お母さん、その花は「オオイヌノフグリ」。 -9ページ目

お母さん、その花は「オオイヌノフグリ」。

穏やかな春の日、咲き誇るタンポポの側で可愛らしく青い小花達、母はこの花が大好きと、当時小学生の息子に呟くと、彼は気の毒そうに花の名前を教えてくれました。日々の暮らしの中の思いがけない「落ち」のある生活のよもやま話。

12,3年くらい前から、物忘れが激しくなって、徐々に進行してきた母。

母と暮らす独身の兄が、定年を迎える少し前から、足腰も下の方も大変になって、デイサービスの方にも大変ご迷惑をお掛けし、助けて頂いてきた。

だけど4月中旬に、朝、デイサービスに出掛けるのに動けなくなり、救急から小脳梗塞と診断されて入院した。

兄から連絡を受けた時、命に関わる程ではないからと言われたので、私はすぐには駆け付けなかった。

だけど。

コロナで病院は面会が出来なくて、一度も会う事が出来ていない。


最初の病院から、転院したリハビリ病院でも同じであり、兄は、着替えを持って行っても看護師さんに渡すだけで病室にも近づけないと嘆いている。


昨年、義母も圧迫骨折でリハビリ病院に入院したが、やはりコロナで面会は出来なかった。


けれど認知症ではないので、義父や自分の姉妹に携帯で頻繁に連絡していて、様子を知ることが出来た。


救急病院で、兄がまだ付き添う時でさえ、何故自分がベッドに寝かされているか理解出来ず、何度も尋ねていたそう。でも、食欲もあり、比較的元気だと言われていた。


先日、兄がリハビリ病院に、母の経過についてのミーティングに行った。


小脳梗塞の影響で、認知症も進行している。あまり身体を動かさない、動きが鈍い。との事。

体重は私が正月にスーパー銭湯で計ったときより3キロも落ちている。


自分で状況を理解できずに、不安な日々を送っているだろうな。


兄や私の事はまだ覚えているだろうか。


義母の様に携帯が使える訳でもなく。


認知症も、身体の様子も一目見る事さえ出来ない。


こんなところで、コロナの影響を思い知らされる。