慶応義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科って? | SDMのブログ

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慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント(以下SDM)ってどんなとこ?


第一回目は、私O.Yが
今日はSDMがどのようなところなのかということを
なるべく皆様に簡単にわかっていただければと思い「私なりのSDMとは」をここで綴らせてもらいます。

①SDMって?
 SDMは分野横断的な大学院で、すべての学問を統べることのできる人材の育成を目指す大学院です。そして学問の多くの領域に精通し、複雑かつ大規模な問題を解決してゆくために先頭にたてる人材の育成を目指しているのです。要はSDMでは、機械工学、宇宙工学、人文社会学、商業学、哲学、政治学、法学などすべての学問に精通することが求められます。「これからは連続スペシャリストの時代だ。」なんて言ったロンドン・ビジネス・スクールの教授であるリンダ・グラットンの言葉を地でゆく大学院です。例が適切かはわかりませんが、スポーツで言うのなら柔道金メダリストに、カーリングでも、スキーダウンヒルでも、金メダルをとれるように本気で育てる・・・育てることができると考えているような大学院です。恐ろしい。


②システムデザインマネジメントで2週間学んでみて・・・

 これだけ聞くと大変そうですよね・・・正直大変です。ビジネス、思考法、工学、政治学、ビッグデータなどなど毎日違う分野の勉強に追われることになります(苦笑)。意識が高ければMBAを取得できるカリキュラムを持った慶応義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)の授業だって取れちゃうんです。文学部出身の私は正直なところ・・・プログラミングとかビジネスシュミレーションとか全くといいといっていいほど理解できませんが・・・やるしかないのです。もちろん文系だけでなく、理系出身の方も多く、社会人も新卒も半々。留学生も多くいます。日本語で全くわからない工学の話をしたかと思うと、次は英語でエスノグラフィーの話を聞くなんてザラです。しんどいですが、心地よい疲労感を得ることができますし、やはり自分の知らない世界が見えるというのは面白いのではないでしょうか。

③まだまだ上に行ける
 これだけでも満腹ですが、さらに「もっともっと私はできる!」という人にはまだまだ上に行くことができます。例えばSDMには非常にすばらしい留学システムがあります。マサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、デルフト工科大学、などなど・・・世界に冠たる大学へ留学できちゃうのです。ちなみに以下が世界の工科系大学ランキングです・・・



http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2013-14/subject-ranking/subject/engineering-and-IT参照 『the world university ranking』 2014年4月15日

これらの大学は、恐ろしいことに・・・すべて東京大学よりランキングが上なのです。それにくわえて留学先での学費が基本無料ということです(どこで学ぼうがいくら授業をとろうがパケホーダイ!)。どうやら、SDMは、一人の人間に、すべての学問で世界最高峰の金メダル級の教育を真剣に実施しようとしているようです。

④てことは、入学は難しいの?
 正直言うと入学するために必要とされる学力はそこまで高く無い(?)と私は思います(もちろん普通に大卒というだけでは難しいかもしれないが)。どちらかというと熱意の有無を問われる気がします。ただ、入学するのは簡単でも、出るのは難しい(?)といった類の教育機関ではないかと感じました。毎回必ず課題があり、それをしっかりやらないと次の授業はついていけないようなことが多く、アメリカの積み上げ方式のような感じがしました。

つまり、本当にすべての分野でスペシャリストとなり、複雑で大規模な問題を解決したいという気概のある人にとってはうってつけの大学院ではないでしょうか?もし興味があるのなら、このSDMに一度訪れてみるといいと思います。なにか見えるかもしれません(笑)。


以上。何かこの文章から将来を掴めたのなら幸いです。


慶応義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科
修士課程1年 O.Y.82433102