地獄谷って言っても本当に地獄に行くわけじゃなくて(当たり前だ)、温泉みたいなのがぼこぼこ湧きあがってるのを地獄谷って言う……のかな、よくわからん。雲仙温泉にもあったけど、すぐ後ろに。
おお。
おおお。
おおおお。
山地獄はどの辺が山なのかよくわからんけど(行ったところではぱっとしなかった)、とにかくぼこぼこして湯気がすごい。最初の写真です。
海地獄はその名の通り水が青く、湯気の量も半端ない。3番目の写真です。
そして坊主地獄……ってネーミングがスゲェな。ぼこぼこ泥みたいなところから湧きあがってるんですが、それが丸いから坊主みたいに見えるのかな。これは見てると結構不気味でした。2番目の写真です。
そしてなぜか山地獄の近くには小さな動物園みたいなのがあって、クジャクやフラミンゴがヒマそうにしてました。これ、フラミンゴなんて網も何もなくて脱走しないのかな……。
カバは人間が来るとエサがもらえるとわかっているので、大きな口を開けて待っているのです。その姿はかなり間抜けに見えましたけど。
ラマもいたんだけど、ここのラマはいつも不機嫌で、機嫌が悪いとつばを飛ばすらしいので近寄るなとガイドさんが言っていました。まったくそのとおりでつばを飛ばしまくっていました。
特に看板がなかった地獄。
血の池地獄っていうのが遠くにあっていけなかったんだけど、そこと似たようなとこで真っ赤でした。
土産モン屋さんに少し寄ってから湯布院に行きました。
今日は朝から雨が降っていたんですが、ここに着くころにはもっと強くなっていて観光気分にはなれませんでしたねえ。
湯布院って言っても温泉に入るわけじゃなく、また、温泉まんじゅう屋やその土地の観光物産みたいなのを見るわけでもなかったです。
なんつーか、よくわからん店が立ち並ぶテーマパークみたいなところでした。
わしが行ったのは民芸村っていうところで、いわば伝統工芸品はこうやって作るんだぜ、とか、昔の人の暮らしぶりはこうだったんだぞ、とか紹介してくれる場所でした。
別にそれを見るのは構わないのですが、移動が普通に外を歩くんで、いちいち傘をさしたり閉じたりしなければならなかったのが面倒でしたね。折りたたみ傘だから余計で。しゃーないっていえばしゃーないです。
ここが終わるとどっか観光地はないのか、みんな行ってるのは金鱗湖っていう小さな湖だとか。まあ、とりあえず行ってみよう。
ここは朝霧がとてもきれいな場所らしいですが、朝でもなくむしろ昼間だし、しかも雨だしってことで、湖を見ても何の感想も起きませんでした。強いて言えば、でかい水たまりだな……と。
ほかにも猫グッズがいっぱいある猫の店みたいな場所や、はちみつ専門店や、オルゴールばっかの店とか行ったけど、最初に言ったとおり温泉のおの字もない湯布院に来ちまったんだと思っていささか変な気持ちになりました。
しかも九州は中国や韓国からの観光客がとにかく多く(近いしね)、さっきの地獄谷ならともかく、こんなわけのわからん店行ったりその辺にありそうな湖を見たりして楽しいのかな、と日本人として思っちまうんだけどいかがでしょう?
それともこういうわけのわからんけどファンシーな店をのぞくことも日本文化なのか、と難しく考えてしまいます、ホントに。
とりあえずはちみつを2個購入しました。家にあるはちみつは、もう固まっちまって湯煎にするのもなあという状態なので。
12時頃にお昼に行きました。
ここはお菓子屋さんも兼ねている料理屋さんで、わしは唐揚げ定食みたいなもんを頼みました。
なんでもこの辺は唐揚げ専門店ってのが結構あるそうで、みなさん自分で唐揚げを作らずに買ってくるのが主流らしいですが、確かに別府にいたとき唐揚げ専門店を見つけて、唐揚げしかやってないのか、と妙に感心しました。
ここで人より早くトイレに行こうってんでトイレに行って出てくるとき、スリッパそのままはいてきて途中で気付いて戻しました。みんなはだしなのにどうしてわしだけスリッパをはいてるんだと思ったら……。
最後の観光地、吊り橋でござる。名前はなんていうんだったっけかな。九重吊り橋だったかな、忘れてもうた。
とりあえず日本で一番長い吊り橋であり、地上からの高さがもっとも高い吊り橋であります。
わしは修学旅行で九州に行ったとき、日本で地上からの高さがもっとも高い吊り橋に渡った記憶があるんだけど、どこで渡ったのか記憶がなくなっていました(何でも忘れてしまうな、ホント
ただ、修学旅行で大分に行った記憶がないので、どうやらここではない、でも、一番高い吊り橋だった記憶はある、あの高さは忘れてはいないのに……と思ってたら、この九重の吊り橋は今から数年前にできたばっかのほやほやさんの吊り橋だったことが判明し、そしてわしが昔行った吊り橋は照葉吊り橋という昔日本一だった吊り橋だったみたいです。
なるほど、できたてなら行ったことないや、じゃあ行こう、というわけなんだけど、そこの吊り橋は傘をさすのが禁止されていて、雨が降っているのなら合羽を買って渡るしかないんです。
合羽は吊り橋の前の売店に売ってるそうですが、合羽着てまでして行くほどのものなのかな……と親は途中で行くのをキャンセルしました。雨だというので、キャンセルする人が続出して半分も行かないことになってしまいました。
わしと姉はとりあえず行くことに決めました。せっかく来てるのなら、雨でもいい合羽でもいい、自分の目で見て身体で何か感じるものがあるのかもしれない、と。
が。
あいにくの霧。
何も見えねー!!!!!!!!!!!!!
ええと、天上の神様はわしらに嫌がらせでもしてるんでしょうかね。
雨合羽着てまでして来て、霧で見えませんって意味なくねーか。
とりあえず渡れないことはないらしいので渡ることにする。
わしは生まれてこのかた、合羽を着たことがたぶんないので(記憶にないだけかもしれない)、これが第1回合羽記念ということで。
うーん、何も見えない。
ひたすらひたすらもくもくと橋を渡るしかありません。下も見えません、風景も見えません、なんだこりゃ。
しかし下が見えないってのはなんとも怖いですよ。下が見えたほうが怖いに決まってるかもしれませんが、何があるかわからない、想像するしかない、わからないというのが一番怖いんです。
というわけでさすがのわしも少々怖くなってきたので、日本の吊り橋建築が簡単に崩れるわきゃねえ、と日本の物づくり産業を信用して、下が見える網の部分とかも堂々と渡りました(何も見えないけどな……
吊り橋を渡りきっても出口とあちらから入る用の入り口があるだけで戻るしかありません。そういや今まで長さ日本一の吊り橋は行っても何もなくて帰ってくるしかなかったですね、そういや(家からそう遠くないところにあるので何度か行ったことがあります
戻る頃には少し霧が晴れてきて、滝なんかが見えました。下も少々見えましたが、本当に少ししか見えませんでした。秋になると紅葉がきれいでいっぱい人が来るらしいですよ。
そんなわけで最後の観光地も終了。
高速使って佐賀県まで戻り、佐賀空港18時20分ごろの飛行機に乗りました。
これがまた揺れる揺れる。雨だから天気が悪いってのもあるんだけど、揺れる飛行機はおっかなくて仕方ない。早くH空港に着けーと祈ってばかりいました、安定飛行に入るまでは……。
20時10分ごろに空港に着きました。ここに来るとでかい空港だなって思うけど、でかすぎて一体どんだけ歩けばいいんだって思っちまいます。5分歩いても荷物のロータリーのとこに着かないってどういうことなんだ?
またしても最初来たメンバーでマイクロバスより小さいバンみたいなのに乗って帰ります。ああ、帰るのは一体いつになることやら。
車に揺られて眠くなり、またしてもなまったおじさんの辺りは寝てしまい。そしてわしらを含めて乗客6人(添乗員さんを含める)になったとき、もう眠いんで座りもせずに座席にごろんと転がってぐうぐう寝てしまいました。
起きたときにはすでに次の日になっていました。ああ……。
途中事故があって、どうしてこんな道で人がひかれるんだ?と思うような事故現場に遭遇しました。人が担架に乗せられていたそうですが、わしはそういうのを見ると気分が悪くなりそうだったので目を背けていました。ひかれた猫だって見たくないのに……。このことは翌々日の新聞に載ってましたが、ひかれた人間は横断歩道もない国道を渡ろうとしていたらしいです。こんな夜中に爺さんが(爺さんだったんだ)何の用だよ?と思いたくなりましたよ。皆さんも夜中に用事があって外出しなければならないときは、必ず横断歩道を渡って明るい服装で出かけてくださいね。夜は本当に見えないんだから。
それから30分もしないうちに駅前に到着しました。添乗員さんは最後のお客を見送ってから、バスの運転手さんにわしらがいる駅前まで送ってもらって、そこの駐車場に停めた車で家に帰るそうですから、帰るのは2時だか3時だとか言ってました、ああ……。
わしは添乗員になんて絶対になるまいと思いました(なれねーな、海外とか行きたくないし
家に帰ったのは12時半。それから風呂に入り、明日の準備……じゃなくて今日の準備をして1時半頃には寝ました。
そして、7時に起きてバイトに行きました……もっと寝たかったけど、ぐっすり寝たんでそんなふらふらじゃなかったです。
でしたー。
じゃあ通常に明日から戻ります。





