暑い日が続きますね。

今日は連休の初日なのに、暑すぎてどこにも行く気になれません。

最近忙しい日が多かったので、今日はダラダラと家で過ごそうと思います。

 

今は長男が買い物に出かけ、次男は部活へ、夫は昼寝をしています。

今夜は兄弟で『かがみの狐城』のアニメ映画をお菓子とジュースを用意して観るそうです。

そして明日は長男はMrs. GREEN APPLEのライブに出かけ、次男は友達とプールに出かけるとのことです。

毎日のように部活があって忙しいのに二人ともその合間に花火やお祭り、サッカー観戦なんかにも行って夏を満喫しているなと思います。

若いって元気でいいですね。

私はどこに行きたいかな・・・。

あ、行きたいところあった、これだ。

 

SIREN宴

今、ナンジャタウンで開催されているイベントです。

屍人(しびと=SIRENで言うところのゾンビ)から逃げながら廃屋脱出を目指すウォークスルー型ホラーアトラクションだそうです。

 

私、このブログで書いたことがあるかもしれないのですがホラゲーの『SIREN』が大好きでして。

今では私の愛読書、小野不由美さんの『屍鬼』を読もうと思ったのも、廃墟に魅力を感じるようになったのもこの『SIREN』がきっかけなんですよね。

 

これを遊んでいた当時はまだ子どもを産んでいなくて、しかも夫は帰りが深夜だったり、出張に出かけていたりと仕事が超ハードだったので、仕事から帰ってきたら一人で夜を過ごすことが多かったんです。それでこのゲームを毎日黙々とひたすらやっていたんですよねー。

 

日本の寒村を舞台にした群像劇型ホラーゲームで、ストーリーを追いながら謎を解き明かしていくっていうミステリー要素が含まれているのが面白かったです。小学生から老人まで色々なキャラクターをプレイするのですが、みんな何かを抱えていてそれが理由で思いもしない行動を取ったりするんです。ホラーゲームといっても助かるために逃げるか、助かるために倒しに行くかの二通りのキャラクターだけではないんです。それとは別の方法をとった3人のキャラクターの生き様が印象に残りましたねぇ。本当によく練られたストーリーでした。

 

このゲームが誕生して今年で20年だそうです。今年の夏は家族4人でどこかに出かける予定なのですが、できたらこのイベントを見に行きたいな。私がしたことのある推し活ってSIRENぐらいですからね。長男が生後数ヶ月の時にSIREN展覧会にベビーカーを押して行ったくらいSIRENが好きなので。お化け屋敷は苦手ですがSIRENのお化け屋敷なら大歓迎です。行けたら後日ブログに書きます。

 

さて話は変わって先週この本を読み終わりました。

 

 

未明の砦

 

あらすじはこちら↓

その日、共謀罪による初めての容疑者が逮捕されようとしていた。動いたのは警視庁組織犯罪対策部。標的は、大手自動車メーカー〈ユシマ〉の若い非正規工員・矢上達也、脇隼人、秋山宏典、泉原順平。四人は完璧な監視下にあり、身柄確保は確実と思われた。ところが突如発生した火災の混乱に乗じて四人は逃亡する。誰かが彼らに警察の動きを伝えたのだ。所轄の刑事・薮下は、この逮捕劇には裏があると読んで独自に捜査を開始。一方、散り散りに逃亡した四人は、ひとつの場所を目指していた。千葉県の笛ヶ浜にある〈夏の家〉だ。そこで過ごした夏期休暇こそが、すべての発端だった――。

人生とは、働くとは何かを深く考えさせられる本です。

4人に絆が芽生えるシーンから日本の労働環境について知識を深めた4人がある出来事をきっかけに行動を起こすシーンまでがとても丁寧に描かれていて、それがあるからこそラストの工場のシーンに胸が熱くなりました。

 

労働問題という重いテーマを扱いながらもエンタテインメント性のある仕上がりになっているのは太田愛作品ならではですね。

ある1つの行動や声が周りの人々を少しずつ巻き込んでいき、いつの間にか大きなうねりになってクライマックスになだれ込んでいく感じは『犯罪者』や『『天上の葦』でも味わったワクワク感を思い出させてくれましたね。全てが終わった後の、静かでしみじみとしたエピローグにも感動しました。読んで良かったです。

 

今日はこんな感じです。