カフカの絵本 | わっしー様の有難きお話部屋

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半ヲタわっしーさんが、バイトしてるヒマな本屋の話をしたり、ゲームやマンガをダメ出ししたり、ヘタ絵やぶっ壊れたマンガを掲載したりと、もりだくさんで内容は薄いブログ。

はいどうもわっしーです。

今日は休みだー。

色々やってかなり疲れてしまった。



昨日は自分用クリスマスプレゼントを買ってきた。

別にプレゼントじゃなくてもいいんだけど、クリスマスが近いっていうそんだけな理由。




カフカの絵本/小学館
¥1,575
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えーと。


これを買うにあたって山よりも深く、海よりも高い事情がありまして……。


ながーく説明すると1年前に店に来たFAX、とかいうところまでさかのぼっちゃうし、以前ブログでも言ったような気がするからやめとく。かいつまんで説明します。



ことの起こりはこの前東京に行ったとき、本屋に立ち寄った、という話はご存じのとおり。

え、また本屋かよ、この前借りた「羊男のクリスマス」と同じじゃねえか、と言われるとそうなんです。


都会の本屋さんは岩波文庫があっていいなあ……とフラフラそのコーナーまで歩いて行ったらあったんです。




カフカ寓話集 (岩波文庫)/岩波書店
¥693
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すげぇすげぇ、岩波スゲェってことで立ち読み。


ぱらぱら……。





わかんねーよ。




おらさ、短編でダメだったから、こういうちっとはおとぎ話ちっくなのなら読めると思ったんだよ。

甘かったよ……大海人皇子より甘かった。

たった3行とかで1つの作品とかありえねえし、何考えてたんでしょうね?

「変身」がいかに読みやすいか……これがみんなに読まれてる理由は、まだ読んで理解できるから、なんじゃないでしょうか、たぶん。いきなり虫になろうがまだいいほうだ。



というわけで本を棚に戻す。いきなりこれ買ったら果たして読めるんだろうか……(買おうと思ってた



というわけでふと思い出す。ああ、そういやアマゾンさんで絵本があるとかいうのを見たなーと。


もうそっち買ってハードル低くしてからそっち読んだほうがいいんじゃね?と。



というわけで注文して買ってきた。

まだ中身を見ていない段階で色々とほくほくしている。



帯がついてるんでっせ(笑



もうこれだけでうれしくなっちゃう。

中身はともかく、帯があるだけで価値は上昇しますよ。

本を買うといつも破けた袋とかに入れてくるんですが、これに限ってキレイな袋に入れてきた。この袋に保存しとこう、ということで。




そういうわけで昨日ぱらぱらめくる。

絵本だし、3つしか作品がないからすぐ読めちゃうだろうってことで……。





……。








わかんない……。




いや、まずいだろ。

絵本でわかんなかったら永久に理解不能ってことじゃねえか。


1つめはこうのとりの話。

2つめは空中ブランコの話。

3つめは羊猫の話。


これを選んだ理由はなんなんだろう……かろうじて羊猫さんはいいとして。




まあ、しゃあない、カフカさんの作品はこんなもんなんだ、とはわかってたけど、なんのこっちゃになるのはやはり悲しい。

中身はすでにあきらめるとして(え)、絵とかはどうだろう。


まず、これ、子供読めません。なんでって……漢字に振り仮名ふってねーんだもん。

辛うじて小学校6年生が読める程度か。完全に大人向けなんじゃないのか?


絵のほうはというと、買う前からわかってなしたが、「ダレン・シャン」と「デモナータ」の絵を描いてる人の絵。

というと、かなり濃いことは想像してましたが、いやあ、濃いね(笑

何を隠そう、わしは濃い絵、リアルな絵が苦手なのだ。困ったな。



わしの大好きな「不思議の国のアリス」。家にある本は出版された当時の絵を使っているのでリアルリアル。

その中でもいかれ帽子屋がかなりリアルに描いてあったので、幼稚園生だった当時のわしはおっかなくて本を開くことができなかった。

小学校高学年までその本があることが恐ろしく、目の前を通り過ぎることも、近くにあることも怖かった(本は襲ってこないけど

今じゃ普通に見れますけど、これは怖いよね……と思います、はい。



というわけで、もちっと親しみもてる絵がよかったんだけど……。

どうせなら本格的な子供向けの本作ってもらいたいっすよね。

なんつーかな、こうポップな感じの絵で……。




新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫)/アスキー・メディアワークス
¥588
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こんなん。

角川つばさ文庫は青い鳥文庫と比べてあんま売れないんですが、これだけは突出して売れるんです。

きっと絵柄がかわいいからだと思います、はい。

これなら子供も読んでくれるよね。わしのように怖くてびくびくする必要もないもん。




っつーわけで、誰かもっとかわいくてわかりやすい本出してくれませんかね……。

といっかいのブロガーが言ったところで無理な話っすよね。

せめて絵はなくてもいいからもっとわかりやすく……舞姫を文語体ではなく口語体で訳すような感じで(無理か、無理だよな




と思いました。

まあ、買ってしまったものは仕方ないのでたまにめくります、ぱらぱらと。

でも人にはやれないな……。




これでわからないから、もう岩波文庫の買ってしまいましょうか。

やけ買いみたいな感じで。

個人的に「バケツの騎士」が気になります。題名だけなら惹かれますよ。

買うなら来年ね。





しかし今年はムラカミさんとカフカさんの本ばっか読んでたような……いや、そうでもないか、ただ小説家さんとして好きなだけかもしれません、はい。



来年はどんな本読むんでしょうね。


じゃあ、よいお年を(まだだよ